JAL CLUB AゴールドカードTOP&ClubQ/ マイレージ獲得効率・貯め方比較
- オススメ度:
- 名称:
- JAL CLUB AゴールドカードTOP&ClubQ
- 年会費:
- 16,800円
- マイル移行費:
- 無料
- ポイント付与:
- -
- マイル付与:
- 100円 → 1マイル
- ボーナス:
- 入会時5,000マイル・継続時2,000マイル
JAL CLUB AゴールドカードTOP&ClubQは年会費に見合うサービスが無い?
JAL CLUB AゴールドカードTOP&ClubQは、JALカードの中では最高ランクのカードの1つでJALカードに東急のメリットが付いたカードだ。年会費16,800円はJALダイナースに次いで高額になっている。発行会社はVISA/Materから選べる。CLUB Aゴールドとは異なり、JCBを選ぶことはできない。他のJAL普通カードやCLUB Aカードでは100円を1マイルに交換するのに、マイルショッピングクラブの会費2,100円を払う必要があるが、このカードでは不要だ。
さて、このカードを利用するにあたって注目すべき付帯サービスは下記5点が挙げられる。
- ・マイルとは別に東急のポイントが貯まる
- ・空港ラウンジ/エグゼクティブカウンターの利用可
- ・国際線特典航空券を通常より低めのマイルで獲得(ディスカウントマイル)
- ・海外/国内旅行保険は自動付帯(カードで航空券を購入する必要なし)でさらに範囲拡大
- ・海外航空便遅延お見舞金
逆に利用するにあたって注意点/ポイントは下記3点がある。
- ・年会費はJALカードの中ではダイナースに次いで高額
- ・Edy・Suica/ICOCAのチャージではマイルが獲得できない
- ・他社比較シミュレーションでは、マイル取得の効率はトップに若干劣る(後述)
このカードが他のJALカードが持っていない特徴としては、東急系列店での買い物で東急ポイントがマイルとは別に獲得できる。東急ポイントはレートは下がるが、200円で1マイルで交換できマイル2重取りに近い。
また、空港ラウンジが利用でき、ソファでソフトドリンクが無料、アルコールは有料で楽しめる。他のラウンジよりも設備が豊富な羽田のサクララウンジも期間限定で利用可となっている。
また、エコノミーでも、エグゼクティブカウンターを利用して搭乗手続き時に混雑を回避できる。ただし、通常のCLUB Aカードでも利用できる。
また、海外/国内旅行時は自動で保険が付帯されるため、このカードで航空券等を決済する必要は無い。AL普通カードでも自動付帯されるが、JAL普通カードは死亡・後遺症のみ適用、CLUB Aカードでは傷害・疾病に携行品被害まで広がり、さらにJAL Club Aゴールドでは支払われる上限金額が2~4倍に増加し、ゴルフ時の賠償責任が補償されるゴルファー保険も追加される。
さらに、海外旅行の際に飛行機が遅延して損害があった場合に見舞い金がもらえる「海外航空便遅延お見舞金」が付帯する。海外旅行では、アメリカやヨーロッパといった先進国でも日本以上に遅延は起きる。いざという時に頼りになるサービスだ。
一方で、PASMOのチャージでマイルを貯めることは可能だが、EdyやSuica/ICOCAのチャージではマイルが貯められないため注意したい。また、PASMOのオートチャージはオンラインでは不可能で、カード発行後に専用の申込書を記載する必要があり、一手間かかることにも注意したい。
次に、他社カードと年会費・移行費・マイルが貯まる効率・各種ボーナス・電子マネー等を比較した。さらに年間で50万円を使用した場合のマイルの貯まり方、加盟店で10万を50万に追加で利用した場合、50万の利用に追加で東京・札幌間を1往復した場合を比較した。下記計算式でシミュレーションした。
初年度マイル={ (\500,000-年会費-マイル移行費)×マイル換算率} +入会ボーナス +継続ボーナス
次年度マイル={ (\500,000-年会費-マイル移行費)×マイル換算率 } +継続ボーナス
加盟店を加味=次年度マイル +(\100,000×マイル換算率×加盟店ボーナス比率)
1旅行を加味=次年度マイル +(東京札幌マイル + 東京札幌マイル×搭乗ボーナス) ※東京札幌は510マイル
上図の通り、JAL CLUB AカードTOP&ClubQは他社カードと比較すると、CLUB Aカードには若干劣る。CLUB Aカードの方が年会費の差額分だけ、自由に使ってマイルを獲得できる計算だ。PASMOに対応しているため、PASMOのチャージを年間5,000円でも使えば、他カードをマイル数で抜くことは可能だ。また、キャンペーン期間中であれば、CLUB Aゴールドカードでは入会ボーナスが上図にプラス2,000マイルだが、CLUB Aカードではプラス1,000マイルのため、初年度ではCLUB Aカードを上回るマイルになる。
結論としては、特別なメリットは見舞い金とキャンペーンで得られる入会ボーナスぐらいのもので、そのために年会費を払うぐらいであれば、CLUB Aカードの方がオススメだ。ゴールドにすることで獲得できる東急ポイントが増加するわけでもないため、ゴールドにするメリットが少ない。よく東急系列店を利用する人でもCLUB Aカードで十分だ。CLUB Aカードで自分が使っている電子マネーと相性が良いカードを選ぶのが妥当だろう。単純にゴールドカードを持ちたい人以外には、オススメはしないカードだ。