福井県の銀行の住宅ローン借換金利の比較

福井での住宅ローン借り換えは地元の銀行かネット銀行か！？

福井県民で住宅ローンを借り換えるなら、借り換え先の銀行は福井銀行・福邦銀行・福井信用金庫が候補になる。ただ、金利次第ではゆうちょ・三菱東京UFJ・三井住友・みずほ・インターネット銀行なども検討すべきだろう。

これらの銀行の借換金利を以下で比較するが、借り換えには各種手数料等が発生するため、ローン金利を最低１％は下げる必要がある（住宅ローンの借り換えの注意点も参照）また、給与振込みに指定すると金利を引き下げる銀行が多い。地元が地盤でない銀行を選ぶ場合、日常生活の入出金が不便にならないか、最寄のコンビニで入出金できるかも考えておきたい。

さて、まずは下図では福井県内に支店がある銀行で借り換えた場合の、変動金利、固定期間3～10年・全期間固定の金利、融資限度額・繰上返済手数料、団体信用生命保険（契約者の死亡でローンがゼロになる）による上乗せ金利、福井県内の店舗数を比較した。金利が２段の箇所の下段には、当初金利だけ大幅に引き下げされるプランの金利を記載した。

上図の銀行の金利を比較すると、変動金利ではみずほ・三菱UFJが低金利で、福井県の各銀行に出番は無さそうだ。だが、固定期間3年の金利だと福井信用金庫が最低金利で、後述するネット銀行に肉薄する金利だ。三菱UFJの方が低金利だが、いかんせん福井県内に支店が存在しない。

とはいえ福井信金の出番はそこまでで、固定5～10年だとみずほ・三井住友が低金利だ。福井の各銀行の中では、福邦銀行が固定金利10年では低金利なのだが、それでも差は大きく返済負担の軽減の度合いが大きく異なる。

全期間固定もしくは30年以上だと、みずほ・三菱東京UFJ・フラット35が低金利だ。フラット35には団信による金利上乗せがあるため、厳しく見ればみずほ・三菱東京UFJに絞ることもできる。ただ、みずほは福井県内に支店が１店舗、三菱UFJは福井県内には支店が存在しない。住宅ローンを契約すれば、コンビニでの入出金が一定回数だけ無料となるが、それで生活に支障を来たすことが無いように注意したい。

他方で福井に支店がない銀行でも構わないなら、住信SBI銀行・楽天銀行・じぶん銀行、さらにARUHI・イオン銀行・新生銀行・三井住友信託銀行も候補になる。下図で、これらの銀行の住宅ローン借り換え金利などを比較した。※括弧内は当初大幅引き下げプランの金利

上図のネット銀行等を比較すると、変動金利は横並びだが総じて福井の各銀行よりも低金利だ。固定期間3～10年だとソニー銀行・楽天銀行・新生銀行が極めて低金利だが、こと固定3年に限ってはネット銀行よりも福井信金の方が低金利なため注意したい。固定５年や７年ではソニー銀行と楽天銀行の金利が並んでおり、最後は審査等で自分に最低金利が適用されるかを直に確認するしかなさそうだ。

また、当初金利引き下げプランでも良いなら、固定3年はイオン銀行、固定5年は三井住友信託、固定7年なら住信SBI、固定10年なら３つの銀行が横並びで最低金利となる。期間によってバラつきがあるため、いつまで固定金利にして返済額を確定させたいかは、よくよく考えておいた方がいいだろう。さらに、固定期間が終了すると通常よりも金利が高くなる（正確には金利の引き下げ幅が小さい）点も注意が必要だ。

期間固定もしくは固定30年以上の金利では、上図では住信SBI・ソニー銀行・ARUHI（実質フラット35）・三井住友信託が低金利だ。厳密には三井住友信託が最低金利ではあるが、借入期間は30年の金利でしかない。借り換えのため期間としては十分だろうが、一応は注意しておきたい。

以上が福井県での住宅ローン借り換えの比較だが、個々人の審査・条件等で最低金利にならない可能性があるため、複数の銀行を候補に動いた方がいい。また、住宅ローン適用金利は申込時点ではなく、実際の借入日の金利になる点に注意してほしい。申込から借入まで数週間は要するため、借入日が翌月にズレて適用金利が変わることもある。金利を確認したら早めに行動した方が賢明だ。