北陸銀行/ 定期預金金利・住宅ローン金利・手数料・店舗数比較

北陸銀行ロゴ
オススメ度:
4
社名:
北陸銀行
創業:
明治10年(1877年)
本店:
富山県富山市堤町通り1丁目2-26
展開地域:
富山県他
総資産:
7兆3,293億円(2018年現在)
自己資本比率:
9.0%

北陸銀行は豊富なラインナップの定期預金を取り揃えている!

北陸銀行は北海道銀行と「ほくほくフィナンシャルグループ」を構成しており、グループ全体の石川県内のシェアは、預金で27%、企業への貸出金で27%と高いシェアを誇る。以下、北陸銀行を石川県内に店舗を持つ他の銀行と金利・手数料・店舗数等で比較した。

北陸銀行のセミナー・各種金融商品など

まず定期預金だが、北國銀行とは異なり豊富なラインナップとなっている。その中でもネット口座の新規開設で金利が上乗せされる「IBスタート定期預金」はネット口座が浸透した今では取りやめる銀行も多いため貴重な存在といえる。さらにNISA口座の開設と株式投信の購入で金利上乗せされる定期預金「NISAパック定期預金」も珍しい存在だ。口座開設で止まらず購入までいくと2.0%の金利となり、これは普通に投信を購入すると上乗せされる1.0~1.5%よりも高金利だ。NISA口座を開設していない人は要検討だろう。

各種手数料は同じグループ企業である北海道銀行への振込は手数料が優遇される。ATMだと北海道銀行以外に福邦銀行・横浜銀行・大垣共立銀行のカードでも平日昼間は無料開放されている。

次に下図で石川県内で展開する他の銀行と、5年ものの定期預金の金利・10年固定の住宅ローン金利・手数料・県内での店舗ATM数等を比較した。インターネット支店で定期預金を組んだ場合に適用される特別金利も併せて記載して比較した。また、振込み手数料が2段の場合は上段は3万以下、下段は3万以上の場合の金額を記載した。

銀行名 北國銀行 北陸銀行 金沢信用金庫 ゆうちょ銀行 みずほ銀行 三井住友銀行 三菱UFJ銀行
定期預金金利
(300万未満)
0.015%
0.1%
0.015%
0.09-2.0%
0.015% 0.01% 0.01% 0.01% 0.01%
定期預金金利
(300万以上)
0.015% 0.015%
0.3-2.0%
0.015% 0.01% 0.01% 0.01% 0.01%
大口預金金利
(1000万以上)
0.035% 0.015% 0.015% 0.01% 0.01% 0.01% 0.01%
退職金
特別金利
0.8-1.0%
※3ヶ月
1.0-1.5%
※3ヶ月
1.0%
※3ヶ月
- 6.0%
※3ヶ月
0.5%
※3ヶ月
1.9~5.5%
※3ヶ月
住宅ローン
金利
~2.9% ~2.7% ~2.1% ~3.3% ~2.8% ~3.3% ~3.3%
振込み手数料
(同銀行)
108円※
216円※
108円※
216円※
108円※
216円※
無料
月5回まで
108円※
216円※
105円 無料
振込み手数料
(他銀行)
324円※
540円※
324円※
540円※
324円※
540円※
216円※
432円※
216円※
432円※
216円※
432円※
216円※
324円※
同行ATM
出金手数料
無料 無料~
108円
無料 無料 無料~
216円
無料~
108円
無料~
108円
店舗ATM数
(県内)
88 77 89 362 1 1 1
コンビニ
石川県の定期預金の比較表(北國銀行・北陸銀行・金沢信金・ゆうちょ・みずほ・三井住友・三菱UFJ)

上図の通り北陸銀行の定期預金の金利は、メガバンク+ゆうちょ銀行よりも高金利だが、石川県内の銀行の中では横並びで有利な面は無い。それが前述した年金受給者・ネット口座で他行より高金利になり、投信とのセットなら3つのプランから選択できる。積立投信なら1%、投信なら1.5%、NISAで株式投信なら2%の上乗せがあるが、どれでも他行よりも高金利だ。その一方で退職金だと、定期預金のみなら北國銀行と同金利で、投信とのセットならみずほ銀行の方が高金利となる。

住宅ローンの上限金利は金沢信金が少し有利に見えるが、最終的には個々人の年収・頭金などで左右される。金利の固定期間別に比較すると、固定5年・10年だと北陸銀行が有利な金利(石川県の住宅ローン金利の比較を参照)になる可能性がある。各種手数料では北國銀行と異なり自行のATMでも時間外手数料が発生するため注意したい。少額ではあるが、毎月出金するなら無駄な出費は少しでも無いに越したことはない。前述した県外の提携ATMを利用する機会がある人でないと、ATMでメリットを感じることは無いかもしれない。

結論としては定期預金を組みたい人にとっては、石川県内の銀行の中では北陸銀行はオススメできる銀行だ。これまで記述した中のどれかの定期預金を利用すれば通常よりお得になるのは間違いない。ただ、退職金で投信とセットの場合は他行も検討した方がお得で、さらにATM等の時間外手数料があるため、日常的に使うにはイマイチな感がある。そのため資産運用をするだけの銀行と考えて利用した方が賢明かもしれない。