徳島県の銀行の住宅ローン借換金利の比較

徳島での住宅ローン借り換えはネット銀行より地元の銀行!?

徳島在住で住宅ローンを借り換えるなら、借り換え先の銀行は阿波銀行・徳島銀行・徳島信金などの地元の銀行が第一候補になるだろう。ただ、金利次第ではゆうちょ・三菱東京UFJ・三井住友・みずほ・ネット銀行なども候補になる。

以下で各銀行の借り換えのローン金利を比較するが、借り換えには各種手数料等が発生するため、今の自分のローンより1%以上は低いかに注意したい。また、金利引き下げ条件として給与振込み・カードローンを課す銀行もある。銀行を変更しても日々の入出金に支障は無いか確認しておきたい。カードローンは住宅ローン利用者には特別に低金利になるため、借り換え(おまとめローン)を併せて検討するのも手だ。

さて、まずは下図で徳島県内に支店がある銀行で借り換えた場合の、変動金利、固定期間3~10年と全期間固定の金利、繰上返済手数料、団体信用生命保険(死亡でローンがゼロになる)による上乗せ金利、徳島県内の店舗数を比較した。金利が2段の箇所の下段には、当初金利だけ大幅に引き下げされるプランの金利を記載した。

- 阿波銀行 徳島銀行 徳島信金 ゆうちょ みずほ 三井住友 三菱UFJ フラット35
融資限度額 5千万以内 1億以内 1億以内 8千万以内 1億以内 1億以内 1億以内 8千万以内
変動金利 ~2.72% ~2.67% ~2.87% ~2.47% 0.6~2.4% 0.7~2.4% 0.6~2.4% -
固定3年 0.7~2.3% 0.7~2.1% 0.6~2.1% ~2.80% 0.7~2.6% 1.0~2.7% 1.0~2.9%
※0.4~2.9%
1.0~1.4%
固定5年 1.0~2.7% 1.0~2.6% 1.1~2.6% ~2.90% 0.7~2.6% 1.2~2.9%
(0.7~2.9%)
1.1~3.0% 1.0~1.4%
固定7年 - - - - 0.8~2.6% - 1.2~3.1% 1.0~1.4%
固定10年 1.2~3.0% 1.2~3.3% 1.3~3.3% - 0.8~2.6% 1.3~3.0%
(0.8~3.0%)
1.2~3.1%
(0.8~3.1%)
1.0~1.4%
全期間固定 1.5~2.2% 1.4~3.4% - - 1.55% 1.78% 1.47% 1.4~1.7%
団信 なし? なし? なし なし なし なし なし +0.2~0.3%
繰上返済
手数料
21600円
ネット無料
10800円~ 32400円 21600円 10800円
ネット無料
16200円
ネット無料
16200円
ネット無料
なし
県内店舗数 80 57 22 1 1 0 1 各銀行
徳島県の主な銀行の住宅ローン借り換え金利・融資限度額・店舗数・手数料などの比較

上図の銀行で金利比較すると、変動金利では徳島の各銀行より他の銀行の方が低金利だ。固定期間3~10年の金利だと、総じてみずほ・三井住友が低金利だ。ただ、三井住友銀行は徳島県内に支店が存在しないため、実質はみずほ銀行の一強ともいえる。

また、固定期間3年の金利なら阿波銀行・徳島銀行・徳島信金も悪くはなく、特に徳島信金は穴場?の銀行といえるかもしれない。とはいえ、キャンペーン中であれば三菱UFJが徳島の各銀行を含めた他の銀行を圧倒する金利となっている。徳島市元町に支店が1つあるだけのため利便性はイマイチだが、とりあえず検討しても損は無いだろう。

全期間固定もしくは固定30年以上だと、阿波銀行・徳島銀行・三菱UFJ・フラット35が低金利になっている。フラット35は団信に加入すると、金利が実質0.2~0.3%は上昇(正確には利息支払い以外に別途保険料が必要)する。金利を重視するなら阿波銀行と徳島銀行と三菱UFJが最有力候補となる。他県では、みずほ・三菱東京UFJが最低金利のことが多いだけに、徳島県民には嬉しい結果といえそうだ。

他方で徳島に支店がない銀行でも構わないなら、住信SBI銀行・楽天銀行・じぶん銀行、さらにARUHI・イオン銀行・新生銀行・三井住友信託銀行も候補になる。下図で、これらの銀行の住宅ローン借り換え金利等を比較した。※括弧内は当初大幅引き下げプランの金利

- 住信SBI ソニー 楽天 じぶん ARUHI イオン 新生 三井住友信託
融資限度額 1億以内 1億以内 1億以内 1億以内 8千万以内 1億以内 1億以内 1億以内
変動金利 0.5~2.7% 0.5~1.8% 0.5~1.2% 0.5~2.4% - 0.5~2.3% 0.6~1.6%
※0.4~1.6%
0.6~2.4%
固定3年 1.1~2.4%
(0.5~2.4%)
0.8~1.7% 0.7~1.4% 1.3~2.3%
(0.5~2.3%)
1.0~1.4% 0.8~2.6%
(0.3~2.6%)
0.9~1.9%
※0.8~1.9%
0.9~2.8%
(0.3~2.8%)
固定5年 1.2~2.5%
(0.5~2.5%)
0.8~1.7% 0.8~1.4% 1.3~2.3%
(0.7~2.3%)
1.0~1.4% 0.8~2.6%
(0.5~2.6%)
0.9~2.0%
※0.8~2.0%
0.9~2.8%
(0.4~2.8%)
固定7年 0.9~2.2%
(0.5~2.2%)
0.9~1.8% 0.9~1.5% - 1.0~1.4% 0.8~2.9% 1.0~2.1%
※0.8~2.1%
-
固定10年 0.9~2.2%
(0.5~2.6%)
0.9~1.9% 1.0~1.7% 1.4~2.4%
(0.7~2.4%)
1.0~1.4% 1.1~2.9%
(0.7~2.9%)
1.1~2.3%
※0.9~2.3%
0.9~2.8%
(0.5~2.8%)
全期間固定 2.4~3.7%
(1.4~3.7%)
1.4~2.6% - 2.2~3.3% 1.4~1.7% - 1.7~1.9% 2.1~4.0%
(1.1~4.0%)
団信 なし なし なし なし +0.2% なし なし なし
繰上返済
手数料
なし なし なし なし なし なし なし なし※
県内店舗数 0 0 0 0 0 0 0 0
徳島県で利用できるネット銀行の住宅ローンの金利・融資限度額・店舗数・手数料などの比較

上図のネット銀行等の金利を比較すると、変動金利では総じて徳島に支店がある銀行よりも低いが、固定期間3年の金利であれば阿波銀行・徳島銀行・徳島信金は、上図でトップクラスのソニー銀行楽天銀行新生銀行にも劣らない水準だ。

固定期間5~10年ではソニー・楽天・新生が低金利だが、みずほ銀行も同等レベルのため選択の余地はある。また、当初金利引き下げプランでも良いなら、固定3年はイオン銀行、固定5年は三井住友信託、固定7年なら住信SBI、固定10年なら3つの銀行の方が金利は低い。

注意点として当初金利引き下げ型の住宅ローンだと、固定期間が終了すると通常よりも金利が高くなる(金利の引き下げ幅が通常より縮小する)点が挙げられる。言い換えれば、当初下げられた分だけ、固定期間終了後の金利が少し高めになるということだ。固定期間終了後の返済額に問題ないか、または再度の借り換えもアリか考えておく必要がある。

さらに、イオン銀行・新生銀行は徳島県内に支店が無い点にも注意したい。契約までに基本的に来店が必要になるだけに、他県へ遠征する必要が出てくる可能性がある。三井住友信託も徳島県内に支店は無いが、借り換えであれば来店を不要にしている。その点では三井住友信託は優秀ともいえるだろう。

全期間固定もしくは固定30年以上の金利だと、上図の中では住信SBI・ソニー銀行・三井住友信託・ARUHI(実質フラット35)が低金利だが、前述の阿波銀行・徳島銀行も劣ってはいない。変動から長期の固定にしたいような人は、思い切って手間を減らす意味で阿波銀行・徳島銀行・三井住友信託に絞ることも可能だ。

以上が徳島県での住宅ローン借り換え比較だが、審査・条件等で最低金利にならない可能性があるため、複数の銀行を候補に動いた方がいい。また、金利は申込日ではなく実際の借入日の金利になる点を忘れずにおきたい。申込から借入まで数週間は要するため、借入日が翌月にズレれば金利は変わる。金利の確認後は早めに行動した方が賢明だ。