セゾンブルー・アメリカン・エキスプレス・カード/ マイレージ獲得効率・貯め方比較

セゾンブルー・アメリカン・エキスプレス・カード
オススメ度:
1
名称:
セゾンブルー・アメリカン・エキスプレス・カード
年会費:
3,150円
マイル移行費:
4,200円(ショッピングマイルプラン)
ポイント付与:
1,000円 → 1ポイント
マイル付与:
100円 → 1マイル
ボーナス:
入会継続ボーナスは無し

セゾンブルー・アメリカンエキスプレス・カードは効率が悪く絶望的か?

セゾンブルー・アメリカン・エキスプレス・カードは、セゾン発行のアメックスカードの1つだ。セゾンでは、このブルーカードの下のランクにセゾンパールというカードも存在する。年会費に関してはセゾンパールの1,050円に次ぐ安さで、最もベーシックなランクといえる。ただし、マイルを貯める人には、ショッピングマイルプランへの加入でなければ、マイルを貯める効率が著しく低下するため、マイル移行費の4,200円を含んだ8,350円を実質の年会費と考えた方がいい。

さて、このカードを利用するにあたって注目すべき付帯サービスは下記4点が挙げられる。

  • ・エクスペディアの料金が割り引き
  • ・美容品/化粧品/サロンの優待サービス・西友で割引
  • ・海外旅行傷害保険は自動付帯(カードで航空券を購入する必要なし)
  • ・海外旅行からの帰宅時に手荷物1つを無料宅配

逆に利用するにあたって注意すべき点は下記3点がある。

  • ・空港ラウンジ/エグゼクティブカウンターの利用は不可
  • ・Edy・PASMOのチャージではマイルが獲得できない
  • ・他社比較シミュレーションでは、マイル獲得はワーストの効率(後述)
セゾンブルー・アメックス・カードの各種サービス

まずカードの特徴としては、「エクスペディアで予約したホテルの宿泊料金が5%オフ」「ツアーは1,500円割引き」というセゾンだけの特典がある。

海外旅行をする人には悪くないサービスだが、ツアーの割引き額は微々たるもので、ホテル料金は海外に1週間滞在すれば10万は超える(1泊1万5千円計算)が、それでも5,000円程度の割引きのため、大きなメリットとは言えなそうだ。また、テラクオーレ・ネイチャーズウェイの割引き優待もあるが、美用品をこだわる女性が多いなか、このブランドだけの割引きとなるとイマイチか。。。

また、ショッピングに関しては、上記の割引き以外に全国の西友・リヴィン・サニーで5日と20日には5%の割引きが受けられる。西友は関東圏、サニーは全国に店舗を構えるため、こちらの方がメリットは大きそうだ。また、海外旅行保険は自動付帯でカードで航空券を購入する必要は無い。しかし、国内旅行は含まれていないため注意したい。その守備範囲は死亡・傷害後遺症の他、携行品被害なども含まれており、一通りのトラブルの防波堤にはなる。さらに手荷物1つの無料宅配サービスが付く。保険は他社カードにも付くサービスだが、手荷物が無料なのはANAとは異なり、このカードのみのメリットとなる。

一方で、このカードでは他のJALカード(CLUB AかCLUB Aゴールド)では利用できる空港ラウンジや、混雑を回避できるエグゼクティブカウンターでのチェックインは不可となっている。また、Suica/ICOCAのチャージではマイルが貯められるが、Edy/PASMO/WAONのチャージではマイルが貯まらないため注意したい。

次に、他社カードと年会費・移行費・マイルが貯まる効率・各種ボーナス・電子マネー等を比較した。
さらに年間で50万円を使用した場合のマイルの貯まり方、加盟店で10万を50万に追加で利用した場合、50万の利用に追加で東京・札幌間を1往復した場合を比較した。下記計算式でシミュレーションした。
初年度マイル={ (\500,000-年会費-マイル移行費)×マイル換算率} +入会ボーナス +継続ボーナス
次年度マイル={ (\500,000-年会費-マイル移行費)×マイル換算率 } +継続ボーナス
加盟店を加味=次年度マイル +(\100,000×マイル換算率×加盟店ボーナス比率)
1旅行を加味=次年度マイル +(東京札幌マイル + 東京札幌マイル×搭乗ボーナス) ※東京札幌は510マイル

名称 JAL
普通
JAL
Suica
JAL
東急
セゾン
AMEX
ブルー
セゾン
AMEX
ゴールド
JAL
CLUB A
JAL
CLUB A
Suica
JAL
CLUB A
東急
JAL
ダイナース
JAL
CLUB A
ゴールド
画像 JAL普通・一般カード(VISA/Master/JCB) JALカードSuica JALカード TOP&ClubQ セゾン ブルー・アメリカンエキスプレスカード セゾンゴールドアメリカンエキスプレスカード JAL CLUB Aカード JAL CLUB Aカード Suica JAL CLUB Aカード TOP&ClubQ JALダイナースカード JAL CLUB Aゴールドカード
年会費 \2,100 \2,100 \2,100 \3,150 \10,500 \10,500 \10,500 \10,500 \28,000 \16,800
マイル
移行費
\2,100 \2,100 \2,100 \4,200 \4,200 \2,100 \2,100 \2,100 - -
マイル
換算率
1% 1% 1% 1% 1% 1% 1% 1% 1% 1%
加盟店
ボーナス
2% 2% 2% 2% 2% 2% 2% 2% 2% 2%
(3%)
入会搭乗
ボーナス
1,000 1,000 1,000 - - 5,000 5,000 5,000 5,000 5,000
継続搭乗
ボーナス
1,000 1,000 1,000 - - 2,000 2,000 2,000 2,000 2,000
搭乗
ボーナス
10% 10% 10% - - 25% 25% 25% 25% 25%
PASMO - - 100% - - - - 100% - -
Suica - 100% - 100% 100% - 100% - - -
1年50万
初年度
6,958 6,958 6,958 4,927 4,853 11,874 11,874 11,874 11,720 11,832
1年50万
次年度
5,958 5,958 5,958 4,927 4,853 6,874 6,874 6,874 6,720 6,832
1年50万
+加盟店
7,958 7,958 7,958 6,927 6,853 8,874 8,874 8,874 8,720 8,832
(9,832)
1年50万
+旅行
6,519 6,519 6,519 5,437 5,363 7,512 7,512 7,512 7,358 7,470
JALマイレージ獲得に効率が良いカードと貯めやすいカードの比較表(JALカード・JAL Suixca・JALダイナース・JAL ゴールド・セゾンAMEX・JAL CLUB A・JAL CLUB A Suica・JAL CLUB A ゴールド)

上図の通り、セゾンブルー・アメックスは他社カードと比較するとマイル獲得の効率は悪い。その原因は各種のボーナスが存在していないためで、還元率は他社と同等でもボーナス差が数字に表れた結果だ。ただし、JALの場合にはANAとは異なり、年に1回でも飛行機に搭乗しなければボーナスは獲得できないため注意が必要だ。そのうえで他社との差を埋めるには、Suica/ICOCAに対応していなければ、Suica/ICOCAを10万円以上利用すればJAL普通カードには追いつき、20万円以上利用すればCLUB Aカードに追いつく。

結論としては、マイレージ特典の航空券でしか海外/国内旅行には行かない、完全なる陸マイラーであればオススメできそうだ。マイルを貯める3~5年間に1度でも飛行機に搭乗するのであれば、ボーナスを獲得できるJALカードの方がオススメだ。もちろん、このカードに付帯する様々なサービスに魅力を感じるのであれば、ボーナスマイルを無視して、このカードを選ぶのも手だが、マイレージ獲得の効率という意味では劣ることを覚えておきたい。その場合、マイルではなく永久不滅ポイントを選ぶのも手だろう。永久不滅.comというオンラインショッピングで、様々な商品の割り引きに使える。