J-WESTカード エクスプレス/ 電車代・電子マネーのチャージ節約・ポイント獲得の比較
- オススメ度:
- 名称:
- J-WESTカード エクスプレス
- 年会費:
- 1,050円
- 別途年会費:
- 無し
- ポイント付与:
- 1,000円 → 5ポイント
- 変換率:
- 100円 → 0.5円キャッシュバック
- ボーナス:
- 入会時1,000円分のポイント獲得
J-WESTカード エクスプレスはエクスプレス予約がメリットだが?
J-WESTカード エクスプレスはJR西日本が発行しているカードで、発行ブランドはVISA/JCB/マスターカードから選ぶことができる。JR西日本が発行しているカードのため、JR西日本やJR西日本グループの系列店を優待料金を利用でき、ポイントも通常より多く獲得できる。また、ICOCAと一体化ではないが、スマートICOCAにオートチャージが可能だ。以下、ICOCAやPiTaPaと一体化のカード、またはオートチャージが可能なカードと数字及びサービスで比較した。
さて、このカードを利用するにあたって注目すべきサービスは下記2点が挙げられる。
- ・エクスプレス予約が可能 /会員向け優待サービス
- ・ICOCAチャージ /電車乗車時にポイントを実質2重で獲得
逆に利用するにあたって注意すべき点は下記3点がある。
- ・J-WESTポイントの有効期限は2年
- ・ICOCAに1,000円チャージでの還元額は、一部のPiTaPaより小さい
- ・他社比較のシミュレーションでは、ICOCAや商品券に還元できる金額は小さい(後述)
このカードの他、エクスプレスの冠が付くカードは、JR西日本のチケットでエクスプレス予約が可能になる。その特徴は、パソコン・携帯電話から座席のリクエストをしながら予約が可能な点だ。さらに切符を変更しても手数料が発生せず、突然のキャンセルでもキャンセル料も非常に安価だ。ただし、前述したように、このカードだけの独自サービスというわけではない。
また、アート引越しセンターやホテル・グランヴィア系列、日本旅行や関空ラウンジで割引きやポイントアップの優待を受けられる。このサービスは、J-WESTのカード共通だ。さらに、ICOCAのチャージでもポイントが得られる他、さらにJR西日本で200円の乗車をICOCAで支払う度に乗車ポイントとして1ポイントが獲得できる。チャージして乗車すれば、実質2倍のポイントが貯まることになる。
また、山陽新幹線やJR西日本・JR四国・JR九州の特急券がインターネットで予約できる「e5489」、山陽新幹線を利用する程にポイントが200~250%増加で得られる「J-WESTプレミア・クラブ」などのサービスも付いている。これらもJ-WEST系のカードには付帯しているサービスだ。エクスプレス予約とe5489予約の比較は「J-WESTカード ベーシック」を参照してほしい。
一方で、ポイントの有効期限には注意が必要で、有効期限が最長で2年となっている。また、ICOCAのチャージでJ-WESTポイントが獲得できるが、電車に乗らない場合は1,000円で5ポイントまでに限られる。他社の一部のPiTaPaでは後払いで、利用した金額が200円で2ポイントも貯まるため、多額の電子マネーを使用するようであれば、人によっては差が出てくるだろう。詳細は下図と以下の文章で比較する。
次に、他社カードと年会費・移行費・ICOCA/PiTaPaへの還元額(もしくは商品券など)の効率・入会や利用額ごとのボーナス等を比較した。さらに年間50万円を使用した場合のキャッシュバック額、左記から年会費を差し引いた金額、年間100万分の利用をした場合を比較した。下記計算式でシミュレーションした。
キャッシュバック=(\500,000 × ポイント換算率)+ ボーナス
上記に年会費を加味=(\500,000 × ポイント換算率)+ ボーナス - 年会費
上図の通り「J-WESTカード エクスプレス」は他社カードと比較すると、年会費が足を引っ張り、また利用額によるボーナスも存在していないため、ポイントを現金化すると他社に劣る数字となる。そのMUFJのピタパとの差を逆転するためには、まずはICOCAを年間20万円(月2万程度)をチャージすれば逆転できる。または新幹線を利用で得られるボーナスポイントで逆転も可能だ。例えば、東京~新大阪間の年間5往復で450ポイントで追いつける。ホテルなどの優待でポイント倍増を繰り返す手もあるが、頻繁に利用するのは厳しいか。。。
結論としては、エクスプレス予約を利用したい人で、年間に5~6回は新幹線を利用するのであればオススメできそうだ。しかし、エクスプレス予約が不要、もしくはビックカメラか大阪ステーションシティで多少なりとも買い物をするようであれば、そちらを選んだ方がお得になる。また、JRの予約サービスも不要で、前述の2店舗も利用しないのであれば、MUFJのKIPS PiTaPaを保有するのが一番お得になる。銀行の出金手数料が無料になるのもプラスの好材料だ。