明治安田生命 エブリバディ10/ 一時払い終身保険の返戻率・利回り・保険料・保険金・保障を評価 レビュー

明治安田生命 エブリバディ10
オススメ度:
2
保険会社:
明治安田生命
名称:
エブリバディ10(Everybody 10)
契約年齢:
20~80歳
返戻率:
104.2% ※10年後
利回り:
0.28%
特徴:
生涯にわたる保障と将来の資金準備を兼ね備えた保険です

明治安田生命 エブリバディ10は健康の告知なしが希望なら一考すべきか?

エブリバディ10は明治安田生命が募集・販売する一時払い終身保険で、一時払いでは銀行・証券会社などの金融窓口限定だが、他に積立利率変動型や外貨建ての終身保険が存在する。以下、明治安田生命のエブリバディ10の概要を記載し、他社の一時払い終身保険と比較する。

明治安田生命 エブリバディ10の仕組み・保険料・解約返戻率・解約返戻金・死亡保険金など

この保険は保険料を一時払いし、死亡すれば死亡保険金を受け取れる。ただ、他社と異なり契約から5年間は死亡保険金が、支払った保険料と同額程度に抑えられる。5年目以降は契約した額の死亡保険金が受け取れるが、5年内に死亡すると保険としての意味を成さない。これは告知・診査なし(引受基準緩和型)であり、早々に死亡されては保険として成り立たないため止むを得まい。そのため健康に不安が無いが、年齢からして5年以内に死亡する確率が相応にある(現在75歳以上など)なら他社の死亡保険金が一定の保険の方が有利だ。とはいえ、同じく告知不要の第一生命は6~10年目も保険金が制限される点を考えれば、明治安田の方が有利と言えなくもない。また、死亡前に途中解約して受け取れる解約返戻金は、解約返戻率が全て詳らかではないが、5年は経過しないと損をする可能性が高い。

次に下図では、各社の一時払い終身保険を加入できる年齢・死亡保険金の額と増減・5年ごと利差配当・付加できる特約などで比較した。参考までに苦情率(苦情数÷契約数 ※生命保険協会公表)を算出し、自分が苦情を言う可能性があるかも考慮した。

さらに、50歳で1,000万円で契約し解約した場合の解約返戻金を、経過年数が1~20年までに分け返戻率(保険料が何%で戻るか)で比較した。また、定期預金・国債・社債等より得かを計るため、15年後に解約した際の利回り(保険料を何%で運用したか)でお得さを比較した。

名称 日本生命
一時払
第一生命
グラン
明治安田
エブリィ
大同生命
ライフ
朝日生命
ゆとり
富国生命
終身
フコク
しんきん
三井生命
プラウドS
T&D
みんな
契約年齢 3~80歳 0~75歳 20~80歳 40~70歳 45~70歳 15~80歳 15~85歳 20~85歳 50~95歳
保険金
増減
一定 漸増 漸増 一定 一定 一定 一定 一定 漸増
5年ごと
利差配当
- - - - -
特約 リビング - - 年金支払
リビング
災害/傷害
手術/入院
リビング - 年金
リビング
年金
苦情率 0.56% 0.35% 0.46% 0.63% 0.24% 0.62% 0.72% 0.92% 0.45%
解約返戻率
1年後
98.2% 97.7% - 99.2% 98.1% - 97.7% 98.1% -
解約返戻率
5年後
100.7% 100.8% - 100.8% 100.7% 100.6% 100.1% 100.7% 97.9%
解約返戻率
10年後
103.9% 104.0% 104.2% 103.9% 103.9% 104.0% 103.2% 103.9% 101.1%
解約返戻率
15年後
107.1% 106.2% - 107.1% 107.1% 107.5% 106.3% 107.0% 104.5%
解約返戻率
20年後
110.1% 108.3% - 110.1% - 111.0% 109.4% - -
利回り 0.47% 0.41% 0.28%※ 0.47% 0.47% 0.50% 0.42% 0.47% 0.30%
一時払い終身保険の比較表(日本生命・第一生命・名医安田生命・大同生命・朝日生命・富国生命・フコクしんらい・三井生命・T&Dフィファンシャル)

上図で左から3番目の明治安田生命 エブリバディ10だが、契約できる年齢は20~80歳で上限は他社よりも高い。告知・診査が不要という点と合わせ技で、ターゲットが広めに設定されている。ただし、前述したように契約から5年間は死亡保険金が保険料相当額に抑えられるため、80歳からの契約となると85歳までは保険としての意味を成さない。85歳は現在の日本人の平均寿命(男性80歳・女性85歳)に到達しているため、親類縁者を見渡して85歳を超えている人がいる、ないしは保険料相当額でも問題ないと考えていないなら80歳近辺からの契約は考え直した方がいい。

解約返戻率は10年後に解約した場合の数字がトップなのだが、それ以外の数字が明確でないため比較することができない。もしかすると富国生命などよりも高い可能性もあるため、お得さ・数字を追求するなら他社と併せて確認する必要があろう。ちなみに利回りは10年時の数値のため一見すると低いが、他社も10年解約すれば明治安田以下になる。

結論としては、健康告知・診査が不要の一時払い終身保険を検討しているなら、この保険には一考の余地がある。死亡保険金が第一生命・T&Dなどと異なり3段階でなく、2段階になっているのも悪くない。また、年齢制限の上限が高い点もメリットといえるが、前述の通り平均寿命からすると損得が難しくあんるため注意したい。もちろん健康に不安なしなら、解約返戻金・死亡保険金が確実にお得な額になる他社の保険を選択するのは十分に賢明な判断だ。