イオンJMBカード/ マイレージ獲得効率・貯め方比較
- オススメ度:
- 名称:
- イオンJMBカード
- 年会費:
- 無料
- マイル移行費:
- 無料
- ポイント付与:
- -
- マイル付与:
- 200円 → 1マイル
- ボーナス:
- 入会時500マイル
イオンJMBカードはWAONの利用が必要なければ出番なし!
イオンJMBカードはイオングループとJALの提携カードだ。ブランドはVISA/JCA/マスターカードから選ぶことができる。どこで買い物してもマイルが貯まる他、イオンでは5の付く日はマイルが2倍、買い物額の5%割引きもある。また、WAONを利用してマイルを貯められる。マイルをWAONのポイントにも交換できるが、今回はマイルを貯めることに主眼を置いて、他社カードと比較した。
さて、このカードで注目すべき付帯サービスは下記3点が挙げられる。
- ・毎月5日・15日・25日はマイルが2倍(100円で1マイル)
- ・毎月20日・30日は買い物額が5%割引
- ・WAON/iDを利用することでもマイルが貯まる
逆に注意すべき点は下記3点がある。
- ・マイルが2倍になるのはWAONで支払った場合のみ
- ・JALマイルの有効期限は3年
- ・他社比較シミュレーションでは、他のJALカードよりもマイルの効率が悪い(後述)
まず、このカードの特徴として、全国のイオン・マックスバリュで催されている毎月5日・15日・25日の「お客さまわくわくデー」で、通常の200円で1マイルから100円で1マイルと効率が2倍になる点がある。ただし、注意しないといけないのは、そのままクレジット払いにするとマイルが2倍にならない点だ。2倍にするためにはWAONで支払う必要がある。また、毎月20日・30日は買い物額から5%割引になるため、10日以外の5の倍数の日は得になると覚えておくといいだろう。
一方で注意したいのが、買い物をしてもポイントで貯まるわけではなく、JALマイルで貯まるため有効期限が3年になる点だ。有効期限はスライドしていくため、長距離旅行・高額な買い物をした場合には、そこから3年後のタイミングは注意した方がいい。
次に、他社カードと年会費・移行費・マイルが貯まる効率・各種ボーナス・電子マネー等を比較した。さらに年間50万円を使用した場合のマイルの貯まり方、50万に加盟店で10万利用を追加利用した場合、50万の利用に追加で東京・札幌間を1往復した場合を比較した。下記計算式でシミュレーションした。
初年度マイル={ (\500,000-年会費-マイル移行費)×マイル換算率} +入会ボーナス +継続ボーナス
次年度マイル=上記 - 入会ボーナス
加盟店を加味=次年度マイル +(\100,000×マイル換算率×加盟店ボーナス比率)
1旅行を加味=次年度マイル +(東京札幌マイル + 東京札幌マイル×搭乗ボーナス) ※東京札幌は510マイル
上図の通り、「イオンJMBカード」を他社比較すると、マイル換算率(還元率)は、JALカードの半値と効率が悪い。毎月の「お客さまわくわくデー」にイオンを利用することで、ようやく追いつく計算だ。飛びぬけたボーナスも存在しておらず、数字ではJAL系カードに完敗といえる。数字を上乗せするとすれば、WAONを利用するしかないが、他カードでもPASMO/Suicaでマイルが貯まるカードが存在しているため、それらが利用できるエリアなら、わざわざWAONを利用することはない。ただし、エリア外の人ならWAONを利用する手はある。
結論としては、このカードをメインにJALマイルを貯めるのは、非効率的でオススメできない。ただ、年会費が無料のため、サブカードとして利用する手がある。イオンで買い物して2倍のマイルを狙うのではなく、WAONを利用してマイルを貯めるためだ。Suica/PASMOは基本的には関東圏がエリアとなるが、WAONなら全国で利用できるため、電子マネーでマイルを貯めるチャンスを逃さずに済む。特にファミリーマート、マクドナルド、吉野家、ビックカメラを頻繁に利用する人にはマイル獲得のチャンスだ。