愛媛信用金庫/ 定期預金金利・住宅ローン金利・手数料・店舗ATM数比較
- オススメ度:
- 社名:
- 愛媛信用金庫
- 創業:
- 昭和26年(1906)
- 本店:
- 愛媛県松山市二番町4丁目2番地11
- 展開地域:
- 愛媛県他
- 総資産:
- 6,179億円(2018年現在)
- 自己資本比率:
- 21.3%
愛媛信用金庫はATM専用定期預金なら検討の余地アリ!?
愛媛信用金庫は1878年に設立した今治市信用組合を起点とし、愛媛県内では伊予銀行・愛媛銀行に次ぐシェアを誇っている。とはいえ2行との規模の差は大きく(そもそも伊予銀行と愛媛銀行との差も大きい)、シェア・規模では既に太刀打ちできない状況にある。以下、愛媛信用金庫を愛媛県内に店舗を持つ他の銀行と金利・手数料・店舗数等で比較した。
まず定期預金だが、他行と同じくインターネット限定の定期預金で金利の上乗せがある他、懸賞金(宝くじ)付きの定期預金がある。さらに他行で取り扱いが減ってきたATM専用定期預金が今でも存在している。インターネットに抵抗がある人は、ATM専用定期預金は貴重な存在といえるだろう。その他に投信・外貨預金との組み合わせで金利が1.0%まで上昇する愛媛信金ベストパッケージという定期預金も存在する。退職金の場合は投信との組み合わせをしなくても金利が1.0%になる専用定期預金が設けられている。
他行とのATM相互無料では、個別の提携はしておらず、全国の信用金庫で平日昼間には出金手数料が無料になる「しんきんゼロネットワーク」があるのみだ。
次に下図で愛媛県内で展開する他の銀行と、5年ものの定期預金の金利・10年固定の住宅ローン金利・手数料・県内での店舗ATM数等を比較した。インターネット支店で定期預金を組んだ場合に適用される特別金利も併せて記載して比較した。また、振込み手数料が2段の場合は上段は3万以下、下段は3万以上の場合の金額を記載した。
銀行名 | 愛媛銀行 | 伊予銀行 | 愛媛信用金庫 | ゆうちょ銀行 | みずほ銀行 | 三井住友銀行 | 三菱UFJ銀行 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
定期預金金利 (300万未満) |
0.01% 0.1~1.2% |
0.01% 0.11% |
0.01% 0.06~1.0% |
0.01% | 0.01% | 0.01% | 0.01% |
定期預金金利 (300万以上) |
0.01% 0.1~1.2% |
0.01% 0.11% |
0.01% 0.06~1.0% |
0.01% | 0.01% | 0.01% | 0.01% |
大口預金金利 (1000万以上) |
0.01% ※1.2% |
0.01% 0.11% |
0.01% | 0.01% | 0.01% | 0.01% | 0.01% |
退職金 特別金利 |
1.0% ※3ヶ月 |
1.0% ※3ヶ月 |
1.0% ※3ヶ月 |
- | 6.0% ※3ヶ月 |
0.5% ※3ヶ月 |
1.9~5.5% ※3ヶ月 |
住宅ローン 金利 |
~3.0% | 1.2%~ | ~3.9% | ~3.3% | ~2.8% | ~3.3% | ~3.3% |
振込み手数料 (同銀行) |
無料 | 無料 | 無料 | 無料 月5回まで |
108円※ 216円※ |
105円 | 無料 |
振込み手数料 (他銀行) |
324円※ 432円※ |
324円※ 432円※ |
324円※ 432円※ |
216円※ 432円※ |
216円※ 432円※ |
216円※ 432円※ |
216円※ 324円※ |
同行ATM 出金手数料 |
無料~ 108円 |
無料~ 108円 |
無料~ 108円 |
無料 | 無料~ 216円 |
無料~ 108円 |
無料~ 108円 |
店舗ATM数 (県内) |
255 | 332 | 150 | 395 | 3 | 6 | 0 |
コンビニ | ○ | ○ | △ | ○ | ○ | ○ | ○ |
上図の通り、愛媛信用金庫の定期預金は通常は他行と同金利だが、インターネット定期預金・ATM専用定期預金などでメガバンク+ゆうちょよりは高金利になる。愛媛銀行・伊予銀行と比較すると、インターネット定期預金は100万円まで1年ものなら愛媛銀行が0.27%有利だが、100~300万なら伊予銀行の0.11%、もしくは愛媛信金のATM定期預金(給与振込あり)の0.11%の方が有利だ。投信・外貨預金との組み合わせた定期預金なら愛媛銀行の方が金利は高く、検討している人にとっては少し複雑な優劣となってくる。
逆に退職金で定期預金を組む場合は愛媛が地盤の3行は横並びのため、みずほ銀行・三菱UFJは浮上してくる。三菱UFJは愛媛県内に支店が無いため、みずほ銀行の一択となる。住宅ローンに関しては、どこも似たりよったりの数字(愛媛県の住宅ローン金利の比較を参照)のため、個々人の審査次第ということになりそうだ。各種手数料は愛媛銀行はネット支店、伊予銀行はポイントステージでコンビニATMを無料にしているため、愛媛信金の方が一枚落ちる感は否めない。
結論としてはATM専用定期預金なら人によっては検討の余地がありそうだ。その他の定期預金だと他行と比較しても物足りない金利になるためイマイチだ。ただ、既に他行のインターネット専用定期預金を利用してしまって、別の銀行での運用を考えているなら一応は金利は一枚落ちるが悪くない選択肢になるかもしれない。