FANCL PREMIUM CARD/ 各小売店での割引優待・ポイント獲得でお得なカードの比較
- オススメ度:
- 名称:
- FANCL PREMIUM CARD(ファンケル・プレミアム・カード)
- 優待店:
- ファンケルなど
- 年会費:
- 1,312円(年会費無料条件あり)
- ポイント率:
- 0.5%
- 特典:
- ファンケルでのポイントアップ等
- 入会ボーナス:
- 500ポイントのボーナス
FANCL PREMIUM CARDはファンケルユーザーなら一考の余地アリ?
FANCL PREMIUM CARD(ファンケル・プレミアム・カード)は、化粧品を中心に健康食品から肌着・雑貨まで手がけるファンケルが発行するカードだ。発行ブランドはJCBのみで、基本はJCBのポイントが貯まるがファンケルでの買い物はファンケルのポイントが上乗せされる。また、QuickPayという後払い型(カード引き落とし型)の電子マネーが付帯し、コンビに等でも利用できる。
まずポイントプログラムだが、前述した通り基本は1,000円利用でJCBのポイントが1ポイント(5円相当)が獲得できる。このポイントは他社の各種ポイントやマイル等への交換、各種景品とも交換が可能だ。肝心のファンケルでの買い物だが、JCBのポイントに加えてファンケルポイントが1%上乗せされて貯まり、インターネット経由での買い物なら更に1%が上乗せされる。さらに、前年度のファンケルでの買い物額によって最大で7%まで上昇するためヘビーユーザーほど得することになる。
また、ポイント以外の特典でも、一部のレストランやホテルやエステの優待割引があるが、それよりも注目したいのは、乳がんの保障が1年間の限定だが付帯する特典だ。他のカードには見られない特典で評価に値する。しかし、期間が短い点と、乳ガン検診を受けてガンと診断されても10万円という小額の保障しか受けられない点では物足りない内容ではある。今後の拡充に期待したいところだ。
次に、下図で各小売店で得するクレジットカードを、年会費・ポイント還元率・特定の優待店(主に冠名の店舗)での特別還元率・入会ボーナス・電子マネー対応等を比較した。さらに、年間50万円を利用して年会費を差し引いた額、10万円を優待店に費やした場合、それらの両方を満たした際にポイントで得をする金額をシミュレーションして比較した。
上図で左から2番目の"ファンケルカード"を他社と比較すると、まず他社カードと異なり年会費が無料ではない点が気になる。だが、携帯料金か公共料金(電気・ガス・水道)の支払いの引き落としの設定するか、年間利用額が12万円を超えれば年会費が無料になる。とはいえ、1年間利用せずに完全に放置はできない点に注意したい。
また、ポイント還元率は基本の0.5%は他社と横並びだが、特別還元率(このカードの場合にはファンケルでの買い物)では3~7%まで上昇する。最低の3%では他社に劣るが、ファンケルで年間5万円以上を利用した翌年の還元率では他社よりも優秀だ。特に特別還元率で10%を超えているロフトカードは、ポイントではなく店頭での支払い額からの10%割引のため、厳密にはポイントのお得さではトップに近いお得度ということになる。各種シミュレーションでは、ファンケルだけで年間10万円使用するようなら年会費分だけ差し引かれて微妙な額だが、12万円なら3,000円分のポイントになるため、こちらも優秀といえる。
結論としては、ファンケルを利用する人なら保有を検討してもいい。年間の利用額が12万円を超えるようなら特にお得だ。年間12万円に到達しなそうな場合には、年会費を相殺できる年間5万円を超えるか否かを判断基準にしてもいいが、ファンケル専用のサブカードとしての存在意義は一応はある。一方で、ファンケル以外での買い物ではポイント率からして、明らかに漢方カードを含め他社カードよりも低いため、オススメはできそうにない。