JMB nimoca/ マイレージ獲得効率・貯め方比較
- オススメ度:
- 名称:
- JMB nimoca
- 年会費:
- 無料
- マイル移行費:
- 無料
- ポイント付与:
- 1,000円 → 3ポイント
- マイル付与:
- 100円 → 0.15マイル
- ボーナス:
- -
JMB nimocaは電車・バスの利用ではマイルに交換できないとなると!
JMB nimocaは西日本鉄道グループとJALの提携カードだ。ブランドはVISAのみとなっている。nimocaは福岡県を中心に、福岡県内の電車・バスを始め、福岡大丸・三越などで利用できる。注意したいのは、他社カードとは異なり、加盟店ごとにポイント率が異なる点だ。その貯めたnimocaポイントをJALマイルに交換できる。以下、サービスとJALマイルを貯める効率を他社カードと比較した。
さて、このカードで注目すべき付帯サービスは下記3点が挙げられる。
- ・加盟店でのポイントは210円で1ポイントが多い
- ・nimocaは福岡県/大分県のローソンでも利用可能
- ・JALタッチ&ゴー
逆に注意すべき点は下記3点がある。
- ・JALマイルに交換できるのはセンターポイントのみ /ポイント交換機でのみ交換可能
- ・nimocaポイントの有効期限は1年
- ・他社比較シミュレーションでは、他のJALカードよりもマイルの効率が悪い(後述)
まず、このカードのポイントプログラムについてだが、加盟店でのポイント率は店毎に異なるが、多くの店舗は210円で1ポイントとなっている。ただし、気をつけたいのはポイント付与対象外の店が多い点だ。特に駐車場・レジャー施設・書店などで対象外の店舗が多い。また、貯めたnimocaポイントは2ポイントを1マイルに交換できるが、そのポイントはセンターポイントに限定されている。センターポイントとは、クレジット機能で支払いをした際に獲得できるポイントだ。バス・電車で獲得できるカードポイントはJALマイルに交換できないため注意したい。さらに、ポイント交換には交換機に直接赴く必要があり手間を要する。他社カードには無い条件で、この条件のせいで魅力は半減だ。
さらにJAL ICが搭載されているため、空港でセキュリティゲートに直行できるJALタッチ&ゴーが利用できるが、これは他のJALカードと同様で、オリジナルと魅力とはいえない。また、nimocaポイントは有効期限が1年と短く、持ち越しができないため多くのマイルを貯めるには厄介だ。
次に、他社カードと年会費・移行費・マイルが貯まる効率・各種ボーナス・電子マネー等を比較した。さらに年間50万円を使用した場合のマイルの貯まり方、50万に加盟店で10万利用を追加利用した場合、50万の利用に追加で東京・札幌間を1往復した場合を比較した。下記計算式でシミュレーションした。
初年度マイル={ (\500,000-年会費-マイル移行費)×マイル換算率} +入会ボーナス +継続ボーナス
次年度マイル=上記 - 入会ボーナス
加盟店を加味=次年度マイル +(\100,000×マイル換算率×加盟店ボーナス比率)
1旅行を加味=次年度マイル +(東京札幌マイル + 東京札幌マイル×搭乗ボーナス) ※東京札幌は510マイル
上図の通り、「JMB nimoca」を他社比較すると、他社カードよりもマイル換算率(還元率)が悪く、シミュレーションでも、他社よりも大きく劣る数字となった。他社が対応していない電子マネーの対応で、他社との差を縮めようとしても、前述したように、バス・電車では貯まらず、買い物で電子マネーを利用する必要があり、考えているよりも電子マネーではポイントが貯まりにくい。交換レートも悪いため、年間で数十万単位でも逆転は厳しい。。。
結論としては、効率が悪く保有するのはオススメできない。メインでなくサブカードで利用しようにも、マイルに交換できるのは、ショッピングでnimocaを利用した場合に限定される。そのため、電車・バス限定で貯めることができず、利用価値が激減している。かろうじてnimoca対応のコンビニ等を、頻繁に利用するような人なら、保有してもマイルを貯める一助になるかもしれない。