三菱東京UFJ銀行カードローン バンクイック/ カードローン金利・返済額・限度額を比較
- オススメ度:
- 名称:
- 三菱東京UFJ銀行カードローン バンクイック
- 利用開始:
- 即日発行可能
- 金利:
- 4.6% ~ 14.6%
- 限度額:
- 500万円
- 無利息期間:
- なし
- 利用可能ATM:
- 三菱東京UFJ銀行・イーネット・ローソン・セブン
三菱東京UFJ銀行カードローン バンクイックはメガバンクでは最低金利だが?
三菱東京UFJ銀行カードローン「バンクイック」は、三菱東京UFJ銀行に設置されている無人契約機(テレビ窓口)、インターネット・郵送・電話等で申し込みが可能だ。無尽契約機で契約する際には、モビットの無尽契約機も併設されている場合が多いため、間違わないように注意したい。以下、借り入れ額毎の金利・毎月の返済額(約定返済額)、遅延損害金などを他社のカードローンと比較した。
まず、このカードローンでキャッシングするメリット/注意点は下記3点となる。
・毎月返済の他に、変則的な35日毎の返済も可能
・毎月の返済額(約定返済額)は銀行カードローンの中で高額な部類
・他社カードローンと比較すると、100万・200万・300万のどの金額でも微妙な金利(後述)
変則的な返済方法だが、これは借り入れの翌日から35日以内に返済すればOKという仕組みで、うがった見方をすれば、返済をズラしてサイフに余裕をもたせることが可能になる。例えば、4月1日にキャッシングしたとすると、次回の返済は5月7日までとなり、その次は6月11日まで、その次は7月16日までとズレこみ、半年後には1ヶ月分の返済を遅らせることになる。ただし、口座引き落としにすると設定できない点と、返済日を把握しづらくなる可能性が高い点には注意したい。
次に、毎月の最低返済額(約定返済額)だが、借り入れ額が50万円以上になると、10万円増額する毎に2,000円増額する。下図以降で具体的に検証するが、これは他社よりも毎月の返済額は高額になるため注意したい。
また、金利は借入れが50万円増額する度に減少する。他社は100万円毎に設定しているため、かなり厳密に決めている印象だ。さすがメガバンクの中でも堅い経営で知られるだけのことはある。
次に、他の銀行カードローンと申込から発行までの日数、最低金利と最高金利、無利息期間、借り入れ限度額、50万・100万・200万・300万までを借り入れた時の金利等を比較した。比較対象にした一部の銀行カードローンは、借り入れ額に対して金利に幅があるため(100万円までの借り入れなら12.0%~14.5%等)、その金額帯で最低の金利で比較することとした。※オリックスVIPと三井住友ゴールドは、銀行カードローンではないが、利用者が多い信販系カードローンとして、特別に比較対象に加えた。
上図の通り、三菱UFJ銀行カードローン「バンクイック」を他社と比較すると、借り入れ額が50万までの場合は、金利は他社と横並びだ。それ以上の金額帯で比較すると、金利は他社よりも高めとも低めとも言えない中途半端な金利と分かる。「200万まで」と「300万まで」を同じメガバンクで比較すると最低金利だが、住信SBI・オリックス・楽天といったネット系と比較すると、明らかに金利は高い。一方で、毎月の最低支払い額(約定返済額)は他社よりも高額だ。特に300万までに限度額を設定すると、毎月6万円の返済となり最高額になっている。
結論としては、金利が中途半端すぎて、強くオススメはできない。ただし、銀行カードローンを組むなら、メガバンクの方が安心という人は、メガバンクでは最低金利のバンクイックを選んでもいいだろう。ただし、毎月の約定返済額が他社よりも高額な点は抑えておきたい。利息を考えれば、多少無理はしても逐一返済した方が良いとも言えるが。。。
また、単純に金利を重視するのであれば、住信SBIプレミアムローンやオリックス銀行カードローンを検討したいところ。前者は100万まで・200万までで最低金利に近い。後者は300万までなら、実質で最低金利になる可能性が高い。ただし、住信SBIでは基本的に即日利用ができないため注意だ。