ニッセイ 一時払い終身保険/ 一時払い終身保険の返戻率・利回り・保険料・保険金・保障を評価 レビュー

ニッセイ 一時払終身保険
オススメ度:
3
保険会社:
日本生命
名称:
ニッセイ 一時払い終身保険
契約年齢:
3~80歳
返戻率:
107.1% ※15年後
利回り:
0.47%
特徴:
1回の払い込みで、終身にわたって死亡に備え資産形成ができる保険です

ニッセイ 一時払終身保険はお得さでは他社に一歩及ばないが?

ニッセイ 一時払終身保険は日本生命が募集・販売する一時払い終身保険で、一時払いでは他に積立利率変動型や外貨建ての終身保険が存在するが、いずれも銀行・証券会社などの金融機関窓口限定となっている。以下、日本生命の一時払い終身保険の概要を記載し他社と比較する。

日本生命 ニッセイ 一時払終身保険の仕組み・保険料・解約返戻率・解約返戻金・死亡保険金など

この保険は保険料を一括払い(一時払い)し、死亡すれば契約時に定めた死亡保険金を受け取れる。左図は1,000万契約(正確には995万円)の場合だが、死亡すれば1,220万円が受け取れ保険料を大きく上回る。ただし、保険ではなく個人向け国債と同じ利回り0.4%で運用したとすると、1220万=995万×(1.004のx乗)となり47年でイコールとなることが分かる。つまりは50歳で契約して97歳まで生存すると、お得さは無くなる。そのため契約する年齢には十分留意する必要がある。

他方で、死亡前に途中解約すれば解約返戻金が受け取れるが、契約から解約までの年数によって状況は異なる。契約から4年間は解約返戻金が保険料を下回り損をする。保険だから損をしないという思い込みをしないようにしたい。

次に下図では、各社の一時払い終身保険を加入できる年齢・死亡保険金の額と増減・5年ごと利差配当・付加できる特約などで比較した。参考までに苦情率(苦情数÷契約数 ※生命保険協会公表)を算出し、自分が苦情を言う可能性があるかも考慮した。

さらに、50歳で1,000万円で契約し解約した場合の解約返戻金を、経過年数が1~20年までに分け返戻率(保険料が何%で戻るか)で比較した。また、定期預金・国債・社債等より得かを計るため、15年後に解約した際の利回り(保険料を何%で運用したか)でお得さを比較した。

名称 日本生命
一時払
第一生命
グラン
明治安田
エブリィ
大同生命
ライフ
朝日生命
ゆとり
富国生命
終身
フコク
しんきん
三井生命
プラウドS
T&D
みんな
契約年齢 3~80歳 0~75歳 20~80歳 40~70歳 45~70歳 15~80歳 15~85歳 20~85歳 50~95歳
保険金
増減
一定 漸増 漸増 一定 一定 一定 一定 一定 漸増
5年ごと
利差配当
- - - - -
特約 リビング - - 年金支払
リビング
災害/傷害
手術/入院
リビング - 年金
リビング
年金
苦情率 0.56% 0.35% 0.46% 0.63% 0.24% 0.62% 0.72% 0.92% 0.45%
解約返戻率
1年後
98.2% 97.7% - 99.2% 98.1% - 97.7% 98.1% -
解約返戻率
5年後
100.7% 100.8% - 100.8% 100.7% 100.6% 100.1% 100.7% 97.9%
解約返戻率
10年後
103.9% 104.0% 104.2% 103.9% 103.9% 104.0% 103.2% 103.9% 101.1%
解約返戻率
15年後
107.1% 106.2% - 107.1% 107.1% 107.5% 106.3% 107.0% 104.5%
解約返戻率
20年後
110.1% 108.3% - 110.1% - 111.0% 109.4% - -
利回り 0.47% 0.41% 0.28%※ 0.47% 0.47% 0.50% 0.42% 0.47% 0.30%
一時払い終身保険の比較表(日本生命・第一生命・名医安田生命・大同生命・朝日生命・富国生命・フコクしんらい・三井生命・T&Dフィファンシャル)

上図で1番左の日本生命 一時払い終身保険だが、契約できる年齢は3~80歳のようで他社と同等ともいえるが、3歳からの契約も計算上では可能となっている点で他社とは異なる。この点を活かすなら、3歳で契約して子供が結婚する20~30代まで放置して解約返戻金で益を得るという手がある。契約から15年後の解約だと利回りで0.4%のため、下手なこども保険・学資保険よりも貯蓄性がある。また、苦情率は他社と比較して平均なみの数字で、保険会社の対応が特に他社より悪い懸念は無さそうだ。

解約返戻率だが、前述したように契約から1年を経過した程度では100%を切るため損をする。他社と同じく5年を超える辺りから得をするわけだが、その数字は他社比較して優秀だがトップには及ばない。どの経過年数の項でも僅かに及ばず如何ともし難い。ただ、利回りに換算して普通の定期預金よりは高く、個人向け国債と同等、社債よりは低めで一定の貯蓄性はある。

結論としては、返戻率を見る限り悪くはないがトップではないため、純粋に数字・お得さを重視するなら、他社の保険の方がオススメだ。数字以外のメリットが保障・特約には見受けられないため、残るは3歳から契約できる点を活かすしかない。同じく低年齢から契約できる第一生命よりは解約返戻率が高いため、一時払い終身保険ではニッセイに分がある。ただし、本家のこども保険・学資保険にはソニー生命のようにニッセイを上回るお得さがある保険があるため、そのメリットも限定的だが。。。