ソニーカード/ ネットショッピング・ネット通販の割引・ポイント獲得の比較
- オススメ度:
- 名称:
- ソニーカード
- 年会費:
- 1,350円
- 優待店:
- ソニーストア他
- ポイント付与:
- 1,000円 → 1ポイント(VISA加盟店利用時)
- ポイント換算:
- 100円 → 0.5円割引(還元率は0.5%)
- ボーナス:
- -
ソニーカードはポイント云々よりも割引を有効活用できるかが全て!
ソニーカードはVISA加盟店でVISAのポイントが貯まり、それをソニーポイントに交換し、次回のソニー製品の購入に充てられる。2014年にサービス内容が改定されたが、ソニーストアとソニービルでの割引は維持されている。以下、ネット通販でポイント割引きが受けられる他のクレジットカードと、数字とサービス・特典を比較した。
さて、ソニーカードで特徴的なサービスは下記3点が挙げられる。
- ・ソニーストアでの買い物が3%割引/銀座ソニービルでの買い物が10%割引
- ・ソニーストア以外での買い物で貯まるVISAポイントはソニーポイントに移行可能
- ・旅行保険と買い物保険が付帯
逆に利用するにあたって注意すべき点は下記3点がある。
- ・そもそもソニーストアの商品価格が他のネットショップよりも高い
- ・ソニーポイントの有効期限は1年
- ・他社比較シミュレーションでは、割引は大きいがポイント還元率はイマイチ(後述)
まず割引に関してだが、ソニーのオンラインショップであるソニーストアで3%割引になる他、銀座のソニービルの買い物でも10%割引がある。ソニービルにはマキシムドパリのような洋菓子店から、サバティーニ・ディ・フィレンツェのようなイタリアレストランまである。これは関東在住の人にとっては貴重な特典といえそうだ。
さらに、クレジットカードの定番である旅行保険の他に動産保険が付帯している点も見逃せない。この保険はソニーカードで購入した製品が、1年以内に偶然の事故で破損した場合に、50万円を限度に補償してくれる。1年という期間は製品に付随する故障補償と同程度で、かつ自己負担で3000円がある点が微妙だが、海外で購入したものまで置き引き・窃盗にあった場合も適用されるため、随所で活躍できる場面はありそうだ。
ただ、ポイントは通常は1,000円でVISAのポイントが1ポイントが貯まり、それをソニーポイント5ポイント(5円分)に交換し還元率でいえば0.5%となる。そのためポイントでは特にメリットがあるとは言い難い。カードのリニューアル前であれば別途年会費4,987円を支払えばポイントが2.5倍になっただけに残念だ。
次に、他社カードと年会費、通常時のポイント還元率、amazon・楽天・Yahooショッピングでの還元率、入会ボーナス、電子マネーへの対応等を比較した。 さらに通常店で年間50万円を利用した場合の割引額、50万円に前述3店で最も有利な店で10万円を利用した場合、通常店と3サイトで10万円ずつ計40万円を利用した場合の割引額を比較した。
上図で「ソニーカード」を他社カードと比較したが、基本的にAmazon,Yahoo,楽天では基本となる還元率0.5%が適用されるため他のカードよりも得ではない。さらにソニーストアでは3%割引があり、一見すると得なように感じるかもしれないが、冒頭に記述したように商品価格がそもそも高めのためイマイチだ。そのためネットショッピングで得をできるか?という視点ではイマイチだ。ただ、ソニーストアではなくソニービルでの買い物・飲食による10%割引を考えれば、他社よりも圧倒的に得する可能性がある。
結論としてはソニーストア専用のサブカードなら一考の余地はあるが、それでも微妙なところだ。唯一、ソニービルで度々(年会費を考えれば年1回利用が望ましいが)買い物をするようなら検討する価値があるカードといえそうだ。もしくは、そもそも価格を度外視してソニーストアで買い物をしている人だと、動産保険が付帯している分だけ利用価値はあるかもしれない。また、ソニーストアには家電量販店には無い限定商品も存在しているため、それを購入しているようだとポイント等とは別次元で検討の余地が出てくるだろう。