損害保険 解説・用語集

自動車保険【じどうしゃほけん】

自動車保険(任意)とは、自動車に関する損害に備える保険を意味する。強制加入の自賠責保険ではカバーし切れない事故の際に、十分な補償を受けることを目的としている。一般的には、対人賠償保険・自損事故保険・無保険車傷害保険・対物賠償保険・搭乗者傷害保険・車両保険・人身傷害補償保険の7種の組み合わせで、保険会社は様々な自動車保険をリリースしている。

ただ、様々あるといえど大別すれば、事業(業務)用としては使用しない自動車を対象とした個人用自動車保険、事業用を含む全ての用途に使用する自動車を対象とした(事業用)自動車総合保険、全ての用途に使用する自動車を対象にするが補償内容を限定する(対人のみ等)一般自動車保険、他人の車を借りて運転する人を補償するドライバー保険に分けられる。

この大別の中で、自動車保有者の属性を細分化し、各社で保険料を割安にして他社との差別化を図った自動車保険が出ている。例えば、運転者の年齢区分(20歳以上・30歳以上・40~50歳以上)で大数の法則などを用いて事故率を算出し、保険料を割安にした保険が出ている。この場合、40~50歳以上のドライバーは若年層よりもベテランドライバーが多く、事故率が低いことが統計上も確認できたため、保険料を割安にしても保険金は維持できると保険会社は考えている。こういった運転者の属性・特徴を細分化した自動車保険をリスク細分型自動車保険といい、昨今では主流となっている。年齢以外にも、年間走行距離(走行距離が短ければ事故の可能性が下がる)、運転歴(ゴールド免許なら事故の可能性が低い)などが存在する。

基本的には、保険会社が自社で算出した事故率から計算して、他社との競争で保険料を下げているだけのため、これから保険を契約・見積する人は、何も気にせずに、自分の条件が当てはまって割安になり、補償内容に満足がいけば契約すればいい。

しかし、昨今では高齢者ドライバーの増加が原因で、自動車保険料が値上がりしたケースに見られるように、契約時には年齢区分で割安な自動車保険でも、社会情勢の変化で数年後には割安ではなくなっていることもある。面倒でも自動車保険を随時見直すことは、必ず家計の助けになるだろう。