みなと銀行/ 定期預金金利・住宅ローン金利・手数料・店舗ATM数比較

みなと銀行ロゴ
オススメ度:
2
社名:
みなと銀行
創業:
昭和24年(1949年)
本店:
神戸市中央区三宮町2丁目1番1号
展開地域:
兵庫県他
総資産:
3兆5,191億円(2018年現在)
自己資本比率:
6.9%

みなと銀行は退職金専用定期預金は他行よりお得!?

みなと銀行は兵庫県の神戸市に本社を置き、同県を地盤にして展開している銀行だ。帝国データバンクの調べだと兵庫県内では三井住友銀行に次いで高い約12%のシェアを占めている。兵庫県内の地銀の中では総資産は但馬銀行・尼崎信用金庫を抑えてトップだ。以下、みなと銀行を兵庫県内に店舗を持つ他の銀行と金利・手数料・店舗数等で比較した。

みなと銀行のネット支店・退職金特別定期預金など

まず定期預金だが、海岸通専用定期預金、相続定期預金、セレクトパック定期預金、退職金専用定期預金などがある。みなと銀行のネット専用支店は「海岸通支店」という名称で、この支店専用で金利がアップする定期預金が海岸通専用定期預金だ。相続定期預金は相続資産専用で、セレクトパックは投信とセットの定期預金だ。退職金専用定期預金は定期預金のみのコースと、投信とセットになったコースがある。後者の方が高金利だが、投信次第では定期預金の利益は吹き飛ぶ。ちなみに、金利が0.1%上昇するルミナリエキャンペーンは2013年までは毎年行われていたが、今では停止している。

その他に注目すべきは前述の海岸通支店だと、同行のATMの時間外手数料の無料で、提携ATM(セブン・ローソン・イーネット)の平日昼間の入出金手数料も無料になる特典がある。いつまで継続できるかは分からないが、頻繁に入出金する人には大きなメリットだ。

次に下図で兵庫県内で展開する他の銀行と、5年ものの定期預金の金利・10年固定の住宅ローン金利・手数料・県内での店舗ATM数等を比較した。インターネット支店で定期預金を組んだ場合に適用される特別金利も併せて記載して比較した。また、振込み手数料が2段の場合は上段は3万以下、下段は3万以上の場合の金額を記載した。

銀行名 但馬銀行 みなと銀行 尼崎信用金庫 ゆうちょ銀行 みずほ銀行 三井住友銀行 三菱UFJ銀行
定期預金金利
(300万未満)
0.01%
0.13-1.23%
0.01%
0.02-2.0%
0.01%
0.07-0.17%
0.01% 0.01% 0.01% 0.01%
定期預金金利
(300万以上)
0.01%
0.13-1.23%
0.01%
0.02-2.0%
0.01%
0.07-0.17%
0.01% 0.01% 0.01% 0.01%
大口預金金利
(1000万以上)
0.01%
0.15%
0.01% 0.01% 0.01% 0.01% 0.01% 0.01%
退職金
特別金利
1.0~3.0%
3ヶ月
1.5-5.0%
3ヶ月
0.7-3.0%
3ヶ月
- 6.0%
※3ヶ月
0.5%
※3ヶ月
1.9~5.5%
※3ヶ月
住宅ローン
金利
~3.2% ~3.0% ~3.0% ~3.3% ~2.8% ~3.3% ~3.3%
振込み手数料
(同銀行)
108円※
216円※
108円 無料 無料
月5回まで
108円※
216円※
105円 無料
振込み手数料
(他銀行)
324円※
540円※
216円※
432円※
324円※
432円※
216円※
432円※
216円※
432円※
216円※
432円※
216円※
324円※
同行ATM
出金手数料
無料~
108円※
無料~
108円※
無料~
108円
無料 無料~
216円
無料~
108円
無料~
108円
店舗ATM数
(県内)
129 171 116 963 37 68 81
コンビニ
兵庫県の定期預金の比較表(但馬銀行・みなと銀行・尼崎信金・ゆうちょ・みずほ・三井住友・三菱UFJ)

みなと銀行の定期預金の金利は、店頭金利は他行と同金利だが、海岸通支店なら0.01%だが高金利になる。さらに投信とのセットでも良いなら兵庫県内では最も高金利だ。ただ、但馬銀行がキャンペーン中であれば一段と高金利になり、年金受給者であれば尼崎信金が高金利になる。退職金専用定期預金だと、定期預金のみでは最も高金利だが、投信とのセットとなるとみずほ銀行の方が高金利だ。兵庫県内であれば、みずほ銀行の店舗数は相応にあるため使い勝手も悪くないだろう。

住宅ローンの上限金利は大差はなく、最終的には個々人の年収・頭金などで左右される。ただ、兵庫県内の銀行で比較すると、みなと銀行の方が他行より有利な金利(兵庫県の住宅ローン金利の比較を参照)になる可能性がある。振込み手数料や出金手数料は高めで、みなと銀行のATMを利用しても時間外なら手数料105円を徴収されてしまう点は注意したい。前述した「海岸通支店」かクレジット一体型のキャッシュカードを保有して無料にしておきたいところだ。

結論としては定期預金は退職金専用定期預金、もしくは投信とセットの定期預金なら検討の余地がありそうだ。それ以外だと但馬銀行・尼崎信金を検討した方がいい。一方で、各種手数料は「海岸通支店」を利用すれば非常にお得になるため、入出金や振込みを頻繁に行うメインバンクとして使う手はある。クレジット一体キャッシュカードも悪くないため併せて検討してもいいかもしれない。