イオン E-NEXCO passカード/ ETCカードで割引/節約・ポイント獲得の比較
- オススメ度:
- 名称:
- イオン E-NEXCO passカード
- 年会費:
- 無料
- ETC年会費:
- 無料
- ポイント率:
- 0.6%
- ETC/給油特典:
- SA・PAでの買い物はポイント2倍
- 入会ボーナス:
- 入会時500WAONポイント
イオン E-NEXCO passカードでポイント率は低いがイオンで買い物すれば?
イオン E-NEXCO passカードは、イオンと東日本高速道路の提携カードで、2012年2月に新規会員の募集を開始した比較的新しいカードだ。通常の買い物でポイントが貯まる他、イオンでの買い物が割引、NEXCO東日本のサービスエリア・パーキングエリアでの買い物がポイント2倍になる等のメリットがある。ちなみに、イオンでの割引が不要(イオンで買い物をしない)な人向けに「ニコス E-NEXCO passカード」も用意されている。
まずポイントプログラムだが、基本は200円の利用で1ときめきポイント(1円相当)を獲得でき、ポイント還元率では0.5%となる。ただし、ときめきポイントはE-NEXCOポイントに、1,000ポイントを1.2倍の1,200ポイントで交換できるため、実質のポイント還元率は0.6%といえる。これはVISA/JCB加盟店での利用の場合で、イオンでの買い物は毎月の5日・15日・25日はポイントが2倍になり、20日と30日は5%割引になるため、生活必需品や食料品をイオンで購入している人のお得度は間違いなく非常に高い。NEXCO東日本のSA/PAでの買い物でもポイントが2倍貯まり、ドライブ好き、業務で長距離運転をしている人にはメリットは大きい。
そして、貯めたE-NEXCOポイントは、SA/PAでの買い物で1ポイント=1円で利用できる。ただ、クレジットカードを利用できる店舗でしかポイントを利用できないため、食券を利用する飲食店などではポイントは使えない。それよりも、NEXCO東日本のドラぷらのサイトで登録することでポイント相当分のETC料金が割引されるため、そちらの方が使い勝手は良さそうだ。
次に、下図で他のETCカード発行でお得といわれているクレジットカードを、年会費・ETCカードの年会費と発行費・ポイント還元率などを比較した。さらに、年間50万円を利用した場合、50万円に加えて月1万円をSA/PAで利用した場合と、ガソリンを給油した場合のシミュレーション結果を比較した。いずれも年会費やETCカードの発行費と年会費を差し引いて計算した。
上図で"イオン E-NEXCO passカード"を比較したが、通常のポイント還元率は0.6%と決して高くない。さらに、他社が50万円以上の利用でボーナスが存在しているのだが、このカードには存在しておらず、どれだけカード利用額を増額させてもメリットはない。還元率ではリーダーズカード・JCB EIT・楽天カードには及ばない。一方で、ETC/SAの利用でポイントが倍増されるが、それでも月間1万円程度の利用ならシミュレーションでは前述の3カードには及ばない。イオンでのポイント2倍を利用しても同様だ。ポイントよりは、イオンでの買い物が5%割引になる点のメリットの方が大きい。仮に月間1万円を5%割引の時にイオンで買い物をすれば、6,000円を得することになる。これで十分に他社を超えるお得さとなる。
結論としては、イオンで頻繁に買い物をする人で、20日と30日の5%割引を活用できるならオススメできそうだ。併せてWAONも利用するようなら、ポイント獲得の効率は良くなる。ただし、前述の計算でも明らかだが、イオンで買い物をする人でも5%割引を活用できないようなら、他カードを選らんだ方がお得だ。極端な利用方法だが、ETC/SAでの買い物のポイントが高いことを利用して、それのみに限定して利用する方法もあるが、それならドライバーズプラスカードの方が最低でも2.5%のポイント還元率となるため、イオン E-NEXCOを選ぶ手にはならないだろう。