KIPS PiTaPa 三菱東京UFJ VISAカード/ 電車代・電子マネーのチャージ節約・ポイント獲得の比較
- オススメ度:
- 名称:
- KIPS PiTaPa 三菱東京UFJ VISAカード
- 年会費:
- 無料
- 別途年会費:
- 無し
- ポイント付与:
- 1,000円 → 1ポイント
- 変換率:
- 100円 → 0.5円キャッシュバック
- ボーナス:
- 50万利用時に10%/100万利用時に20%
KIPS PiTaPa 三菱東京UFJ VISAはATM手数料と近鉄G利用でオススメ!
KIPS PiTaPa 三菱東京UFJ VISAカードは、近畿日本鉄道(近鉄)と三菱東京UFJ銀行が発行しているカードで、ブランドはVISAのみだ。近鉄グループ各社で買い物することでポイントが貯まる他、近鉄グループ以外では三菱東京UFJポイントが貯められる。
また、他のKIPSカードとは異なりPiTaPaと一体化しておりサイフからカードが1枚減り有難い。電車代はクレジットカード請求時の後払いだ。以下、ICOCAやPiTaPa一体化のカード及びオートチャージが可能なカードで数字・サービスで比較した。
さて、このカードを利用するにあたって注目すべきサービスは下記3点が挙げられる。
- ・三菱東京UFJ銀行のキャッシュカードとしても利用可能でATM出金手数料が無料
- ・近鉄グループでの買い物はポイントが倍増
- ・近鉄線に乗車することで自動的に割引きになる
逆に利用するにあたって注意すべき点は下記3点がある。
- ・KIPSポイントと三菱東京UFJのポイントの有効期限は概ね1年
- ・KIPSポイント/三菱東京UFJポイント共にPiTaPaへの還元は不可能
- ・他社比較のシミュレーションでは、商品券に還元やキャッシュバックできる金額はトップ(後述)
このカードは三菱東京UFJ銀行のキャッシュカードにクレジットカード機能、PiTaPa機能、KIPSカードが入っている。PiTaPaの利用額はICOCAと異なりカード請求時の後払いになる。
まずATM出金手数料だが、無条件でMUFJ銀行の時間外手数料は無料になる。提携コンビニは、月1回でも引き落としがあれば3回まで無料、50万~100万決済であれば無制限に無料、100万以上の決済であれば無制限に無料+振込み手数料が3回まで無料となる。また、近鉄グループでの買い物はポイントが最大5%まで増加し、近鉄に乗車すると10%の割引きとなり、例えば月3,000円の乗車で300円が割引される。乗車するだけで割引きになるのは大きい。
また、近鉄グループでの買い物はKIPSポイントが貯まり、それ以外の買い物では三菱東京UFJポイントが貯まることになる。そのKipsポイントの有効期限は1年+2週間と他社の2年よりも短い。ICOCAとは異なり、KipsポイントをPiTaPaに還元できず、近鉄グループでしか利用できない点に注意したい。三菱東京UFJポイントもPiTaPaには還元できないが、KIPSポイントには交換できる。ただし、200円=1ポイントのKIPSポイントを、わざわざ1000円=1ポイントのMUFGポイントに交換することはない。キャッシュバックで1ポイント=5円にした方が賢明だ。その有効期限は1年でKIPSポイント同様に短い点には注意しておきたい。
次に、他社カードと年会費・移行費・ICOCA/PiTaPaへの還元額(もしくは商品券など)の効率・入会や利用額ごとのボーナス等を比較した。さらに年間50万円を使用した場合のキャッシュバック額、左記から年会費を差し引いた金額、年間100万分の利用をした場合を比較した。下記計算式でシミュレーションした。
キャッシュバック=(\500,000 × ポイント換算率)+ ボーナス
上記に年会費を加味=(\500,000 × ポイント換算率)+ ボーナス - 年会費
上図の通り「KIPS PiTaPa 三菱東京UFJ VISAカード」は他社カードと比較すると、50万ボーナスや100万円ボーナスがあるため、ポイントを還元できる金額はトップだ。この数字は、前述したようにKIPSポイントではなく三菱東京UFJポイントでキャッシュバックできることを想定して計算している。さらに近鉄グループで買い物をすれば、ポイントが買い物金額の5%に上昇(100円で1~5円)するため、JR西日本のJ-WEST系のカードとの差は広がる一方だ。
結論としては、銀行を三菱東京UFJに移せるor口座を保有している人であれば、かなりオススメできる。近鉄グループで買い物をするなら、なお条件は良いためオススメできる。逆に、三菱東京UFJの口座を保有していない人、近鉄グループでの買い物よりもビックカメラや大阪ステーションシティでの買い物額が大きいようであれば、それらの提携カードを選んだ方がお得になる。
もしも、大阪ステーションシティとビックカメラでの買い物が同額であれば、ビックカメラが通常の会員カードよりも1%程度しか優待にならないことを考えて、大阪ステーションシティのJ-WESTカードにして、ビックカメラは通常の会員カードにする2枚持ちの方が効率は良い。