スルガ銀行 Tポイント付きリザーブドプラン/ カードローン金利・返済額・限度額を比較
- オススメ度:
- 名称:
- スルガ銀行 Tポイント付きリザーブドプラン
- 利用開始:
- 即日
- 金利:
- 3.9% ~ 14.9%
- 限度額:
- 800万円
- 無利息期間:
- -
- 利用可能ATM:
- スルガ銀行・ゆうちょ・イーネット・ローソン・セブン等
スルガ銀行 Tポイント付きリザーブドプランはTポイントが魅力だが?
スルガ銀行 Tポイント付きリザーブドプラン(Tリザーブ)は、カードローンを返済するとTポイントが貯まるという新しいタイプのカードローンだ。スルガ銀行は静岡県に本店を置く銀行だが、口座開設が不要で営業区域外の人でも申し込みが可能になっている。以下、他の銀行カードローンと、借り入れ額毎の金利・毎月の返済額(約定返済額)・遅延損害金などを比較した。
さて、このカードローンでキャッシングするメリット/注意点は下記3点となる。
・カードローンの返済でTポイントが獲得でき、Tポイントでの返済も可能
・毎月の返済額(約定返済額)は銀行カードローンの中では高額な部類
・他の銀行カードローンとの金利比較は、借り入れ額毎の金利の目安が無く不可能(後述)
まず申し込みについてだが、スルガ銀行に口座を開設する必要は無く、Webで申し込んで本人確認資料をアップロードすれば事足りる。本人確認書類のコピーを郵送やファックスではなく写真のアップロードで済ませられるのは楽だろう。ただ、実際のカードは郵送で受け取るため手元に届くのは数日後になる。とはいえ即日融資を希望しておけば希望の銀行(スルガ銀行でなくともOK)に振り込んでくれるため、急に資金が必要になった際にも利用できるのは大きい。
次に肝心のTポイントについてだが、これは毎月の利用残高と最低返済額(約定返済額)によって変動する。変動するとはいえ、返済額1000円毎に10ポイントが付与されるだけで特に難しいことはない。ただ、毎月の最低返済額以上を返済(最低返済額が1万円なのに余裕があったから2万円返済した場合)してもTポイントが上乗せされて付与されることはない点は注意したい。
前述したようにTポイントによる返済も可能で、1ポイント=1円でローンの返済ができる。ファミマなどで日常的な買い物をしてもポイントは貯まるため、買い物しながらも返済できるというのは新しいカタチといえる。ちなみにポイントによってローン返済ができるとはいえ、毎月の最低返済はポイントではなく現金で返済する必要がある点は忘れずにおきたい。
次に、他の銀行カードローンと申込から発行までの日数、最低金利と最高金利、無利息期間、借り入れ限度額、50万・100万・200万・300万までを借り入れた時の金利等を比較した。比較対象にした一部の銀行カードローンは、借り入れ額に対して金利に幅があるため(100万円までの借り入れなら12.0%~14.5%等)、その金額帯で最低の金利で比較することとした。
上図の通りスルガ銀行カードローン「Tリザーブ」を他社と比較すると、まずは限度額は他社より若干高額な部類と分かる。とはいえ1000万円クラスも散見されるだけに若干高いだけだ。また、毎月の最低支払い額(約定返済額)は他社より高額で、特に300万円までの借り入れでは最高額と返済については厳しいことが分かる。一方で、金利は十分な情報開示がされておらず比較のしようがない。多少無理をして比較すると、まずは50万円までの借り入れの場合は最高金利が適用されるケースが多いため、14.9%ではないかと予想できる。そうだとすれば、他の金額帯でも金利は他社よりも高金利な可能性が高い。
ちなみに200万円の借り入れだと、単純計算でTポイントは年間4800ポイントが手に入る。仮にスルガと三井住友カードローンが同金利で、4800ポイントを返済に充てたとしよう。この場合、Tポイントによる返済は金利に換算すると0.24%分となる。上図でいえば、金利が同じ10%だとしてもスルガの実質の金利は9.76%となる。そう考えると、同金利ならTポイントがある分だけスルガ銀行の方が得だが、スルガよりも0.24%以上は低金利のカードローンを他社が提供しているなら、Tポイントに惑わされず他社のカードローンを選んだ方が得ということになる。
結論としては、50万円・100万円までの借り入れ限度額を検討しているなら、金利が高い可能性があるため申し込み(審査)も検討する必要がないだろう。それ以上の金額だと、とりあえず審査を受ける価値は無くはないが、過度な期待はしない方がいいだろう。もしも他のカードローンと迷っているなら、他のカードローンの金利がスルガで提示された金利より0.3%以上は低いか否かをベンチマークにして判断してもいいかもしれない。