漢方スタイルクラブカード/ 各小売店での割引優待・ポイント獲得でお得なカードの比較

漢方スタイルクラブカード
オススメ度:
4
名称:
漢方スタイルクラブカード
優待店:
薬日本堂など
年会費:
1,575円
ポイント率:
1.5%
特典:
高ポイント還元率と薬日本堂でのポイントアップ等
入会ボーナス:
2,500円分のキャッシュバック

漢方スタイルクラブカードは流石に高ポイント還元で知られるだけある!

漢方スタイルクラブカードは、漢方・自然食品を手がける薬日本堂が発行するカードだ。発行ブランドは以前はJCBのみだったが、VISAが追加され、これで海外旅行でも気兼ねなく利用できるようになった。薬日本堂での買い物でポイントアップといった特典もあるが、それよりも基本のポイント還元率が高いカードとして広く知られている。

漢方スタイルクラブカードの各種特典及びポイント・割引サービス

まずポイントプログラムだが、基本は2,000円で6ポイントが獲得できる。ただ、ポイントで交換するものによって還元(キャッシュバック)される額が異なる。まず、薬日本堂の商品割引券との交換であれば、300ポイントで3,000円分の商品券と交換できるため還元率では3.0%となる。これがJデポと呼ばれるジャックスのカード利用額からのキャッシュバックとなると300ポイントで1,500円分のキャッシュバックとなるため還元率では1.50%と半減してしまう。ただ、それでも十分に高還元率を謳うだけあって優秀な数字だ。

さらに、年間利用額毎にボーナスがあり、約67万円以上の利用で250ポイントのボーナス、117万円以上で500ポイントのボーナスが獲得できる。ただ、ポイントの有効期限が2年と長くはない点には注意したい。

また、ポイント以外の特典でも、海外旅行保険が自動付帯で、国内旅行も航空券の決済が必要だが旅行保険が付帯し、カード盗難保険等も付帯している。ただ、ポイント重視のカードだけあってサービス・特典には期待しない方がいい。

次に、下図で各小売店で得するクレジットカードを、年会費・ポイント還元率・特定の優待店(主に冠名の店舗)での特別還元率・入会ボーナス・電子マネー対応等を比較した。さらに、年間50万円を利用して年会費を差し引いた額、10万円を優待店に費やした場合、それらの両方を満たした際にポイントで得をする金額をシミュレーションして比較した。

名称 漢方
カード
FANCL
カード
MUJI
カード
ロフト
カード
FrancFranc
セゾン
MONTE
カード
クラブ
ドンペン
LaLa
Port
長谷川
ほっと
センパ
カード
デザイン 漢方スタイルクラブカード FANCL PREMIUM CARD MUJIカード ロフトカード Francfrancカードセゾン MONTE CARD クラブドンペンカード ららぽーとTOKYO-BAYカード 長谷川ほっとかーど ららぽーとTOKYO-BAYカード
年会費 1,575円 1,312円※ 0円 0円 0円 0円 1,050円※ 0円 0円 1,312円
ポイント
還元率
1.50% 0.5% 0.5% 0.5% 1.5% 0.5% 0.5% 0.5% 0.5% 0.5%
特別
還元率
3.0% 3.0% 1.5% 10.0%※ - 5.0%※ 1.0% 1.0% 1.0% 5.0%
10.0%
入会
ボーナス
1,000円 P500 P1,000 5%割 - 1,000円 - - - -
電子マ Quick - - - - - - - - -
1年50万 \5,925 \2,500 \2,500 \2,500 \7,500 \2,500 \2,500 \2,500 \2,500 \1,138
優待店
1年10万
\1,425 \1,688 \1,688 \10,000 \1,500 \5,000 \1,000 \1,000 \1,000 \8,688
1年50万
+10万
\8,925 \5,500 \4,188 \12,500 \9,000 \7,500 \3,500 \3,500 \3,500 \11,188
小売店で得するカードの比較表(漢方スタイルクラブカード・FANCLカード・MUJIカード・ロフトカード・FrancFrancカード・MONTEカード・クラブドンペン・LaLa Portカード・長谷川ほっと・センパカード)

上図で一番左の"漢方スタイルクラブカード"を他社比較すると、まずは残念ながら年会費が発生し、年会費が無料になる条件が付いていない点に気をつけたい。とはいえ、ベースのポイント還元率の1.5%で計算するに、年間で約11万円の利用で年会費は相殺できる。これなら電気・ガス・水道・携帯料金の引き落としを設定しておけば、まず年会費分は稼げるはずだ。また、薬日本堂で漢方を購入するなら52,500円で年会費が相殺できるため、青汁でもサプリメントでも健康のために購入してみるのも一興だ。

各シミュレーション結果を見ると、ポイント還元率が高く、1年間に50万円を利用すれば年会費を差し引いても約6,000円分のキャッシュバックが受けられる。しかし、優待店(このカードの場合は薬日本堂)だけで10万円を利用した場合も年会費を差し引いても1,425円バックと他社に見劣りする。特にロフトカード・モンテカードの方が明らかに数字は大きく、これらはポイントではなく店頭での料金割引と鑑みても物足りない感は否めない。

結論としては、薬日本堂を利用するか否かは別にして、このポイント還元率の高さは十分に評価できる。特に特定の店舗で高還元率になるカードではなく、満遍なくキャッシュバックが受けられるカードが希望の人にはオススメできそうだ。ポイントの使い道がキャッシュバックという点は、現金こそ流通性では最高の産物と考えれば、キャッシュバックでも問題は無いはずだ。ただ、重ねてになるが年会費が発生するためサブカードとして使う際には年会費を相殺できるか一考する必要があるのと、nanacoチャージはポイント付与対象(ただし還元率は0.25%)だが、さすがにEdyチャージはポイント対象外となる点は覚えておきたい。