肥後銀行/ 定期預金金利・住宅ローン金利・手数料・店舗ATM数比較
- オススメ度:
- 社名:
- 肥後銀行
- 創業:
- 大正14年(1925年)
- 本店:
- 熊本市練兵町1番地
- 展開地域:
- 熊本県他
- 総資産:
- 3兆9,295億円(2012年)
- 自己資本比率:
- 13.3%
肥後銀行は定期預金・ローン金利などで有利な数字は存在していなかった!
肥後銀行は明治12年に設立された第百三十五国立銀行という銀行を起点としている。総資産は熊本県内ではトップの規模だ。ふくおかフィナンシャルグループの一員である熊本ファミリー銀行にはグループ総計で考えれば劣るが、単体では熊本県随一となる。自己資本比率(自己資本比率が高いほど負債・借金が少ない)は13.3%で、他の熊本県を中心に展開する熊本ファミリー銀行の10.7%を上回る。全国の地方銀行の平均が11%のため全国でも優秀だ。
熊本ファミリー銀行と同様に他県の銀行とのATM手数料の相互無料化は進んでおり、「九州ATMネットワーク」により福岡銀行・西日本シティ銀行・筑邦銀行・佐賀銀行・大分銀行などで平日昼間は無料となっている。ただし、熊本ファミリー銀行とは異なり、ゆうちょ銀行は利用は可能だが、平日昼間は無料になっていない。
その他、他行同様に子育て応援定期や、クレジットカード一体型のキャッシュカード(ハモニカ)を発行してATM時間外取引が無料になるサービスを展開している。
さて下図では、熊本県内で展開する他の銀行と、2013年現在の5年ものの定期預金の金利・10年固定の住宅ローン金利・手数料・県内での店舗ATM数等を比較した。振込み手数料が2段の場合は上段は3万以下、下段は3万以上とした。また、ゆうちょ銀行は月6回以上の振込みで手数料110円が発生し、みずほ銀行の定期預金の金利はネット支店なら0.14%と0.16%に上昇する
銀行名 | 熊本 ファミリー銀行 |
肥後銀行 | ゆうちょ銀行 | みずほ銀行 | 三井住友銀行 | 三菱東京UFJ銀行 |
---|---|---|---|---|---|---|
定期預金金利 (300万未満) |
0.04% ※0.1~0.2% |
0.03% | 0.06% | 0.03% ※0.10% |
0.03% | 0.03% |
定期預金金利 (300万以上) |
0.06% ※0.1~0.2% |
0.04% | 0.06% | 0.04% ※0.10% |
0.04% | 0.04% |
大口預金金利 (1000万以上) |
0.06% ※0.1~0.2% |
0.06% | 0.06% | 0.05% ※0.10% |
0.05% | 0.06% |
退職金 特別金利 |
2.0% ※3ヶ月 |
2.0% ※3ヶ月 |
- | 1.6% ※3ヶ月 |
1.5% ※3ヶ月 |
1.4% ※3ヶ月 |
住宅ローン 金利 |
~3.0% | ~3.2% | ~4.2% | ~3.0% | ~3.6% | ~3.6% |
振込み手数料 (同銀行) |
無料 同グループ含む |
52円※ 105円/210円※ |
無料※ | 105円※ 210円※ |
105円 | 無料 |
振込み手数料 (他銀行) |
210円※ 420円※ |
367円※ 525円※ |
210円※ 420円※ |
210円※ 420円※ |
210円※ 420円※ |
210円※ 315円※ |
同行ATM 出金手数料 |
無料~ 105円 |
無料~ 105円 |
無料 | 無料~ 210円 |
無料~ 105円 |
無料~ 105円 |
店舗ATM数 (県内) |
131 | 272 | 567 | 2 | 1 | 1 |
コンビニ | △ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ |
上図の通り、肥後銀行の定期預金の金利は他行と横並びでメリットがない。熊本ファミリー銀行はインターネット申込みで金利アップする定期預金が存在する一方で、肥後銀行にもインターネット専用の定期預金が存在するが金利上乗せが存在しない。また、退職金でのプレミアム金利が設定された定期預金もあるが、この数字も熊本ファミリー銀行と同等でしかない。住宅ローンや各種手数料を見ても特段のメリットが見受けられない。特に振込み手数料が高額で、肥後銀行間でもキッチリ徴収される。
結論としては、熊本県内では数字面では特別なメリットは無く、定期預金・ローンを組むには熊本ファミリー銀行の方がオススメできそうだ。ただし、熊本ファミリーの場合にはインターネット経由の申し込みとなる点には注意したい。また、退職金の場合は同等の金利のため活用する手はあるが。。。