楽天プレミアムカード/ ネットショッピング・ネット通販の割引・ポイント獲得の比較
- オススメ度:
- 名称:
- 楽天プレミアムカード
- 年会費:
- 10,500円
- 優待店:
- 楽天市場・楽天ブックスなどのグループ各店
- ポイント付与:
- 100円 → 1ポイント(VISA/Master/JCB加盟店利用時)
- ポイント換算:
- 100円 → 1.0円割引
- ボーナス:
- 入会時10,000ポイント
楽天プレミアムカードは100万円以上を楽天に落とさなければノーマルで!
楽天プレミアムカードは楽天(株)が発行しており、楽天での買い物はいつでも2%還元、毎週土曜日はポイントが3%になる。この点は楽天カード(ノーマル)と同様だが、プレミアムは10,500円の年会費を要し、プレミアムだけの各種特典が付帯する。また、共通の特典以外に、別途の特典コースが設けられており、「ポイント」「トラベル」「エンタメ」の3つに別れ選択制となっている。以下、ネットショッピングで割引き・キャッシュバックできるカードを数字・サービスで比較した。
さて、楽天プレミアムカードの特徴的なサービスは下記3点が挙げられる。
- ・楽天市場コース /トラベルコース /エンタメコースの何れかを選択
- ・毎週土曜日はで毎月6の付く日(月額315円必要)は還元率は3%
- ・楽天ハッピープラグラムに登録すれば楽天銀行の取引でもポイントが貯まる
逆に利用するにあたって注意すべき点は下記3点がある。
- ・ポイントが4%以上にはアップはしない(ポンカンキャンペーン除く)
- ・プライオリティパスの空港ラウンジを使いこなせるか?
- ・他社比較シミュレーションでは優秀な数字とはいえず、年会費の元を稼ぐのにも精一杯(後述)
まずプレミアムカード限定の特典についてだが、特典は3つに分かれている。楽天市場コースは大よそ毎週金曜日にはポイントが1%上乗せ、トラベルコースは楽天トラベルでポイント1%上乗せと手荷物宅配サービスが付帯、エンタメコースは楽天ビデオ・ブックスなどでポイントが1%上乗せされる。3つの中でもポイントを追求するなら楽天市場コースで良いだろう。ビデオ・ブックスが楽天市場での買い物額を超えるならエンタメコースという手もある。また、共通サービスで誕生月にはポイント還元率が3%になる。3倍という表現は誤解を招きやすいが、通常時の3倍という意味で、他の特典と掛け合わせて数倍になるということはない。
また、ノーマルと同様に楽天では常時2%の還元、土曜は3%、月額315円で楽天以外でも6の付く日は1%上乗せされる。さらに、楽天銀行の口座があれば振込み等でも1ポイントから獲得できる。世界中の空港で使えるプライオリティパスも無料発行されるが、頻繁に海外旅行で待ち時間がある人は別にして、大抵の人は使いこなせるかどうか。。。
次に、他社カードと年会費、通常時のポイント還元率、amazon・楽天・Yahooショッピングでの還元率、入会ボーナス、電子マネーへの対応等を比較した。 さらに通常店で年間50万円を利用した場合の割引額、50万円に前述3店で最も有利な店で10万円を利用した場合、通常店と3サイトで10万円ずつ計40万円を利用した場合の割引額を比較した。
上図の通り「楽天プレミアムカード」は他社カードと比較すると、なかなか優秀な数字を出している。当然ながら楽天での買い物はポイント還元率はトップだが、それ以外でも月額315円のダブルポイントクラブを利用すれば、通常1%の還元率を2%に押し上げられる。毎月6が付く日に限定されるが、それでも他サイトでもポイントが優秀になるのは評価できる。また、楽天Edyなら200円で1ポイント(還元率0.5%)が貯められる。
しかし、還元率はクレジット払いより明らかに劣るため、コンビニ・スーパーでも可能な限りはクレジット払いを利用した方が賢明だろう。例えばミニストップはクレジット払いに対応している店が多い。少額決済であればサインレスとなるため、Edyと比較しても使い勝手は悪くないはずだ。
結論としては、楽天で買い物するなら保有しても良いが、果たして1万円の年会費を支払ってまで保有すべきかは大いに疑問だ。当然ながら、ポイントアップする機会が増えるのは、利用する上では大きなメリットにはなる。しかし、楽天での買い物でノーマルカードとのポイント率の差は1%で、計算上では年間100万円の利用がなければ年会費を相殺できない。そこまで利用しないのであればノーマルで十分だ。プライオリティパスに価値を感じるなら話は別だが。。。