JCBザ・PGAクラブカード/ ゴルフなどのスポーツ好きが割引やポイントでお得になるカードの比較
- オススメ度:
- 名称:
- JCBザ・PGAクラブカード
- 優待店:
- ザ・PGAクラブなど
- 年会費:
- 4,462円
- ポイント率:
- 0.5%
- 特典:
- オリジナルグッズ及びPGA主催のトーナメント招待等
- 入会ボーナス:
- -
JCBザ・PGAクラブカードはPGAのレッスン会やゴルフ選手権目的なら!
JCBザ・PGAクラブカードは、日本プロゴルフ協会が運営するザ・PGAクラブのオフィシャルスポンサーであるJCBが発行するカードだ。そのため、発行ブランドにVISA/マスターカードはなく、JCBのみとなっている。また、年会費の4,462円は基本の1,312円に、ザ・PGAクラブの年会費である3,150円を加算した額だ。また、基本の1,312円を2倍にすることで、ゴルファー保険に加えて旅行保険が付帯されるグランデカードにランクアップできる。
まず前述した通り、このカードには一般カードとグランデカードの2種類があり、グランデカードには一般カードにはない旅行傷害保険の付帯と、ショッピングカードの保障額の増額がある。年に数回以上の海外旅行に行く人や、治安に不安のある地域に行く人以外は一般カードで十分だ。
さて、主な特典だが、1番大きいのは日本プロゴルフ選手権などのPGA主催のトーナメントに抽選で招待される点と、千葉のカレドニアン・ゴルフクラブ等のPGA協力コースでの優待割引がある。さらに会員限定のレッスン会・ゴルフスクール・コンペにも参加できる。PGA関連の特典が非常に充実している一方で、ポイントプログラムでは1,000円利用で1ポイント(5円)でポイント還元率では0.5%と普通だ。Okidokiランドでの最大20倍のポイントアップもあるが、JCBカードと同様で魅力はない。
次に、下図でゴルフ関連で得するクレジットカードを、年会費・ポイント還元率・特定の優待店(主にゴルフ関連の店)での特別還元率・電子マネー対応等を比較した。さらに、年間50万円を利用して年会費を差し引いた額、10万円を優待店に費やした場合、それらの両方を満たした際にポイントで得をする金額をシミュレーションして比較した。
上図で左から1番目の"JCBザ・PGAクラブカード"を他社のゴルフ系カードと比較すると、一般的なノーマルカードの1,312円より高額だと分かる。これは既述したPGAクラブの年会費が加算されているためだが、この上乗せされる約3,000円分の価値が、このカードに付帯する特典に見合うかが問題となる。
また、ポイント還元率に目を向けると、ベースは0.5%と他社カードと同率でメリットがない。特別還元率は10.0%で1万円の買い物で1千円が戻ってくると考えると高い数字なのだが、これはOkiDokiランド経由でネットショッピングをした場合の最大のポイント率でしかない。二木ゴルフカードのように、二木ゴルフでクラブ等を購入した際にポイントが上乗せされるわけではない。純粋にゴルフ関連で得になるわけではない点ではイマイチだ。さらに、各シミュレーションでも加算される年会費がネックとなる。OkiDokiランドでポイント20倍の商品を購入するなら5万円で事足りるが、普通の日用品の買い物では年間100万円は利用しないと年会費が相殺できない計算だ。やはり、ポイントよりもPGAクラブの特典を中心に考えるべきだ。
結論としては、PGAのレッスン会を受けたい人やゴルフ選手権を見に行きたい人には悪くなさそうだが、ポイントや割引には特に目立ったものはないため、これらの特典に魅力を感じないようならスルーしても良いカードだ。ゴルフ関連の割引でも、PGAブランドグッズの販売、PGA協力コースの割引しか存在しておらず、いまいちゴルフ関連で得をするには魅力が薄い。やはりPGA関連の目立った特典に魅力を感じないなら、別のゴルフ系カードにした方が賢明だろう。