西京銀行/ 定期預金金利・住宅ローン金利・手数料・店舗ATM数比較

オススメ度：

4

社名：

西京銀行

創業：

昭和５年（1930）

本店：

山口県周南市平和通1丁目10-2

展開地域：

山口県他

総資産：

９,８３０億円（2012年現在）

自己資本比率：

9.4%

西京銀行はウェブ１丁目支店を利用すれば他行よりも有利に！

西京銀行は山口県周南市に本店を置き、中国地方の銀行の中では早くにインターネット支店（ウェブ１丁目支店）を設立する等、ネットでも積極的な展開をしている。同支店では「西京ばぁちゃん」と呼ばれるキャラクターが各種説明を行っておりCMも展開されている。ただし、その規模は１兆円にも満たない規模で、同じ山口県に本店を置く山口銀行とは大きな開きがある。

最近では、他行と同様に各種ローンの金利引き下げから、投資信託や保険のラインナップ拡充などに注力しているようだ。肝心の定期預金に関しては、引き続きインターネット支店限定の、金利上乗せがある定期預金を募集している。ただし、さすがに昨今の低金利事情からか金利は以前よりも低い。今後も低金利が継続し金利が下がることを鑑みると、早めに動いた方が良いかもしれない。また、復興支援定期預金がリリースされており、金利が上乗せされ、0.1％分の金利は復興支援となるものもある。

また、同じ中国地方にある広島銀行・もみじ銀行・トマト銀行・島根銀行で平日昼間は出金手数料が無料で、セブン銀行も手数料が無料になっている。ただし、山口銀行がセブンとイーネットを手数料無料にしている点を考えれば、一歩劣っている印象だ。

さて下図では、山口県内で展開する他の銀行と、2013年現在の５年ものの定期預金の金利・10年固定の住宅ローン金利・手数料・県内での店舗ATM数等を比較した。振込み手数料が２段の場合は上段は３万以下、下段は３万以上とした。また、ゆうちょ銀行は月６回以上の振込みで手数料110円が発生し、みずほ銀行の定期預金の金利はネット支店なら0.14％と0.16％に上昇する

上図の通り、西京銀行の定期預金の金利は、通常の店頭では他行と同金利だ。しかし、前述したウェブ１丁目支店か復興支援定期預金を利用すれば、金利は数段上昇する。大口定期預金も同様に上昇するため、普通の定期預金なら利用しない手はない。その一方で、退職金で定期預金を組む場合には、現在はキャンペーン商品が休止中のためメリットがない。そこは注意しておきたいポイントだ。また、各種手数料でも特に安価な面は見受けられない。これはインターネットを利用した場合も安価ではないため注意したい。

結論としては、西京銀行での定期預金は、インターネット支店、復興支援定期で金利が山口県内の他行よりも有利になるためオススメだ。また、年金を受給している人もお得な金利を享受できる。その一方で、各種手数料は特にお得ではない。県内の店舗ATM数も多くはないが、セブン銀行が手数料無料で利用できるため、使い勝手は悪くはない。ただ、基本は資産運用の銀行として利用した方が良さそうだ。

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