ETC・ジャックスJCBカード/ ETCカードで割引/節約・ポイント獲得の比較
- オススメ度:
- 名称:
- ETC・ジャックスJCBカード
- 年会費:
- 1,873円
- ETC年会費:
- 無料
- ポイント率:
- 0.5%
- ETC/給油特典:
- なし
- 入会ボーナス:
- なし
ETC・ジャックスJCBカードは数字面で厳しくポイント重視ならスルーだが?
ETC・ジャックスJCBカードは、ジャックスが発行するETCカードと一体型のクレジットカードだ。通常の買い物でJCBのポイントが貯まり、年間利用額に応じてボーナスポイントも存在する。また、他社カードと異なり、充実したロードサービスが付帯している点が特徴だ。発行ブランドは、その名の通りJCBのみが選択できる。
まずポイントプログラムだが、基本は1,000円の利用でラブリィポイントで1ポイント(5円相当)を獲得できる。ポイント還元率では0.5%となり、平均的なカードと同等の数字だ。ただ、年間利用額が大きくなるほど、入会からの経過年数が長くなるほどにボーナスポイントが発生する。さすがに個々人のサイフに限界はあるため年間利用額には限度があるが、経過年数で5年を経れば20%ボーナスがあるため、ポイント還元率で0.6%以上となり平均的なカードよりもお得になる計算だ。
また、ポイントとは別に特徴的なのがロードサービスの付帯だ。故障時に10kmまで無料でレッカー移動してくれたり、緊急修理サービスでバッテリー上がり・インキー・ガス欠時のガソリン給油といったサービスが受けられる。加えて、帰宅費用・搬送費用・宿泊費用といった走行不可となった場合のサポートもある。無料のレッカー距離は短いものの、JAF代わりに使えなくもない。
次に、下図で他のETCカード発行でお得といわれているクレジットカードを、年会費・ETCカードの年会費と発行費・ポイント還元率などを比較した。さらに、年間50万円を利用した場合、50万円に加えて月1万円をSA/PAで利用した場合と、ガソリンを給油した場合のシミュレーション結果を比較した。いずれも年会費やETCカードの発行費と年会費を差し引いて計算した。
上図で"ETC・ジャックスJCBカード"を比較したが、まず年会費が無料ではない点で、他社カードよりもお得度は低い。ポイント還元率でも0.5%と平均波で、他社カードでは1.0~1.5%が散見される中では、明らかに見劣りする。仮に年間利用額50万円以上の利用でボーナスが適用されても、0.6%であれば他社カードに追いつくことはできない。さらに、他社カードにはETC/サービスエリアでのクレジットカードの利用でポイントが倍増される特典があるが、このカードには存在していない。ポイント面では特にメリットは無い。やはり前述したロードサービスに価値を感じられるかが問題となりそうだ。
結論としては、数字面で厳しくポイント重視ならオススメできそうにない。ただし、サービスエリアなどでは別のカードを利用するなら、このカードをロードサービス目当てで保有する意味はありそうだ。とはいえ、昨今ではカードでなくとも自動車保険にロードサービスが付帯するものもあり、そもそもJAFに加入している人も多い点から、なかなか出番は無さそうといえそうだが。。。