デルタ スカイマイル SuMi TRUST VISA プラチナカード/ マイレージ獲得効率・貯め方比較

デルタ スカイマイル シティVISAプラチナカード
オススメ度:
2
名称:
デルタ スカイマイル SuMi TRUST VISA プラチナカード
年会費:
42,000円(2012年3月より58,800円から値下げ)
マイル移行費:
無料
ポイント付与:
-
マイル付与:
100円 → 1.5マイル
ボーナス:
入会時10,000マイル・継続時5,000マイル

デルタ SuMi TRUST VISAプラチナは高額な年会費に目をつむれば?

デルタ スカイマイル SuMi TRUST CLUB プラチナVISAカード(旧デルタ スカイマイル シティVISAプラチナカード)は、シティの日本分野が三井住友信託に買収された(正確にはシティの事実上のほぼ日本撤退)ことで名称が変更された。ただ、名称以外のサービスは引き継がれており、年会費・マイル還元率は据え置かれている。年会費も相変わらず他のデルタカードと比較しても最高額だ。

ただし、プラチナといえどアメックスやダイナースのプラチナカードは10万を超えるため、それよりはお手頃なカードといえるだろう。また、2012年3月16日よりマイル還元率が改定され、100円→1マイルだったのが、100円→1.5マイルに上昇したため価値が急上昇した。現在のサービス面と数字面で他カードと比較した。

さて、このカードを利用するにあたって注目すべき付帯サービスは下記3点が挙げられる。

  • ・SuMi TRUSTとVISA両方のプラチナカードデスクを利用可能
  • ・デルタスカイクラブラウンジを利用可
  • ・マイルの有効期限なし/マイルをスカイマークの航空券と交換可

逆に利用するにあたって注意点/ポイントは下記3点がある。

  • ・デルタ提携カードの中では最高額の年会費
  • ・PASMO/WAONのチャージではマイルが獲得できない
  • ・他社比較シミュレーションでは、マイル取得の効率は飛行機に乗らなければトップ(後述)
デルタ スカイマイルクラブの各種サービス

まず、このカードはSuMi TRUSTのプラチナデスクを利用可能で、航空券や飲食店の予約なども可能な24時間365時間でアシスタントサービスを受けられる特徴がある。さらに、レストラン優待や提携航空会社の航空券半額や無料アップグレードといったサービスも付く。

また、デルタスカイクラブラウンジを利用でき、ビールやワインやスピリッツの他、チーズやクラッカーやドライフルーツなどを無料で楽しめ、さらに無料Wifiやシャワールームも利用できる。

加えて、ANA/JALとは異なりマイルの有効期限が無期限、デルタだけでなくスカイマークの航空券でもマイルで交換できるのがありがたい。この点は他のデルタカードと同様だ。さらに、海外/国内旅行時はカードで航空券などを決済しなくとも保険が付帯される(自動付帯)。他のデルタ提携カードの中では、ダイナース以外では自動付帯されないため、デルタ提携カードでは貴重な存在だ。さらにSuica/ICOCAでもEdyでもチャージでマイルが貯まる。だが、さすがにPASOMO/WAONのチャージではマイルが貯められない。

次に、他社カードと年会費・移行費・マイルが貯まる効率・各種ボーナス・電子マネー等を比較した。さらに年間で50万円・100万円を使用した場合のマイルの貯まり方、50万の利用に追加で東京・NY間を1往復した場合を比較した。下記計算式でシミュレーションした。
初年度マイル={ (\500,000-初年度年会費)×マイル換算率} +入会ボーナス
次年度マイル={ (\500,000-年会費)×マイル換算率 } +継続ボーナス
1旅行を加味=次年度マイル +(東京NYマイル + 東京NYマイル×搭乗ボーナス) ※東京~NYは6,764マイル

名称 デルタ
アメックス
デルタ
アメックス
ゴールド
デルタ
SuMi TRUST
ゴールド
デルタ
SuMi TRUST
プラチナ
デルタ
ダイナース
デルタ
JCB
テイクオフ
デルタ
JCB
一般
デルタ
JCB
ゴールド
デザイン デルタ スカイマイル アメリカンエキスプレスカード デルタ スカイマイル SuMi TRUST VISA ゴールドカード デルタ スカイマイル SuMi TRUST VISA プラチナカード デルタ スカイマイル ダイナースクラブカード デルタ スカイマイル JCBカード(テイクオフ) デルタ スカイマイル JCBカード(一般) デルタ スカイマイル JCBカード(ゴールド)
年会費 \12,600 \27,300 \18,900 \42,000 \28,000 \1,575 \10,500 \18,900
マイル
換算率
1% 1% 1.3% 1.5% 1.5% 0.5% 1% 1%
入会
ボーナス
5,000 8,000 6,000 10,000 6,000 4,000 5,000 10,000
入会搭乗
ボーナス
10,000 10,000 10,000 10,000 10,000 2,000 2,000 2,000
継続
ボーナス
2,000 3,000 3,000 5,000 3,000 - - -
継続搭乗
ボーナス
1,000 1,000 1,000 - - 2,000 2,000 2,000
搭乗
ボーナス
25% 100% - - - - - -
Edy - - 100% 100% - - - -
Suica 100% 100% 100%- 100% - - - -
1年50万
初年度
9,874 12,727 12,500 16,618 13,080 6,500 9,948 14,895
1年50万
次年度
4,874 4,727 6,500 6,618 7,080 2,500 4,948 4,895
1年50万
初年度+旅行
18,298 26,195 19,234 23,352 19,814 13,234 11,712 11,659
1年50万
次年度+旅行
13,329 18,255 13,264 13,382 13,844 9,264 11,712 11,659
1年100万
次年度
14,874 17,727 15,754 19,118 17,580 4,992 9,895 9,811
1年100万
+旅行
23,329 29,255 25,764 28,882 27,344 14,764 19,712 19,659
デルタスカイマイル型クレジットカードの比較表(デルタアメックス・デルタアメックスゴールド・デルタシティVISAゴールド・プラチナ・デルタダイナース・デルタJCBテイクオフ・デルタJCB一般・デルタJCBゴールド)

少し分かりにくいが、上図の通りデルタ・SuMi TRSUT VISAプラチナは飛行機に乗らないとすると、マイルが獲得する効率はトップだ。初年度に得られるマイルも優秀で、他カードよりも4,000マイルは多くマイルを獲得することができる。ただし、飛行機に乗る場合には、デルタアメックス・ゴールドが豊富な搭乗サービスが付くのに対して、このカードには付かないためマイル数は一歩劣る結果になる。年間100万円以上を使用した場合でも、飛行機に搭乗しない場合には断然トップのマイル数を獲得できる。一方で、50万円の際と同様に飛行機の搭乗が入ってくるとアメックスゴールドに一歩劣るマイル数だ。

結論としては、陸マイラーに近く、4万円の年会費が苦にはならずマイルを貯めたい人には、このカードはオススメできる。また、効率的にマイルを貯めつつプラチナサービスを享受したい人にも良い。一方で、数年に1回でもデルタを利用する人はアメックスゴールドを、プラチナは不要で少し年会費を抑えてマイルを効率的に貯めたいならデルタ・SuMi TRUSTゴールドで十分だ。