鳥取信用金庫/ 定期預金金利・住宅ローン金利・手数料・店舗ATM数比較

鳥取信用金庫ロゴ
オススメ度:
3
社名:
鳥取信用金庫
創業:
昭和25年(1950)
本店:
鳥取市栄町645番地
展開地域:
鳥取県他
総資産:
1,765億円(2013年現在)
自己資本比率:
6.7%

鳥取信用金庫はIB定期預金を利用すれば有利な金利を得られる!

鳥取信用金庫は鳥取市栄町に本店を置き、その総資産は鳥取県に本店を置く銀行の中では鳥取銀行には大きく劣るが、米子信用金庫と同程度の規模を誇る。また、他県の地銀と同様に社会貢献にも積極的だが、鳥取信金は「山陰海岸ジオパーク」の応援による社会貢献をしており、山陰海岸にある科学的に貴重で外観も美しい地質遺産の保存に一役買っている。

鳥取信用金庫の各種サービス

近年では、住宅ローンの金利引き下げ、退職金定期預金のキャンペーン、子育て応援定期預金など、他の地銀と似た動きをしている一方で、「ゲゲゲのふるさと」鳥取県民債なども展開している。また、2010年には60周年キャンペーンなども実施していた。

また、鳥取・島根県内の信用金庫と山陰合同銀行とで、ATMの出金手数料の相互無料化(さんいんネットサービス)をしている他、しんきんゼロネットワークで全国の信用金庫でも平日昼間の出金手数料が無料となる。また、鳥取信金に出資すれば時間外手数料が無料になる。

さて、下図では鳥取県内で展開する他の銀行と、2013年現在の5年ものの定期預金の金利・10年固定の住宅ローン金利・手数料・県内での店舗ATM数等を比較した。振込み手数料が2段の場合は上段は3万以下、下段は3万以上とした。また、ゆうちょ銀行は月6回以上の振込みで手数料110円が発生し、みずほ銀行の定期預金の金利はネット支店なら0.14%と0.16%に上昇する

銀行名 鳥取銀行 鳥取信用金庫 米子信用金庫 ゆうちょ銀行 みずほ銀行 三井住友銀行 三菱東京UFJ銀行
定期預金金利
(300万未満)
0.03%
※0.33%
0.03%
※0.33%
0.03% 0.06% 0.03%
※0.10%
0.03% 0.03%
定期預金金利
(300万以上)
0.04%
※0.34%
0.04%
※0.34%
0.04% 0.06% 0.04%
※0.10%
0.04% 0.04%
大口預金金利
(1000万以上)
0.06%
※0.36%
0.06% 0.045% 0.06% 0.05%
※0.10%
0.05% 0.06%
退職金
特別金利
0.4%
1年
0.4%
1年
0.4%
1年
- 1.6%
※3ヶ月
1.5%
※3ヶ月
1.4%
※3ヶ月
住宅ローン
金利
1.6~3.8% 1.6~3.5% 1.6%~ 3.5~3.8% 1.9~3.5% 3.7% ~3.9%
振込み手数料
(同銀行)
無料 無料
105円
無料 無料※ 105円※
210円※
105円 無料
振込み手数料
(他銀行)
315円 210円※
315円※
105円 210円※
420円※
210円※
420円※
210円※
420円※
210円※
315円※
同行ATM
出金手数料
無料~
210円
無料~
105円
無料~
105円
無料 無料~
210円
無料~
105円
無料~
105円
店舗ATM数
(県内)
61 26 38 241 1 0 0
コンビニ
鳥取県の定期預金の比較表(鳥取銀行・鳥取信金・米子信金・ゆうちょ・みずほ・三井住友・三菱UFJ)

上図の通り鳥取信用金庫の定期預金は、金利が通常では0.03%と他行と同等か、それ以下の数値でメリットは薄い。ただし、IB定期預金(個人でインターネットバンキングの申込者が申し込める定期預金)を利用すれば他行よりも有利な金利となる。とはいえ、それでも鳥取銀行と同等の金利だ。ただし、鳥取銀行がキャンペーンで金利優遇されるのに対して、鳥取信用金庫はインターネット口座を利用すれば常に高金利を享受できるため時期を選ばずに利用できるため利便性は高い。一方で退職金で定期預金を組む場合には金利は他行と同等レベルに留まるため注意したい。さらに手数料も安価というレベルではなく、鳥取県内にある店舗ATM数も多くはない点も抑えておきたい。ただ、店舗ATMは「しんきんゼロネットワーク」を使えば、全国の信用金庫のATMを平日昼間は手数料無料で利用できるためカバーできる。

結論としては、鳥取県内で定期預金を組むなら金利でオススメできそうだ。ただし、インターネット経由で申し込む必要があるため、ネットからの申し込みに抵抗がある人は鳥取銀行を選ぶのも手だ。鳥取銀行の場合にはキャンペーン金利で優遇されているため、店頭で定期預金を申し込んでも問題ない。また、鳥取信金の手数料・店舗ATM数は優秀とはいえないため、入出金・振込みなどを行うメインバンクとしての使い勝手はイマイチと言わざるをえない。資産運用の専用口座と割り切った方が賢明かもしれない。