JA共済 ささエール/ 所得補償保険の保険料・補償内容・保険金を評価 レビュー

JA共済 ささエール
オススメ度:
1
保険会社:
JA共済
名称:
ささエール(生活障害共済)
月額保険金:
10万円~
填補期間:
50-80歳
無事故時:
払込保険料の30%分の返戻金
特徴:
収入の減少や支出の増加に備えられる

JA共済 ささエールは無意味とはいえないがハードルは高い・・・?

JA共済 ささエール(生活障害共済)は農協の共済で基本は農業従事者向けだが、地域により異なるが概ね1,000円~1万円程度の出資金を預けて准組合員となれば誰でも利用できる。以下、ささエールの概要を記載し他社と比較する。

まず補償内容だが、保険会社でいうところの所得補償保険と同じく病気・ケガによって働けなくなると、自分が設定した月額保険金が毎月受け取れる。一般的な所得補償保険と異なるのは、補償が発生するのは身体に障害が残った時に限られている点だろう。一般的な保険だと脳梗塞で半年間の入院をして働けなくなっても保険金が受け取れるのに対して、この共済では体に障害が残っていないなら共済金は受け取れない。

JA共済 ささエールの保険料・保険金・補償内容など

この共済で共済金が受け取れるのは、具体的には身体障害者手帳の1~4級の交付を受けた場合になる。そのため一般的な所得補償保険よりも支払い事由に該当するためのハードルは高いといえる。ただ、ハードルが高い分だけ補償は手厚く、60~65歳まで生活障害年金として毎年120万円を受け取れる。国・自治体から受け取れる障害者手当てに加えれば相当に生活費の補助になる。

ただ、ハードルが高いがゆえに一般的な所得補償保険をイメージしている人には保険料の無駄になる可能性が高い。危険と隣りあわせの職業(消防士等)か、そこまでではないが相応の危険が潜んでいる建築業・運送業(ドライバー)等で働く人でないと、この共済の有用性が発揮されることはないだろう。

次に下図では各社の所得補償保険を、契約可能な年齢、設定できる保険金の月額に加え、死亡時の保険金の有無、保険金を受け取るてん補期間、契約開始からの免責期間、契約期間中に無事故だった場合の返戻金の有無などを比較した。保険料は職種級1級で30歳・40歳・50歳の場合で比較し、30歳モデルにおいて1万円あたりの保険料でも比較した。

名称 あいおい
ニッセイ
あいおい
エール
東京海上
トータル
損ジャ
日本興亜

日立
リビング
コープ
団体
JA共済
ささエール
大同火災 AIG損保
旧富士火災
契約年齢 15-79歳 15-79歳 15-69歳 15-69歳 15-63歳 16-69歳 15-75歳 募集停止
保険期間 1年更新 1年更新 1年更新 1年更新 3-5年更新 1年更新 50-80歳 1年更新 -
免責期間 7日 7日 7日 7日 60日 4日 7日 7日 -
保険金
月額
10万~ 10万~ 日額 10万~ 10万~ 15万~ 10万~ 15万~ -
填補期間 2年間 2年間 1年間 1年間 3-10年間
65歳まで
1年間 50-80歳 1年間 -
無事故時 - - - - - - 30% 20% -
死亡時 - - - - - 100万 - 50~100倍 -
保険料
30歳
1,280円 1,280円 2,440円 1,640円 2,110円 2,097円 4,738円 3,240円? -
保険料
40歳
2,140円 2,140円 3,810円 2,540円 3,400円 2,837円 4,895円 4,560円? -
保険料
50歳
3,080円 3,080円 5,270円 3,500円 4,560円 3,679円 5,495円 5,980円? -
保険料
1万あたり
128円 128円 116円 109円 211円 140円 474円 -
所得補償保険の比較表(あいおいニッセイ・東京海上トータル・損保ジャパン日本興亜・日立リビング・コープ団体保険・大同火災・JA共済)

上図で右から3番目のJA共済 ささエールだが、契約可能な年齢・面性危機感・保険金額などは他社の所得補償保険と大差はない。異なるのは保険期間・填補期間で、保険期間は他社のように1年契約ではなく何歳払い込み完了という形式になっている。そのため1~2年ごとに年齢の上昇に伴って保険料が上昇することはない。填補期間は前述したように数年ではなく、日立キャピタルと同じく何歳までとなるため補償としては非常に手厚い。

保険料は保険金額が月額10万円の場合で、他社の数字は便宜上で金額が異なる(損ジャが15万円・東京海上が21万円)のため横並びで比較はできない。とはいえ保険料が高いのは明白で、年齢に応じて他社の保険料が上昇するが、それを見込んでもJA共済の方が高い。30歳の保険金1万円あたりの保険料でも他社の数倍だ。

結論としては、補償内容から考えても保険料(掛け金)から考えてもオススメできない保険だ。職種によっては有用性が無くはないが、それなら保険料も安く条件もJA共済よりも緩い日立キャピタルを検討した方がいい。JAを利用している農家の人なら検討せざるを得ないかもしれないが、お付き合いだとしても他の共済を検討した方が賢明だろう。