尼崎信用金庫/ 定期預金金利・住宅ローン金利・手数料・店舗ATM数比較
- オススメ度：
- 社名：
- 尼崎信用金庫
- 創業：
- 大正１０年（1921年）
- 本店：
- 兵庫県尼崎市開明町3丁目30番地
- 展開地域：
- 兵庫県他
- 総資産：
- ２兆４,７０４億円（2018年現在）
- 自己資本比率：
- 17.1%
尼崎信用金庫の定期預金はケースバイケースで他行より高金利？
尼崎信用金庫は兵庫県尼崎に本社を置き、尼崎を中心に展開している。川西・宝塚から西宮・大阪市まで営業エリアを拡大している。２兆円を超える資産は全国の信用金庫の中で十本の指に入る規模だ。また、阪神タイガースのファンが多い地区でもあり阪神タイガースに関連する金融商品も多い。以下、尼崎信金を兵庫県内に店舗を持つ他の銀行と金利・手数料・店舗数等で比較した。
まず定期預金だが、現在は随時キャンペーンで金利上乗せされる定期預金の他、プレ年金定期預金、退職金専用定期預金などがある。また、プロ野球シーズン前には阪神タイガースの成績によってプレゼント・懸賞金がある定期預金を募集している。昔は金利上乗せされていたが、今では日銀マイナス金利の影響で金利上乗せはされない。さらに尼崎信金のネット支店「ウル虎支店」では専用定期預金が高金利で知られていたが、今では新規募集はしていない。
今はウル虎支店よりも注目すべきは「Ａブランド普通預金」だろう。普通預金のため超々低金利だが金利が優遇され、さらにATMの時間外手数料が無料、毎年抽選でギフトカードがプレゼント、為替手数料、振込手数料が月１回無料（ステージ毎に回数は増える）などの特典がある。既に口座がある人は開設できないが、ウル虎支店の人は開設ができる。
次に下図で兵庫県内で展開する他の銀行と、５年ものの定期預金の金利・10年固定の住宅ローン金利・手数料・県内での店舗ATM数等を比較した。インターネット支店で定期預金を組んだ場合に適用される特別金利も併せて記載して比較した。また、振込み手数料が２段の場合は上段は３万以下、下段は３万以上の場合の金額を記載した。
| 銀行名 | 但馬銀行 | みなと銀行 | 尼崎信用金庫 | ゆうちょ銀行 | みずほ銀行 | 三井住友銀行 | 三菱UFJ銀行 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 定期預金金利 （300万未満） |
0.01% 0.13-1.23% |
0.01% 0.02-2.0% |
0.01% 0.07-0.17% |
0.01% | 0.01% | 0.01% | 0.01% |
| 定期預金金利 （300万以上） |
0.01% 0.13-1.23% |
0.01% 0.02-2.0% |
0.01% 0.07-0.17% |
0.01% | 0.01% | 0.01% | 0.01% |
| 大口預金金利 (1000万以上) |
0.01% 0.15% |
0.01% | 0.01％ | 0.01% | 0.01% | 0.01% | 0.01% |
| 退職金 特別金利 |
1.0~3.0% 3ヶ月 |
1.5-5.0% 3ヶ月 |
0.7-3.0% 3ヶ月 |
- | 6.0% ※3ヶ月 |
0.5％ ※3ヶ月 |
1.9~5.5％ ※3ヶ月 |
| 住宅ローン 金利 |
～3.2% | ～3.0% | ～3.0% | ～3.3% | ～2.8% | ~3.3% | ～3.3% |
| 振込み手数料 （同銀行） |
108円※ 216円※ |
108円 | 無料 | 無料 月5回まで |
108円※ 216円※ |
105円 | 無料 |
| 振込み手数料 （他銀行） |
324円※ 540円※ |
216円※ 432円※ |
324円※ 432円※ |
216円※ 432円※ |
216円※ 432円※ |
216円※ 432円※ |
216円※ 324円※ |
| 同行ATM 出金手数料 |
無料～ 108円※ |
無料～ 108円※ |
無料～ 108円 |
無料 | 無料～ 216円 |
無料～ 108円 |
無料～ 108円 |
| 店舗ATM数 （県内） |
129 | 171 | 116 | 963 | 37 | 68 | 81 |
| コンビニ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ |
上図の通り尼崎信用金庫の定期預金は、ケースバイケースで他行よりも高金利になる。プレ年金定期預金は尼崎信金の方が高金利で、通常のスーパー定期なら尼崎信金の方が他行よりも高金利だ。ただ、但馬銀行がキャンペーンで○○記念定期預金をリリースしていると尼崎信金の方が低金利で、投資信託とセットでもよければみなと銀行の方がお得だ。さらに退職金専用定期預金だと、円預金のみなら但馬銀行、投信とセットならみなと銀行・みずほ銀行の方が高金利でお得だ。
住宅ローンの上限金利は大差はなく、最終的には個々人の年収・頭金などで左右される。ただ、兵庫県内の銀行で比較すると、みなと銀行の方が尼崎信金より有利な金利（兵庫県の住宅ローン金利の比較を参照）になる可能性がある。手数料面は尼崎信金同士なら振込み手数料は無料、信用金庫のため他県に出張・旅行しても「しんきんゼロネットワーク」で他県の信用金庫のATMが平日昼間に無料になるのも有難い。
結論としては、兵庫県内で定期預金を組むには悪くない銀行だ。ただ、前述したようにケースバイケースのため自分が利用したい定期預金の種類によっては他行を選んだ方がお得だ。各種手数料も悪くないためメインバンクとして使うにも悪くない。さすがに兵庫県内にあるATM・支店数は他行に劣るが、それでも兵庫県内にある他の信用金庫（姫路信金・神戸信金など）も利用すれば利便性でもカバーできなくはない。
