金沢信用金庫/ 定期預金金利・住宅ローン金利・手数料・店舗数比較

金沢信用金庫ロゴ
オススメ度:
1
社名:
金沢信用金庫
創業:
明治41年(1908年)
本店:
石川県金沢市南町1-1
展開地域:
石川県
総資産:
5,293億円(2018年現在)
自己資本比率:
10.2%

金沢信用金庫は定期預金はカラッキシだが他の面で!?

金沢信用金庫は2010年6月から信金中央金庫による支援を受け、店舗・人員の削減を5年計画で経営健全化してきた。その結果、自己資本比率は6%台から10%まで回復したが、総資産は数百億円減ってしまった。以下、北陸銀行を石川県内に店舗を持つ他の銀行と金利・手数料・店舗数等で比較した。

金沢信用金庫の各種金融商品

2018年に創業年1908年(明治41年)から100周年を迎えたが、特に目立ったキャンペーンは存在しない。経営健全化は数年前よりかは進んだが、未だ状況は芳しくはないのかもしれない。現在、定期預金関連では退職金専用定期預金があるのみで、退職金で定期預金を組めば3ヶ月ものだが金利が0.8%上乗せされる。年金を金沢信金で受け取れば1.0%まで上昇する。

手数料面では全国の信金ATMが平日昼間は手数料無料になる「しんきんゼロネットサービス」の他に、「しんきん北陸トライネット」があり石川県内の信金は平日昼以外も無料になる。金沢信金の他に鶴来信金・のと共栄信金・興能信金・北陸信金が対象となっている。

次に下図で石川県内で展開する他の銀行と、5年ものの定期預金の金利・10年固定の住宅ローン金利・手数料・県内での店舗ATM数等を比較した。インターネット支店で定期預金を組んだ場合に適用される特別金利も併せて記載して比較した。また、振込み手数料が2段の場合は上段は3万以下、下段は3万以上の場合の金額を記載した。

銀行名 北國銀行 北陸銀行 金沢信用金庫 ゆうちょ銀行 みずほ銀行 三井住友銀行 三菱UFJ銀行
定期預金金利
(300万未満)
0.015%
0.1%
0.015%
0.09-2.0%
0.015% 0.01% 0.01% 0.01% 0.01%
定期預金金利
(300万以上)
0.015% 0.015%
0.3-2.0%
0.015% 0.01% 0.01% 0.01% 0.01%
大口預金金利
(1000万以上)
0.035% 0.015% 0.015% 0.01% 0.01% 0.01% 0.01%
退職金
特別金利
0.8-1.0%
※3ヶ月
1.0-1.5%
※3ヶ月
0.8-1.0%
※3ヶ月
- 6.0%
※3ヶ月
0.5%
※3ヶ月
1.9~5.5%
※3ヶ月
住宅ローン
金利
~2.9% ~2.7% ~2.1% ~3.3% ~2.8% ~3.3% ~3.3%
振込み手数料
(同銀行)
108円※
216円※
108円※
216円※
108円※
216円※
無料
月5回まで
108円※
216円※
105円 無料
振込み手数料
(他銀行)
324円※
540円※
324円※
540円※
324円※
540円※
216円※
432円※
216円※
432円※
216円※
432円※
216円※
324円※
同行ATM
出金手数料
無料 無料~
108円
無料 無料 無料~
216円
無料~
108円
無料~
108円
店舗ATM数
(県内)
88 77 89 362 1 1 1
コンビニ
石川県の定期預金の比較表(北國銀行・北陸銀行・金沢信金・ゆうちょ・みずほ・三井住友・三菱UFJ)

上図から分かる通り、金沢信用金庫は通常の店頭金利であれば県外の都市銀行+ゆうちょ銀行よりも高金利だ。しかし、石川県内の銀行で比較すると横並びで、北國銀行・北陸銀行よりも低金利で金利メリットは無い。特に北陸銀行は定期預金のラインナップが豊富なため、いずれかの定期預金が誰でも利用できるはずだ。退職金専用定期預金は他行と同金利だが、投信・外貨預金とのセットでも良いなら他行の方が高金利だ。

住宅ローンの上限金利は金沢信金が少し有利に見えるが、最終的には個々人の年収・頭金などで左右される。とはいえ金利の固定期間別に比較すると、固定5年・10年だと金沢信金なら他行より有利な金利(石川県の住宅ローン金利の比較を参照)になる可能性がある。各種手数料では振込手数料は他行と同条件で同額で特にメリットがないが、金沢信金のATMなら時間外手数料が発生しないのは良い点だ。

結論としては、数字面で厳しいため定期預金はオススメできそうにないが、住宅ローンであれば検討の余地があるかもしれない。というか石川県民でも存在感が薄いためスルーしがちであろうから、一応は金沢信金も借入の検討候補に忘れずに入れておきたいところだ。