百五銀行/ 定期預金金利・住宅ローン金利・手数料・店舗ATM数比較

百五銀行ロゴ
オススメ度:
2
社名:
百五銀行
創業:
明治11年(1878年)
本店:
三重県津市岩田21番27号
展開地域:
三重県他
総資産:
4兆3,939億円(2012年現在)
自己資本比率:
12.5%

百五銀行は出張等で提携している銀行を利用するのであれば有利だが・・・

百五銀行とは、明治11年に設立された第百五国立銀行という明治期に設立された銀行を起点としている。総資産は三重県内ではトップの規模の4兆円で、全国の地銀でも20位前後の規模の銀行だ。近年の業績は、預金は増加しているが、三重県内の中小企業の業績が左右してか企業向けの貸出金が微減傾向にある。自己資本比率(自己資本比率が高いほど負債・借金が少ない)は12.5%で、他の三重県を中心に展開する三重銀行の11.1%、第三銀行の9.9%は上回る。全国の地方銀行の平均が11%のため全国レベルでも、優秀な財務内容といえる。

百五銀行の各種サービス

ATM手数料の相互無料化は進んでおり、愛知県内で主に展開する十六銀行や愛知銀行や中京銀行、岐阜銀行、三菱東京UFJ銀行の他、三重県内の5つの信用金庫にJAまでも提携しており、平日昼間であればATMの出金手数料が無料になる。また、クレジットカード一体型のキャッシュカードで時間外手数料無料、振込み手数料の割引サービスも受けられる。

その他、表紙に子供の写真を入れられる普通・定期預金のセットの通帳「ゆめ・ぽっけ」、土日に税金・公共料金支払いに口座開設までできる「ど・にちバンキング」というサービスを行う店舗もある。

さて下図では、三重県内で展開する他の銀行と、2013年現在の5年ものの定期預金の金利・10年固定の住宅ローン金利・手数料・県内での店舗ATM数等を比較した。振込み手数料が2段の場合は上段は3万以下、下段は3万以上とした。また、ゆうちょ銀行は月6回以上の振込みで手数料110円が発生し、みずほ銀行の定期預金の金利はネット支店なら0.14%と0.16%に上昇する

銀行名 百五銀行 三重銀行 第三銀行 ゆうちょ銀行 みずほ銀行 三井住友銀行 三菱東京UFJ銀行
定期預金金利
(300万未満)
0.03% 0.03%
※0.15%
0.03% 0.06% 0.03%
※0.10%
0.03% 0.03%
定期預金金利
(300万以上)
0.04% 0.04%
※0.15%
0.04% 0.06% 0.04%
※0.10%
0.04% 0.04%
大口預金金利
(1000万以上)
0.06% 0.06% 0.06% 0.06% 0.05%
※0.10%
0.05% 0.06%
退職金
特別金利
2.0%
※3ヶ月
2.0%
※3ヶ月
2.0%
※3ヶ月
- 1.6%
※3ヶ月
1.5%
※3ヶ月
1.4%
※3ヶ月
住宅ローン
金利
~3.1% ~3.1% ~3.0% ~4.2% ~3.0% ~3.6% ~3.6%
振込み手数料
(同銀行)
無料※
105円※
52円※
105円※
100円※
100円※
無料※ 105円※
210円※
105円 無料
振込み手数料
(他銀行)
210円※
420円※
210円※
420円※
400円※
400円※
210円※
420円※
210円※
420円※
210円※
420円※
210円※
315円※
同行ATM
出金手数料
無料~
105円
無料~
105円
無料~
105円
無料 無料~
210円
無料~
105円
無料~
105円
店舗ATM数
(県内)
270 146 167 457 3 0 17
コンビニ
三重県の定期預金の比較表(百五銀行・三重銀行・第三銀行・ゆうちょ・みずほ・三井住友・三菱UFJ)

上図の通り、百五銀行の通常の定期預金の金利は店頭では他行と同等だが、三重銀行・みずほ銀行がネット専用口座で金利上乗せをしているため、その点で他行の定期預金に劣る金利といえる。退職金で運用する場合には他行と同等の高金利で運用することが可能となっている。その他の数字では、住宅ローン金利も他行と大きくは変わらず有利な面は見られない。3万円以下で同銀行に振り込む際には手数料が無料となるためお得だが、それもゆうちょ銀行が完全無料にしている点からすると物足りない数字だ。

結論としては、三重県内では通常の定期預金・ローンを組むには金利面でのメリットはなくオススメできそうにない。ただし、退職金で運用する場合には問題なさそうだ。または出張等で三重県外に行くことが多い人であれば、多くの提携先の銀行を利用することで手数料の削減(コンビニでなく提携金融機関を利用)できるため、そういった人には使い勝手はよさそうだ。