ビックカメラ J-WESTカード エクスプレス/ 電車代・電子マネーのチャージ節約・ポイント獲得の比較

- オススメ度:
- 名称:
- ビックカメラ J-WESTカード エクスプレス
- 年会費:
- 1,050円
- 別途年会費:
- 無し
- ポイント付与:
- 1,000円 → 5ポイント
- 変換率:
- 100円 → 0.5円キャッシュバック
- ボーナス:
- なし
ビックカメラ J-WESTカード エクスプレスより通常の会員カードの方が?
ビックカメラ J-WESTカード エクスプレスは、JR西日本とビックカメラの提携カードでブランドはVISAのみだ。他のJ-WESTカードと同様に、JR西日本の新幹線や特急列車をネット予約できる他、ビックカメラの買い物でポイントアップになる。ICOCAと一体化ではなくスマートICOCAにオートチャージが可能。ICOCAやPiTaPa一体化のカード及びオートチャージが可能なカードで数字・サービスで比較した。
さて、このカードを利用するにあたって注目すべきサービスは下記3点が挙げられる。
- ・エクスプレス予約 /e5489予約が可能 /会員向け優待サービス
- ・ビックカメラで買い物をするとポイント還元率が実質1.5%アップ
- ・ICOCAチャージ /電車乗車時にポイントを実質2重で獲得
逆に利用するにあたって注意すべき点は下記3点がある。
- ・J-WESTポイントとビックポイントの有効期限は2年
- ・ビックポイントをICOCAにチャージできるが交換レートが悪い
- ・他社比較のシミュレーションでは、ICOCAや商品券に還元できる金額は小さい(後述)

このカードはエクスプレス予約とe5489予約が可能だ。どちらもチケットをインターネットで予約するサービスだが、その詳細と比較はJ-WESTカードを参照して欲しい。
そして独自の特徴は、ビックカメラでの買い物でビックポイントが通常会員にプラス1%、さらにJ-WESTポイントで0.5%分が獲得できる点だ。実質は通常のビック会員より1.5%多い。JR西日本系列の店舗(ホテル・グランヴィア、日本旅行、関空ラウンジ等)は優待店となり1~5%にポイント還元率が上昇するが、その他の通常の飲食店等では0.5%となる。1,000円で5ポイントということだ。優待店と通常ポイントは他J-WESTのカード共通だ。
さらに、ICOCAのチャージでもポイントが得られる他、さらにJR西日本で乗車する度に1ポイントが獲得できる。チャージして乗車すれば実質2倍だ。前述のビックポイントはICOCAにチャージすることも可能だが、ビックの1,500ポイントを1,000円分のICOCAにしか交換できず、レートが悪いため損だ。
一方で、ビックポイントは最終利用日から2年間で利用する限りは積み重なっていくが、J-WESTポイントは最長で2年間で失効するため注意が必要だ。ちなみに同型の「ビックカメラ J-WESTカード ベーシック」との違いは、エクスプレス予約が可能か否かが相違点となる。
次に、他社カードと年会費・移行費・ICOCA/PiTaPaへの還元額(もしくは商品券など)の効率・入会や利用額ごとのボーナス等を比較した。さらに年間50万円を使用した場合のキャッシュバック額、左記から年会費を差し引いた金額、年間100万分の利用をした場合を比較した。下記計算式でシミュレーションした。
キャッシュバック=(\500,000 × ポイント換算率)+ ボーナス
上記に年会費を加味=(\500,000 × ポイント換算率)+ ボーナス - 年会費

上図の通り「ビックカメラ J-WESTカード エクスプレス」は他社カードと比較すると、ポイントを還元できる金額は年会費分だけ他社に劣る。J-WEST系のカードに逆転するには、ビックカメラでの買い物が必要になる。ビックカメラでの買い物で他のJ-WESTカードよりも1%を多く還元されることを考えると、年間で何円でも良いから買い物をすれば良い計算だ。J-WEST系のカードではないMUFJ PiTaPaとの差は年間13万円以上の買い物をすれば逆転できる。また、ICOCAを年間13万円(月1万程度)のチャージでも逆転できる。
結論としては、エクスプレス予約が必要で、ビックカメラを年間1回でも利用するならオススメできる。エクスプレス予約が不要であれば、このカードのベーシックで十分だ。また、基本的にはビックカメラと大阪ステーションシティで、買い物額が大きい方の提携カードを選べば問題は無い。問題なのは、年間で同額程度の利用の場合だろう。ビックはクレジット機能なしの会員カードでも8%の還元で、このカードにしても1.5%しかプラスの還元にならない。一方で、OSAKA STATION CITYのJ-WESTカードであれば、最大3%の還元になる。それを考えれば、買い物額が同額であれば、ビックの通常の会員カードと大阪ステーションシティJ-WESTの2枚持ちがベストといえるだろう。