投信・預金/資産運用 解説・用語集

通常貯金は一般的な銀行の普通預金と同じ!?

通常貯金とは、いつでも自由に預け入れ・引き出しができ、公共料金などの引き落としにも利用できる、ゆうちょ銀行の貯金(口座)を意味する。一般的な銀行の普通預金に該当する。

未だに自行のATMでも早朝・夜の出金では時間外手数料を徴収する銀行が多い中で、ゆうちょ銀行の通常貯金の口座は時間外手数料がない点でメリットがある。ただし、コンビニ等のATMでは105円が発生する。また、金利でも一般的な銀行の普通預金が0.02%なのに対して、ゆうちょ銀行の通常貯金は0.03%と有利になっている。この点ではネット専業銀行でも0.02%が大半のため、ゆうちょが銀行が抜群に有利といえる。

個人投資家としては、自由に引き出せる現金を一定程度はキープしたい人は、ゆうちょ銀行の通常貯金を利用すると、非常に僅かではあるがお得になる。ゆうちょのATMなら常に手数料が無料な点も良い。ゆうちょ銀行が全国に構える郵便局は全国に約24,000局あり、利便性にも疑問の余地はない。

また、一点、注意したいのは、日本郵政公社(ゆうちょ銀行の前進)が民営化される前に預け入れた金銭は、民営化後も国・政府が元本を保証するが、民営化後に預け入れた金銭は他の銀行と同様にペイオフの対象となり1,000万円までしか保証されない点だ。そうそう経営悪化することはないが、頭の片隅に置いておいても損はないだろう。