19v型液晶テレビ・ビエラ/ 型番:TH-L19X50 レビュー

19v型ビエラ(TH-L19X50)
オススメ度:
4
メーカー:
パナソニック(Panasonic)
型番:
TH-L19X50
サイズ:
19v型液晶テレビ
発売日:
2012/6/22
最安値:
30,800円 ※2012年9月現在
コンセプト:
無線LAN内蔵で簡単接続

19v型ビエラ(型番:TH-L19X50)は無線LAN内蔵以外でも優秀!

このテレビが属すX50シリーズはネットワーク対応モデルの中でも新シリーズで、一部のハイエンドテレビに内蔵されていた無線LAN機能を、改めてシリーズ立てて創られた。通常であれば、テレビを無線LANで接続するには、別売りのルーター子機や専用のアダプタが必要になるが、それを気にせずに回線を利用できるのは手間の面では有利だ。さて、このビエラで特徴的なのが ①無線LAN機能を内蔵 ②もっとTVが搭載 ③他社比較すると19型では高額という3点だ。注意したいのが、裏番組録画は可能だが長時間録画・2番組同時録画が不可という点だ。

viera TH-L19X50の各種機能

まず無線LAN機能内蔵だが、内蔵されていなければルーターからテレビを有線ケーブルで接続する必要がある。また、家に子機が余っていれば良いが、新しく購入するとなると、バッファロー製のビエラ専用の無線LANアダプターは4,000円近いため、内蔵されていれば得なのは間違いない。さて、無線で何ができるかと言えば、ネット動画などを視聴できるのはもちろん、BDレコーダーがあればX50が別室にあっても録画番組を視聴できる。X50は外付けHDDで録画が可能のためその逆も可能だ。また「もっとTV」というビデオオンデマンドが搭載され、NHK・日テレ・フジなどの番組をオンデマンドで課金制で視聴できる。ただし、コンテンツの中身は基本的に直近で放送されたドラマ番組等になっているため、キッチリ録画して見逃すようなことが無い人であれば、サービス自体が不要となる可能性が高いだろう。

次に、本体価格・サイズ(幅・高さ・奥行き)・年間の電気代に加え、各種機能の対応状況を他社(ブラビア、ウー、レグザ、リアル、ビエラ)の2012年発売の19v型の液晶テレビと比較した。価格は2012年9月現在の価格を価格.com/比較.comなどを参考にした。また、年間電気代は1Kwhを24円、1日の視聴時間は4.5時間で計算した。ただし、ブラビア・リアルは19型で新モデルを発表していないため除外した。

製品名 アクオス
LC-19K7
ビエラ
TH-L19CF5
ビエラ
TH-L19x50
レグザ
19B5
ウー
L19-K09
ブラビア
リアル
本体価格 19,198円 29,800円 30,800円 22,050円 24,799円 -
年間の電気代 672円 696円 840円 912円 792円 -
幅(cm) 46.9cm 46.9cm 46.9cm 44.6cm 46.2cm -
高さ(cm) 34.5cm 35.6cm 34.6cm 32.5cm 34.4cm -
奥行き(cm) 15.8cm 16.3cm 16.3cm 17.8cm 20.2cm -
3D - - - - - -
外部録画 -
裏番組録画 - - - - -
長時間録画 - - - - -
2番組同時録画 - - - - - -
2画面表示 - - - -
インターネット - - - -
無線LAN内蔵 - - - - -
テレビの比較表

まず本体価格だが、19型テレビでは最高額に位置する価格だ。アクオスと比較すると1万円近い差額が発生するる。また、電気代も高額な部類で、アクオスとは年間140円、10年で1,400円の差額となる。予算では他社テレビとの差は開く一方だ。その分、機能面では充実しており、裏番組録画、2画面表示、インターネット対応、無線LAN内蔵とスペックは優秀だ。サイズ面でも特別に奥行きが大きいということも無い。また、前述したように、無線LANアダプターを購入するのに4,000円を要する点を鑑みれば、見た目よりも予算は抑えられるとも考えられる。

結論としては、予算ではなく機能重視ならオススメできそうだ。また、無線LANを利用する気なら、見た目ほどに予算を食わないため、5,000円程度の差額であれば目を瞑れる人は、とりあえずこのビエラを購入しておくという考え方もできるだろう。ただし、外付けHDDでの録画を相当に利用する人であれば、アクオスも検討したいところだ。決して安くはないHDD、録画時間が3倍4倍に増加するのは見逃せないだろう。