JCBドライバーズプラスカード/ ETCカードで割引節約・ポイント獲得の比較
- オススメ度:
- 名称:
- JCBドライバーズプラスカード
- 年会費:
- 1,312円※
- ETC年会費:
- 無料
- ポイント率:
- 2.5%※
- ETC/給油特典:
- 年間利用額で割引率が変動
- 入会ボーナス:
- 1,000円分のJCBギフトカード
JCBドライバーズプラスカードは相当に自動車に予算を割いていなければ!
JCBドライバーズプラスカードは、JCBがドライバー向けに発行しているカードで、1ヶ月の利用額によりキャッシュバック率が2.5~30%まで上昇する。ただし、キャッシュバックの対象となるのは自動車関連に費やしたガソリン代・高速道路料金・パーツ料金などの費用だけで、それ以外はキャッシュバックの対象外となる。そのため人によっては、キャッシュバック率の割りに得する金額は少ない可能性もある。さて今回は、ETCカードを発行した場合を他社カードと比較する。ガソリン代金を節約割引を比較は別ページを参照してほしい。
まずポイントだが、他社カードとは異なる仕組みとなっており、月間のカード決済額に応じて翌月のキャッシュバック率が決定され、その月にガソリンスタンドと高速道路で利用した額が3ヶ月後にキャッシュバックされる。
この仕組みで厄介なのは、まずはGSと高速道路での利用分にしかキャッシュバックがされない点だ。仮にキャッシュバック率をマックス近くまで上昇させたとしても、その翌月にGS等で利用した額が少額だった場合には、キャッシュバック額は期待外れに終わる可能性があるということだ。例えば、8月に30万円を決済して30%のキャッシュバック率となっても、9月にガソリンを2,000円分だけしか給油しなければ、キャッシュバック額は600円となってしまう。この場合をポイント還元率に変換すると0.2%にしかならない。ただし、この逆もしかりのため、相応に考えて利用するか、コンスタントにGS・高速道路を利用する人でなければ、このカードを使いこなすのは無理といえる。
次に、下図で他のETCカード発行でお得といわれているクレジットカードを、年会費・ETCカードの年会費と発行費・ポイント還元率などを比較した。さらに、年間50万円を利用した場合、50万円に加えて月1万円をSA/PAで利用した場合と、ガソリンを給油した場合のシミュレーション結果を比較した。いずれも年会費やETCカードの発行費と年会費を差し引いて計算した。
上図で"JCBドライバーズプラスカード"を比較したが、既述の通り、他社カードとポイント獲得(キャッシュバック)の仕組みが異なるため、一概に数字だけで比較はできない。ベンチマークとなるのは、月額50万円を決済し1ヶ月に1万円分の給油&高速道路の利用をした場合の数字だろう。この場合には6,000円のキャッシュバックされることになる。この数字であれば、他社にヒケはとらない数字だ。ただし、この数字でも、他社カードがカード利用額の全体にポイント還元率が適用されるため、見劣り感は否めない。やはり、かなりのドライブ好き(or自動車愛好家)でなければ厳しそうだ。
結論としては、相当に自動車に予算を割いている人以外にはオススメできない。やはり特殊なキャッシュバックの仕組みが、大抵の人には超えられないハードルといえる。一方で、どの程度を給油・高速道路料金などの自動車関連に費やせばよいかというと、計算上では年間のカード決済額で50万円程度なら、その中で自動車関連には月額3万円を使用しないと他社カードは超えられない。年間で50万円に加えて自動車に年間24万円(トータルで月額6万円程度)でも他社は逆転できる。大まかな目安としは、自動車関連には月に2~3万円は必要と考えればいいだろう。逆に、この条件を満たせないのであれば、リーダーズカードやJCB EITカードを検討した方が、変に考える必要もなくお得になるためオススメする。