32v型液晶テレビ・ビエラ/ 型番:TH-L32DT3 レビュー

32v型ビエラ(TH-L32DT3)
オススメ度:
4
メーカー:
パナソニック(ビエラ)
型番:
TH-L32DT3
サイズ:
32v型液晶テレビ
発売日:
2011/9/1
最安値:
89,800円 ※2011年11月現在
コンセプト:
LEDプレミアム3D搭載モデル「新・黒のビエラ」

32v型ビエラ(型番:TH-L32DT3)は機能は完璧に近く価格だけネックか?

このテレビの機能で知っておきたいポイントは①3D映像の視聴が可能(3Dリンク)、②ビエラコネクト ③外付けHDDの他に、SDカードでの外部録画が可能(裏番組の録画も可能)④他社の32v型と比較した際の価格は高価格(後述) の4点だ。 注意点としては、逆に気を付けたい点は、3Dメガネは別売り、外部録画は可能だが2番組同時録画は不可、2番組の2画面表示は制限があるという3点だ。

パナソニック・3Dリンク

まず「3D映像の視聴」だが、別売りの3Dメガネを購入すれば3Dの映画が視聴可能で、通常の2Dの映像を3Dに変換することも可能だ。

また「3Dリンク」では、各パナソニック製品を購入することで、3Dの撮影から視聴から保存までを一挙に可能となる。デジタルカメラで撮影した静止画はもちろん、ビデオカメラで撮影したムービーまで、ビエラで3Dで視聴できる。また、3Dではないが、録画・撮影した画像や映像をSDカードで手軽に持ち出して、様々な人に見せることもでき、PCを通してmixiやFacebookで有人と共有することもできる。

ビエラコネクト・サービス一覧

次に「ビエラコネクト」だが、ビエラコネクトマーケットを通じて、アプリやゲームをダウンロードすることができる。

Yahoo!やアクトビラ等の他社でも提供しているサービスの他に魅力的なコンテンツが存在する。例えば、「MLB.TV」ではMLBの子会社であるインターネット会社を通じてメジャーリーグの試合を生中継で視聴できる。また「TBSゴルフ動画」では、TBSで放映されたゴルフトーナメントをキーワードで検索し視聴できる。

上記以外にも、録画機能は2番組同時録画は不可能だが、番組を録画中に裏番組を視聴できる。他社が裏番組の録画が不可能となっていることを考えれば、この機能はありがたい。パナソニックの推奨500GBの外付けHDDであれば、350時間まで録画可能となっている。その他、TV番組の映像を静止画で保存できる(画面メモ)、部屋の明るさで画質を自動調整する機能(オートモード)など、ビエラ標準の機能は揃っている。また、2番組を同時視聴することもできるが、制限があることに気をつけたい。地デジと地デジの2番組を同時視聴できるが、3Dを視聴中は不可、インターネットと地デジの同時視聴は不可、といった制限があるので注意が必要だ。

サイズは、幅75.1cm、高さ50.2cm、奥行き23.0cmだが、サイズと価格(2011年11月/価格.com等参照)を他社(ブラビア、ビエラ、レグザ、リアル、ウー)の32v型の液晶テレビと比較したのが下図だ。電気代は1Kwhを24円、1日の視聴時間は4.5時間で計算した。

32v型液晶テレビ(アクオスLC-32F5・ブラビアKDL-32CX400・ビエラTH-L32DT3・レグザ32B3・ウーL32-V0・リアルLCD-32MR29)の幅・高さ・奥行き・体積・電気代・価格の比較表

上図の通り、幅・奥行きこそレグザに劣るが、高さは最小サイズとなっている。ただし、トータルの体積で考えればレグザに次ぐ最小サイズと分かる。一方で、年間消費電力は高額な部類となる。特に最も省電力であるリアルと比較すると1年間で600円、10年間使用したとしても6,000円の差額となる。もちろん、1日にテレビを9時間以上は使用していれば12,000円となり、少し無視しにくい金額となる。価格だが、ビエラの価格は他社と比較すると高価格だ。3D機能もさることながら、録画機能にインターネット機能にスカイプ、画質も含めて妥協した面は無く、盛り沢山となった結果か。。。

結論としては、3D視聴・インターネット・外部録画(裏番組録画)まで充実しているのはビエラだけだ。前述の3つをフルに満たしたテレビが欲しければ、このビエラはオススメだ。本体価格が高価格なのが気になるかもしれないが、これだけ機能を充実させているのだから諦めるしかない。また、パナソニック製品を持つ数が多ければビエラリンクの恩恵も受けられる。もしも、どれか1つでも不要な機能があるのであれば、他社のテレビを購入した方がベターだろう。3Dが不要であればブラビアかレグザ、インターネット機能が弱くても良ければウーを検討すれば、ビエラよりも予算を抑えてテレビを購入することができオススメだ。