横浜信用金庫/ 定期預金金利・住宅ローン金利・手数料・店舗ATM数比較

- オススメ度:
- 社名:
- 横浜信用金庫
- 創業:
- 大正12年(1923年)
- 本店:
- 横浜市中区尾上町2-16-1
- 展開地域:
- 神奈川県
- 総資産:
- 1兆6,464億円(2013年現在)
- 自己資本比率:
- 11.9%
横浜信用金庫は流石に定期預金だけで預金を掻き集めているだけある!
横浜信用金庫は神奈川県横浜市に本社を置き、横浜市を中心に展開・営業をしているが、川崎市・大和市・海老名市・藤沢市までエリアを伸ばしている。特に個人預金の51%が定期預金となるなど、定期預金に関しては非常に人気が高い。詳細は後述するが、他行より高金利なのが人気の理由の1つだろう。

最近でも、前述したように定期預金のラインナップは随時拡充されている。神奈川及び他県の地銀と同様に、年金の受け取りを横浜信金に設定すると金利が上昇する「年金受け取りありがとう定期」や、18歳未満の子供を持つ人に金利を優遇する「子育て応援定期」や、契約された定期預金の残高に応じて横浜市の緑化団体に寄付をする「横浜エコ定期」がある。
さらに、地元の野球とサッカーチームである横浜マリノス・横浜ベイスターズのシーズン終了後の成績によって金利が変化する「横浜応援定期預金」を、シーズンごとに販売している。優勝すれば金利が10倍、好成績であれば成績順に5倍、4倍、3倍と非常に魅力的な金利になる。ただし、横浜マリノスは2005年以降はJ1で5~10位で優勝争いには絡めておらず、横浜ベイスターズは近年は最下位争いが定着しておりボーナス金利は期待できない。。。
下図では、神奈川県内で展開する他の銀行と他の銀行と、2013年現在の5年ものの定期預金の金利・10年固定の住宅ローン金利・手数料・県内での店舗ATM数等を比較した。振込み手数料が2段の場合は上段は3万以下、下段は3万以上とした。また、ゆうちょ銀行は月6回以上の振込みで手数料110円が発生し、みずほ銀行の定期預金の金利はネット支店なら0.14%と0.16%に上昇する。
銀行名 | 横浜銀行 | 神奈川銀行 | 横浜 信用金庫 |
川崎 信用金庫 |
ゆうちょ銀行 | みずほ銀行 | 三井住友銀行 | 三菱東京 UFJ銀行 |
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定期預金金利 (300万未満) |
0.04% ※0.35% |
0.04% ※0.09% |
0.05% ※0.25% |
0.04% | 0.06% | 0.03% ※0.10% |
0.03% | 0.03% |
定期預金金利 (300万以上) |
0.05% ※0.35% |
0.05% ※0.10% |
0.05% ※0.25% |
0.05% | 0.06% | 0.04% ※0.10% |
0.04% | 0.04% |
大口預金金利 (1000万以上) |
0.07% ※0.35% |
0.06% ※0.11% |
0.06% ※0.26% |
0.06% | 0.06% | 0.05% ※0.10% |
0.05% | 0.06% |
退職金 特別金利 |
1.7% ※3ヶ月 |
- | 0.56% | - | - | 1.6% ※3ヶ月 |
1.5% ※3ヶ月 |
1.4% ※3ヶ月 |
住宅ローン 金利 |
~2.9% | - | 1.4%~ | 1.8%~ | 3.5~3.8% | 1.9~3.5% | 3.7% | ~3.9% |
振込み手数料 (同銀行) |
無料 | 105円※ 315円※ |
無料 | 105円 | 無料※ | 105円※ 210円※ |
105円 | 無料 |
振込み手数料 (他銀行) |
210円※ 420円※ |
420円※ 630円※ |
420円※ 630円※ |
315円※ 525円※ |
210円※ 420円※ |
210円※ 420円※ |
210円※ 420円※ |
210円※ 315円※ |
同行ATM 出金手数料 |
無料~ 105円 |
無料~ 105円 |
無料~ 105円 |
無料~ 105円 |
無料 | 無料~ 210円 |
無料~ 105円 |
無料~ 105円 |
店舗ATM数 (県内) |
513 | 34 | 82 | 97 | 765 | 215 | 185 | 178 |
コンビニ | ○ | △ | △ | △ | ○ | ○ | ○ | ○ |

上図の通り横浜信用金庫の定期預金は、通常でも郵貯銀行には劣るが0.01%だが他行より有利な金利だ。さらに、1年ものの定期預金だが金利は0.25%まで上昇する。見かけの金利は横浜銀行の方が高いが、横浜銀行の定期預金で金利上乗せされるのは3ヶ月と短いため、横浜信金の方が金利上昇する期間が長いため計算上では横浜信金の方がお得になる。ちなみに、ネット口座での新規契約に限定されるが、みずほ銀行なら1年でもなく預け入れ期間にそのまま金利が上乗せされるため更に有利な金利になる点は注意したい。ただし、振込などの各種手数料は高額だ。同銀行内なら無料だが、他行宛の振込みとなると3万円以上は630円になる。数百円の差ともいえるが他行の1.5倍と考えると、この金額は頂けない額だ。
結論としては、さすがに定期預金でかなりの預金を集めているだけあってオススメできそうだ。ただし、インターネットバンキング専用で金利優遇される定期預金のため注意したい。また、みずほ銀行なら期間限定なしで金利が有利になるため、みずほも検討しておきたいところではある。退職金で定期預金を組む場合も、僅かに横浜銀行の方がお得なため、退職金で組むなら横浜銀行も検討したい。一方で手数料では大きなメリットは無いため、メインバンクとしてはイマイチな銀行だ。定期預金などを運用する資産運用専門の銀行と割り切って利用すると良いかもしれない。