32型液晶テレビ・ビエラ/ 型番:TH-L32C3 レビュー

- オススメ度:
- メーカー:
- パナソニック(ビエラ)
- 型番:
- TH-L32C3
- サイズ:
- 32型
- 発売日:
- 2011/1/28
- 最安値:
- 49,000円(2011年2月現在)
- コンセプト:
- 省エネNo.1を実現。シンプルモデル。
32型ビエラ(型番:TH-L32C3)は電気料金で他社との差額を埋められる!No.1省エネ&最小サイズのテレビだった
このテレビの機能の特徴として知っておきたいのは、 ①抜群の省エネ機能、②オートモードの2点だ。逆に気を付けたいのは①カラーはブラックのみ(他の型では3色選択可能もある)、②インターネットは不可、 ③動画解像度900本(スポーツ・アクションが綺麗になる機能)が無いという3点だ。そして、最大のメリットは、他社の32型(録画機能なし)と比較して、年間消費の電力代が抜群に安いということだ。(後述)

まずは「省エネ機能」だが、他社にも当然だが同様の似通った機能がある。(例えば三菱の「使ってないときもエコ」など)
だが、このビエラ(TH-L32C3)の一味違うところは、テレビを見ている部屋の明るさによって画質を調整して、併せて省エネする機能(左図)、その他にも、映像が無い状態が10分続くと自動で電源をOFFにするなどの機能がある。それ以外にも、液晶パネル(IPSαパネル)で省エネに貢献している。

さらにディーガが既にある場合には、ディーガを使って録画映像を見ていて、通常のテレビに切り替えた場合には、自動的にディーガの電源が切れるようになっている。(こまめにオフ機能)
それ以外にも、ディーガとブラビアの組み合わせならば、ビエラの電源を切れば、自動でディーガを待機モードに切り換える(ECOスタンバイ機能)もしくは、リモコンでビエラの電源を切るとディーガの電源も切れる(一斉電源OFF)という機能もある。
オートモードでは、他社同様に部屋の明るさによって画質を調整してくれる。その他、電子番組表、他のパナソニック製品との機能の連携(ビエラにリンク)など、一通りの機能は揃っている。電子番組表にいたっては音声で読み上げる機能すらある。ただ残念ながら、ひかりTVなどのインターネットとの接続は不可、2画面表示は無い。画質は中というところ。もちろん、パナソニックの中では下位の画質といえる。
サイズは、幅77.9cm、高さ53.6cm、奥行き20.6cmだが、サイズに加え最後に価格(2011年2月/価格.com等参照)を他社(ブラビア、ビエラ、アクオス、リアル、ウー)の32型と比較した。

上図の通り、幅・高さは他社に劣るもの奥行きは最小サイズで、体積で考えれば最小サイズの32型となる。さすが、年間の消費電力も最小となっている。最後に価格(2011年2月/価格.com等参照)だが、他社の32型と比較してみると、ビエラはアクオス・レグザより価格は1万程度は高い。ただし、その2社とは年間の電気代で2,700円程度の差がある。仮に10年使用するとしたら、電気代で27,000円の差が出るので、今、10,000円を節約するよりは、ビエラを買う方がお得だといえる。(上記の電気代金は、1日4.5時間テレビを視聴をした場合の料金なので、1日4.5時間以上はテレビを見る人だと、差はさらに大きくなるかもしれない)
レビューの結論としては、やはりインターネットが使えない、画質も物足りないと考えると、寝室用のテレビ、ないしはテレビに余分な機能はいらない人、さらにはテレビは10年は使うから、とにかく最安値でお得なテレビが欲しいと考えている人、または、とにかくテレビで場所をとりたくない、最小サイズのテレビが欲しい人には最適なテレビだ。逆に、東芝のレグザ(32A1S)と同様にインターネットなども楽しみたい、インターネットと連動した多機能なテレビが欲しい人には、ガッカリすること間違いなしのテレビといえる。