JMB伊予鉄い~カード/ マイレージ獲得効率・貯め方比較
- オススメ度:
- 名称:
- JMB伊予鉄い~カード
- 年会費:
- 無料
- マイル移行費:
- 無料
- ポイント付与:
- -
- マイル付与:
- 100円 → 2マイル(JAL提携店を利用時)
- ボーナス:
- -
JMB伊予鉄い~カードはタダのICカードだと考えれば!
JMB伊予鉄い~カードは愛媛の伊予鉄道とJALの提携カードだ。クレジット機能は無く、JALマイレージバンクと伊予鉄道のサービスが受けられる。特に伊予鉄は運賃の割引きが適用される。注意したいのが、マイルから伊予鉄道ポイント(バリュー)へ交換できるが、伊予鉄からマイルへの交換ができない点だ。
さて、このカードで注目すべき付帯サービスは下記3点が挙げられる。
- ・ICカード機能が付帯されており、それで乗車すれば運賃が割引き
- ・マイステイ東京特典(期間限定)
- ・JALマイルを伊予鉄バリューと交換可能(片道のみ)
逆に注意すべき点は下記3点がある。
- ・クレジット機能は無し
- ・2013年4月以降はカード発行費500円が発生
- ・他社比較シミュレーションでは、マイルが貯まる効率が悪い(後述)
まず、このカードの特徴として、ICカード機能が付帯しており、チャージすることで伊予鉄に乗車できる点が第一に挙げられる。その際には乗車運賃が10%割引きされ、電車以外に伊予鉄グループ各店・松山空港内のショップ・飲食店・一部のコカコーラの自販機でも利用できる。ただ、その利用可能なエリアは愛媛県内に限られるため注意したい。
もちろん、JALマイレージバンクのサービスが付帯されているため、JALに搭乗した際やJAL提携店(免税店など)でもマイルが貯まる。さらに期間限定の特典だが、JALのパック旅行「マイステイ東京」に申し込めば500円分の電子マネーがプレゼントされる。500円というのは何とも微妙な金額ではあるが。。。
一方で、どれだけ伊予鉄でカードを利用しようとも、JALマイルに交換ができない。JALマイルを伊予鉄のバリューには交換できるが、マイラーとしては無用の長物だ。また、2013年3月以降はカード発行に500円が発生するため注意したい。デポジットというわけでも無いため厄介だ。
次に、他社カードと年会費・移行費・マイルが貯まる効率・各種ボーナス・電子マネー等を比較した。さらに年間50万円を使用した場合のマイルの貯まり方、50万に加盟店で10万利用を追加利用した場合、50万の利用に追加で東京・札幌間を1往復した場合を比較した。下記計算式でシミュレーションした。
初年度マイル={ (\500,000-年会費-マイル移行費)×マイル換算率} +入会ボーナス +継続ボーナス
次年度マイル=上記 - 入会ボーナス
加盟店を加味=次年度マイル +(\100,000×マイル換算率×加盟店ボーナス比率)
1旅行を加味=次年度マイル +(東京札幌マイル + 東京札幌マイル×搭乗ボーナス) ※東京札幌は510マイル
上図の通り、「JMB伊予鉄い~カード」を他社比較すると、数字面は非常に厳しい結果となった。クレジット機能が無く、JALマイルを貯める一助となるのはJALに搭乗する際と、JAL提携店で買い物をする際のみと考えていい。正確には比較のしようがない。
結論としては、ただの伊予鉄道用のICカードとして利用するならオススメできる。このカードとJALカードの2枚持ちは可能で、JALカードと同様のお客様番号で追加発行という形式になるため、特に問題は無い。過度な期待せずICカードとして運用するのが賢明だ。