ワーカーズ・コレクティブ共済/ 所得補償保険の保険料・補償内容・保険金を評価 レビュー

ワーカーズ・コレクティブ共済
オススメ度:
2
保険会社:
ワーカーズ・コレクティブ共済
名称:
就業中傷害保障+休業補償
月額保険金:
月額給与の60~80%
填補期間:
60~90日
無事故時:
なし
特徴:
ケガや病気で働けなくなった時(就業不能期間)に保険金をお支払いします

ワーカーズ・コレクティブ共済は補償が出産・介護までと幅広いが!?

ワーカーズ・コレクティブ共済は、ワーカーズ・コレクティブと呼ばれる地域に根付いた自主運営・自主管理による協同組合形式による事業体が提供する共済(≒保険)だ。以下、同団体の共済の概要を記載し、他社の所得補償保険と比較する。

ワーカーズ・コレクティブ共済の保険料・保険金・補償内容など

まず基本的にワーカーズ・コレクティブに参画・傘下している人を対象としている共済であるため、それ以外の人は対象外となる点に注意したい。

さて補償内容だが、保険と同様に病気・ケガによって働けなくなった場合に保険金が受け取れる。他社と異なるのは、出産で休業することになった場合、さらに配偶者が介護を要する状態となったケースでも保険金が受け取れる点だ。補償される項目(ケース)は他社より厚いといえる。また、死亡・後遺障害となった場合にも保険金が受け取れる。ただし、保険金を受け取る填補期間は60日~90日と非常に短いため、基本的には何らかの形で復職することが前提になっているといえよう。保険料(掛け金)は他社と異なり月額1,000円・年額12,000円で、家計への負担は相当に低いのは評価できる(保険料の他社比較は後述)

下図では各社の所得補償保険を、就業不能時に受け取る保険金の合計額(1年換算)と月額に加え、死亡時の保険金の有無、保険金を受け取るてん補期間、契約開始からの免責期間、契約期間中に無事故だった場合の返戻金の有無などを比較した。保険料面では、職種級1級で32歳の場合で比較した。

名称 あいおい
ニッセイ
損保
ジャパン
東京海上
トータル
日本興亜
富士火災 アメホ
お給料
日立
リビング
コープ
共済
ワーカーズ
共済
保険金
合計
240万 180万 252万 180万 240万 180万 180万 180万 80万
保険金
月額
20万 15万 21万 15万 20万 15万 15万 15万 60~80%
保険金
死亡時
- - - 600~1,200万 1,000万 1,000万 - 100万 200万
填補期間 2年間 1年間 1年間 1年間 1年間 2年間 60歳まで 1年間 60~90日
免責期間 4日・7日 7日 7日 7日 14日 7日 60日 4日
無事故時 - 20% - 20% 20% 20% - - -
個人賠償 オプション オプション - オプション オプション 付帯※ - 付帯 -
保険料
(月額)
2,940円 1,970円 2,440円 1,970円
(3,030円)
3,240円 3,360円 3,300円 2,097円 1,000円
保険料
(年額)
33,540円 21,300円 27,930円 21,300円
(33,000円)
35,200円 40,320円 39,600円 25,164円 12,000円
所得補償保険の比較表(あいおいニッセイ・東京海上トータル・日本興亜・富士火災・アメホ お給料・日立リビング・コープ共済・ワーカーズ共済)

上図で1番右のワーカーズ・コレクティブ共済だが、休業補償に関する保険金は上限で80万円までとなっており、他社よりも低い。休業補償により月額で受け取る保険金の月額は給与の60~80%だが、給与が比較的多ければ上限日数に達する前に、保険金の上限によって保険金はストップとなる。それ以外では、死亡保険金も他社より低めで填補期間も短い。やはり補償される項目は多いが、基本的には早々に復職することが前提となっているのは間違いない。保険料は一律1,000円(年間12,000円)で他社よりも圧倒的に安い。もちろん、各保険金の額が他社より低いうえに、保険金を受け取る填補期間も短いのだから当然ともいえる。

結論としては、補償が出産・介護まで幅広く悪くないといえる。ただし、月額でプラス1,000円の保険料を支払えば、1年間は給与が補償される保険が他社にあることを考えれば、他社の所得補償保険を選択する方が安心感は強くなる。さらに填補期間が60~90日だと、失職してから復職するまでの猶予としては短い感も否めない。あくまで最小の補償を求める場合においてのみ検討すべきだろう。