7v型ポータブル液晶テレビ・ビエラ/ 型番:SV-ME970 レビュー

- オススメ度:
- メーカー:
- パナソニック(ビエラ)
- 型番:
- SV-ME970
- サイズ:
- 7v型液晶テレビ
- 発売日:
- 2011/7/30
- 最安値:
- 39,800円(2011年7月現在)
- コンセプト:
- ネットもテレビもこれ1台。タッチパネル搭載、新・お風呂テレビ
7v型ビエラ(型番:SV-ME970)は、最高のポータブルテレビと言っていい!
このテレビの特徴は、①ワンセグでTV視聴、②防水仕様、③タッチパネルで操作、④無線LANでインターネット(ブラウザを搭載)の4点だ。逆に気を付けたいのは、録画容量は17時間、2画面表示は無し、映像の受信感度は?という点だ。そして、最大のメリットは「ブラウザを搭載」している点だろう。
他のビエラのポータブルテレビ(SV-ME870やDMP-HV200など)はブラウザが搭載されていないため、GoogleやYahooでの検索は不可能で、特定のサイト・アプリ以外は閲覧が不可能だ。

まず「ワンセグ」だが、移動端末向けの電波を受信して地上波のTV番組が視聴できる機能だ。だが、家の構造上、電波が入らない人も多々いるようなので、携帯電話の微弱な電波でワンセグが受信できるか試すなど、事前に電波状況の確認が必だ。
「防水仕様」は、IPX7基準をクリアしている。具体的には、テレビを30分間、水深1メートルの水槽に沈めても正常に動作するということだ。誤って浴槽に落としても大丈夫なので、かなりの安心感がある。
「タッチパネル」は、画面に触れることで操作ができる機能。感圧式を採用しているので、静電式を採用している昨今のスマホとは異なり、多少の押す感覚が必要だ。また、頻繁に押す箇所の反応が鈍くなることもあるので、あまり強く押し続けない等の注意が必要だろう。

次に「インターネット対応・ブラウザ搭載」は、GoogleやYahooでの検索を可能にする。すなわち、ほぼ全てのwebサイトの閲覧が可能だ。
ブラウザを搭載していないビエラ(SV-ME870やDMP-HV200など)では、特定のアプリしか閲覧できない。 浴室ではなく、キッチンでの操作を想定した場合、レシピはパナソニックの料理レシピサイトしか見れない。クックパッド等は閲覧できない。迷っている人は気をつけて欲しい。このビエラでは、そのような心配は無く、さらにyoutubeやラジコのアプリが搭載されているので、2サイトの操作はカンタンにできるのは嬉しい。
(この箇所はブラウザに興味がある方のみ)
2011年7月に投入されたパナのポータブルテレビはSV-ME970とSV-ME870の2機種。970にはブラウザが搭載され、870には搭載されていない。インターネット対応と記載してあれば、検索やweb閲覧は当然だと考える人もいるはずで、HPで詳細に説明しないのはCS・顧客満足度を損なわないか?
また、ブラウザの説明も乏しい。インターフェイスを見ると、どうやらIE、Firefox、Chrome、Safariではなさそうだ(Safariはアップル製品ではないから当然だが)。
録画番組の動画形式はwmv,MPEG4は再生でき大丈夫だろうが、ブラウザ上で再生できる動画形式は?だ。FLASHは? MOVは? Youtubeのアプリが動くならFLVは問題ないと考えていいのか? だとすると同形式のデイリーモーションやメガビデオも閲覧可? そもそもブラウザは独自ブラウザ?
このビエラに関して、パナソニックは説明不足に思えてならない。
その他、内蔵メモリーで17時間の録画が可能、SDカードや外付けUSBに入った動画も視聴可。さらにPCと接続すればPCの動画をビエラに移すことも可能だ。
ただし、2番組を同時に視聴(この小さい画面では不要かもしれないが)は不可。さすがにレグザ12GL1のように3Dには対応していない。
サイズは、幅20.1cm、高さ12.5cm、奥行き2.2cmだが、サイズに加えて価格(2011年7月/価格.com等参照)を他社(ブラビア、ビエラ、レグザ、リアル、ウー)のポータブルテレビと比較した。ただし、リアルとWoooはポータブルテレビが無いため、比較対象外となっている。
製品名 | アクオス LC-20FE1 |
ブラビア XDV-S700 |
ビエラ DMP-HV200 |
ビエラ SV-ME970 |
レグザ 12GL1 |
リアル・Wooo 未発売 |
---|---|---|---|---|---|---|
幅(cm) | 48.6cm | 16.8cm | 26.0cm | 20.1cm | 33.7cm | - |
高さ(cm) | 29.5cm | 9.5cm | 20.6cm | 12.5cm | 27.2cm | - |
奥行き(cm) | 13.5cm | 1.8cm | 12.2cm | 2.2cm | 5.2cm | - |
総体積(cm3) | - | - | - | - | - | - |
バッテリー時間 | 2時間 | 6時間 | 4時間 | 7時間 | - | - |
本体価格 | 65,156円 | 34,000円 | 29,880円 | 39,800円 | 80,000円 | - |

各メーカーによって、画面サイズもバラバラのため、あくまで参考程度にしてほしい。また、メーカーによってはスタンドのサイズも公表されてないので要注意だ。(一部のTVの奥行きが突出して小さいのは、それが原因と考えてほしい) 一方で、バッテリーの駆動時間は正確に比較できている。このビエラのバッテリー駆動時間は他社比較して最長。ちなみにワンセグではなく録画した番組を視聴する場合には9時間の視聴が可能と、内蔵バッテリーは間違いなくNo.1だ。価格だが、他社のポータブルテレビと比較したのが下図だ。 ビエラの価格は安価な部類。別のビエラやブラビアに、5千円~1万円の追加で、既述の最新機能を使用できるのであればお買い得なテレビといえる。
結論としては、ワンセグで場所を問わず設置、インターネットでweb閲覧、タッチパネル、バッテリー駆動時間が他社比較して最長、内蔵メモリーで録画(外付けHDDを購入しなくてOK)と文句のつけようが無いテレビだ。他社よりも価格が多少高額なのがネックだが、それを差し引いても、使いやすさ、機能、電力、あらゆる点で現在のところ、このテレビを購入しておけば間違いは無いだろう。ポータブルテレビで3Dが視聴したい人以外は、このTVの購入をオススメする。