SHONAN CITY CARD/ 各小売店での割引優待・ポイント獲得でお得なカードの比較
- オススメ度:
- 名称:
- SHONAN CITY CARD(湘南シティカード)
- 優待店:
- OSC湘南シティ内の各店
- 年会費:
- 1,050円※年5万円利用で無料
- ポイント率:
- 0.5%
- 特典:
- OSC湘南シティの各店で5%割引等
- 入会ボーナス:
- -
SHONAN CITY CARDはOSC湘南シティの利用者でも保有は微妙か?
SHONAN CITY CARD(湘南シティカード)は、神奈川県の平塚駅近くの「OSC湘南シティ」で各種特典があるカードだ。発行ブランドはVISA/JCB/マスターカードから選択できる。それらの加盟店でポイントが貯まる他、OSC湘南シティでの買い物は5%割引、駐車場の料金が3時間まで無料などの特典が付帯している。
まずポイントプログラムだが、基本は200円でセディナのわくわくポイントが1ポイント(1円)が貯まる。他社カードと異なり、OSC湘南シティでの買い物でポイントが上乗せされることはなく、さらに別ポイントが貯まることもない。明らかにポイント面ではイマイチだ。
ポイント以外の特典では、OSC湘南シティの各ショップでの5%割引やプレゼントがある。5%割引が設定されているのは、オリンピック・アカチャンホンポ・日本旅行などの大型店は5%割引の対象外となっている。OSC湘南シティで上述の店舗のみを主に利用しているような人だと、ポイントの上乗せが無いだけに、このカードの利用価値は大きく損なわれることになる。それ以外ではセディナの特典が付帯しているのだが、特にカード引き落とし口座を三井住友銀行に指定するとATMの手数料が無料になる特典は利用価値がありそうだ。
次に、下図で各小売店で得するクレジットカードを、年会費・ポイント還元率・特定の優待店(主に冠名の店舗)での特別還元率・入会ボーナス・電子マネー対応等を比較した。さらに、年間50万円を利用して年会費を差し引いた額、10万円を優待店に費やした場合、それらの両方を満たした際にポイントで得をする金額をシミュレーションして比較した。
上図で右から2番目の"SHONAN CITY CARD"を他社と比較すると、まずは年会費が1,050円が設定されている点に目がいく。とはいえ、年間5万円の利用があれば無料になり、普通に利用するなら容易にクリアできる水準ではある。しかし、他社カードが無条件で年会費無料にしている点、数年に1回しかOSC湘南を利用しないような人は年会費が発生することになる。
また、ポイント還元率では0.5%で他社と同率だが、特別還元率(このカードの場合はOSC湘南での買い物)でのポイント上乗せはない。代わりに5.0%を上図には入れてあるが、それでも他社のようにポイントに加えて割引が受けられるということがなく、なかなか数字面では厳しい結果となった。
結論としては、OSC湘南シティで買い物する人でも保有するかは微妙なところだ。ポイントの上乗せが存在しない以上は、割引のみがメリットとなるが、それも人によっては利用価値が低い店しか対象でないケースが大いに考えられる。それなら、一般的に高ポイント還元率と呼ばれるカードを利用した方が、結果的にはお得になる可能性が高い。また、年間5万円を利用しないと年会費が発生するため放置ができず、年に数回しか利用しないような人にも厳しい。。。