32v型液晶テレビ・ビエラ/ 型番:TH-L32C5 レビュー

- オススメ度:
- メーカー:
- パナソニック(ビエラ)
- 型番:
- TH-L32C5
- サイズ:
- 32v型液晶テレビ
- 発売日:
- 2012/2/10
- 最安値:
- 38,374円 ※2012年5月現在
- コンセプト:
- 3Dも楽しめるネットワーク対応モデル
32v型ビエラ(型番:TH-L32C5)は驚愕の電気代節約になるテレビ!
このテレビの機能で知っておきたいポイントは、①省エネNo.1 /エコナビ、②外付けHDDの他に、SDカードでの外部録画が可能、③他社の32v型と比較した際の価格は若干だが高額(後述) の3点だ。
注意点としては、外部録画は2番組同時録画・裏番組録画は不可(録画中はチャンネル固定)、インターネットには未対応、2番組の2画面表示は制限があるという3点だ。

まず「省エネNo.1」は、同シリーズで比較しても32v型が一番省エネという意味だ。なぜか同じC5シリーズでも26型や22型よりも、この32型の方が電気代が節約できる。他社と比較しても優秀で、電気代の節約度はトップだ(比較は後述)。電気代を抑える工夫は随所にあり、部屋の明るさで画質を調整する機能も自動電源オフも省エネに結びついている。
また、外付けのHDDを購入すれば録画が可能だが、2番組の同時録画や裏番組の録画は不可能で、録画中はチャンネル固定になる点、電気代を節約するためか機能を割愛している点に注意したい。インターネットや2画面表示も搭載されていない。
サイズは、幅77.9cm、高さ53.6cm、奥行き20.7cmだが、サイズに加え価格(2012年5月/価格.com等参照)を他社(ブラビア、ビエラ、レグザ、リアル、ウー)の32v型の液晶テレビと比較したのが下図だ。ただし、三菱電機のリアルは32型春夏モデルを発売しなかったため、最新の32v型を比較対象とした。※32v型録再モデルは発売している電気代は1Kwhを24円、1日の視聴時間は4.5時間で計算した。

上図の通り、サイズ面で大きなメリットはないが、奥行きはレグザに次いで優秀なことが分かる。トータルの体積で考えると平均といえそうだ。省エネを謳っているだけあって年間消費電力は優秀で、他社の半額に抑えることができる。同型のビエラと比較しても半額、他社で最も優秀なWoooと比較しても300円近い差がある。レグザと比較すると、10年間使用したとすると8,000円の差額となる。もちろん、1日にテレビを4.5時間以上は使用すれば差は広がる。1日に9時間はテレビを点けていれば差は16,000円となり無視できない金額となる。また、ビエラの価格は、他社の32v型と比較すると若干高額だが、同社のビエラよりは安価だ。一部の機能が割愛されているわけには高額に感じるが、前述した電気代を考慮すれば、レグザとの8,000円の差は埋められる。1日に9時間テレビを使用していれば、特段の工夫はなくとも5年で差額が埋まる。
結論としては、電気代を節約したい人は、このテレビを選んで間違いはない。また、最安値のテレビが欲しい人も、1日の使用時間にもよるが10年は使用するつもりなら、レグザではなくビエラを選ぶのも最終的には得になる可能性が高い。一方で3Dに一通りの機能が欲しいならビエラ、外部録画ありでネット充実ならブラビアかアクオス、価格を最重視するならレグザを検討したい。ただし、レグザはネットや外部録画などの機能を割愛しているため、ただのテレビが欲しい人以外は購入時に注意が必要だ。