オリコ デザインカード iB/ ネットショッピング・ネット通販の割引・ポイント獲得の比較
- オススメ度:
- 名称:
- オリコ デザインカード iB
- 年会費:
- 無料 ※年1回の利用が必要
- 優待店:
- Orico Mall等の提携企業の各店
- ポイント付与:
- 100円 → 1.0ポイント(VISA加盟店利用時)
- ポイント換算:
- 100円 → 0.5円割引(還元率は0.5%)
- ボーナス:
- 入会ウェルカムキャンペーンで2,000ポイント(5,000円相当)のボーナス
オリコ デザインカード iBは他社に追いつくために200万が必要では絶望的?
オリコ デザインカード iBは、2012年6月より会員募集を開始したカードで、チャージ不要の後払い型の電子マネーであるiDとQUICK Payが搭載されている。ポイントはVISA加盟店では、1,000円で1ポイント(5円相当分)のため還元率は0.5%となる。
ただし、年間利用額毎にポイントアップする仕組みがあり、さらに他社同様に自社サイト(オリコモール)経由で買い物をすれば、ポイントが倍増する。以下、ネット通販でポイント割引きが受けられるクレジットカードで、数字とサービスを比較した。
さて、オリコ デザインカードiBの特徴的なサービスは下記3点が挙げられる。
- ・年間利用額でポイント倍増 /オリコモール経由でポイントアップ
- ・iDとクイックペイを1,000円利用すれば1ポイント獲得
- ・トラベルサポート機能が付帯
逆に利用するにあたって注意すべき点は下記3点がある。
- ・年1回以上を利用しないと1,312円の年会費が発生
- ・ポイント有効期限が最長2年で延長は不可能
- ・他社比較シミュレーションでは、ポイント還元率が低くイマイチ(後述)
まずポイントについてだが、基本は1,000円で1ポイント(5円相当)で還元率は0.5%と高くはない。ただし、年間利用額が50万円を超えると翌年からは還元率が0.75%、100万円を超えると0.85%、200万円を超えると1.0%まで上昇する。後述の図に記載しているが、他社比較しても1.0%という数字自体は高くないことは変わらない。
また、他社同様に自社サイト経由で各ショッピングサイトで買い物をすれば、ポイントが倍増される。特に、アマゾンとYahooショッピングが2倍で還元率はノーマルステージで1.0%に上昇するが、楽天市場はポイントが上昇しないため注意したい。楽天オークションであれば2倍に上昇するのだが。。。
さらに、トラベルサポートとして、海外旅行の航空券割引、ホテル割引、手荷物宅配の割引、羽田・成田空港の駐車場割引などがある。特にツアー割引はJALツアー・JALパック、ANAツアーからJRびゅうまで幅広く網羅している。だが、どのサービスも無料ではなく割引きに留まる。
次に、他社カードと年会費、通常時のポイント還元率、amazon・楽天・Yahooショッピングでの還元率、入会ボーナス、電子マネーへの対応等を比較した。 さらに通常店で年間50万円を利用した場合の割引額、50万円に前述3店で最も有利な店で10万円を利用した場合、通常店と3サイトで10万円ずつ計40万円を利用した場合の割引額を比較した。
上図の通り「オリコ デザインカードiB」は他社カードと比較すると、還元率は他社より悪く、年間50万のシミュレーション(1.5倍ボーナスあり)でも数字は芳しくない。他社を逆転する可能性としては、50万円ではなく年間200万の利用が必要になる。年間200万円利用なら、基本ベースの還元率が1.0%、ヤフーショッピング・アマゾンは2%まで引き上げられる。
ただし、月間15万円以上の利用となると、ほぼ全ての決済をカードに依存することになり、そこまで集約していいかは大いに疑問ではある。また、電子マネーでは、iDやQuickPayでもポイントが貯まるため、それを活かして他社との差は縮められる。ただ、他社との最大4,000円分の差は、電子マネーを80万円近く使用する必要があるため、少々現実味には欠ける。
結論としては、200万円以上の利用ができるなら、悪くは無いカードといえる。それ以外の人は別カードを保有した方が賢明だろう。ポイントでは完敗だが、一応は羽田・成田の駐車場が20%オフという特典があるため、頻繁に同駐車場を利用する人であれば、年会費の発生を防ぐために年1回は使用する必要があるが、サブのサブカードとして保有しておく価値はありそうだ。