東京海上日動あんしん生命 終身保険/ 終身保険の返戻率・利回り・保険料・保障を評価 レビュー

東京海上日動あんしん生命 終身保険
オススメ度:
3
保険会社:
東京海上日動あんしん生命
名称:
終身保険
契約年齢:
20~50歳
返戻率:
122.1% ※30歳契約
利回り:
0.45%
特徴:
一生涯保障が続く終身保険です

東京海上日動あんしん生命 終身保険は悪くないがパンチに欠ける!?

東京海上日動あんしん生命の終身保険には、この保険以外には低解約返戻金型終身保険に相当する「長割り終身」や介護に特化した終身保険「長生き支援終身」がある。以下、同社のベーシックな終身保険の概要を記載し、他社の終身保険と比較する。

東京海上日動あんしん生命 終身保険の仕組み・保険料・返戻率・死亡保険金など

この保険は他社の終身保険と同様に死亡すれば死亡保険金、解約すれば解約返戻金が受け取れる。死亡保険金は一生涯で契約時の金額で一定だが、解約返戻金は契約初期は低額で、徐々に増額されていく仕組みになっている。この保険の場合は、30歳契約で60歳払込完了なら、支払う合計保険料は約820万円となるが、60歳時の解約返戻金は約790万円のため損をする。単純計算で65歳にならないと得をすることはない。他社同様に解約には相応の注意を要する。特約は他社のように用意されておらず、東京海上日動あんしん生命の加入者に共通して利用できる人間ドック優待・電話での健康相談サービスなどに留まる。

次に下図では各社の終身保険を、加入できる年齢・選択できる保険料の払い込み完了時期で比較し、さらに死亡保険金の増減・5年ごと利差配当の有無・付加できる特約などで比較した。参考までに苦情率(苦情数÷契約数 ※生命保険協会公表)を算出し、自分が苦情を言う可能性があるかも考慮した。

さらに1,000万円(一部は500万円)契約した場合の保険料と、支払った保険料が何%で戻るかを示す「返戻率」を比較した。解約返戻金で利益を出すなら低解約返戻金型が妥当(終身保険の種類を参照)なため、今回は死亡保険金と保険料から返戻率を算出した。契約者は30・40・50歳に分け、保険料の払込完了を60歳とした。また、他の金融商品(定期預金・国債・社債など)より得かを計るため、40歳契約で平均寿命の80歳で死亡保険金を受け取った場合の利回り(保険料を何%で運用したか)でお得さを比較した。

名称 かんぽ
ながいき
三井生命
プラウド
東京海上
終身
ソニー
有期払込
アフラック
終身
ジブラルタ
終身
AIG富士
終身
オリックス
終身
コープ共済
ずっと
契約年齢 20~65歳 20~70歳 20~50歳 0~85歳 3~80歳 20~50歳 6~75歳 0~70歳 0~70歳
払込年齢 60~75歳 60歳? 3年~ 60~70歳 5歳刻み 10年以上 5歳刻み 60~70歳
保険金
増減
一定 一定 一定 一定 一定 一定 一定 一定 一定
5年ごと
利差配当
- - - - - - -
特約 災害/傷害
疾病
傷害/災害
医療
- 沢山 - 死亡/介護
年金
災害/傷害
三大疾病
災害/傷害
リビング
リビング
苦情率 0.64% 0.92% 0.33% 0.57% 1.08% 1.35% 0.24% 0.42% -
保険料
返戻率
30歳
\21,100
131.6%
\24,340
114.1%
\22,750
122.1%
\19,620
141.5%
\7,810※
106.7%
\21,940
126.6%
\10,695※
129.8%
\21,760
127.6%
\21,200
131.0%
保険料
返戻率
40歳
\33,000
126.2%
- \35,310
118.0%
\31,260
133.2%
\10,070※
103.4%
\34,090
122.2%
\16,760※
124.3%
\33,800
123.2%
\33,500
124.3%
保険料
返戻率
50歳
\67,500
123.4%
- \71,660
116.2%
- \13,625※
101.9%
\72,370
115.1%
\34,435※
121.0%
\70,250
118.6%
\69,800
119.3%
利回り 0.66% 0.28% 0.45% 0.83% 0.09% 0.56% 0.58% 0.58% 0.61%
終身保険の比較表(かんぽ生命ながいき・三井生命 プラウド・東京海上日動生命・ソニー生命・アフラック・ジブラルタ・AIG富士生命・オリックス生命・コープ共済 ずっと)

上図で左から3番目の東京海上日動あんしん生命 終身保険だが、契約可能な上限の年齢は他社より低い50歳までと厳しく、保険料払い込み完了年齢が60歳となっているようで利便性は微妙だ(対面式なら融通が利く可能性はあるが)また、5年ごと利差配当はないが、苦情率は他社より低めで各種手続きの対応に対する不安は他社より薄めだ。

保険料は他社と比較して若干だが高めに見えるが、そもそも便宜上500万契約にしている保険が上図には含まれている点や、上図で割愛した他社の保険には更に保険料が高いものがある点を考慮すれば、決して保険料が高い部類には入らない。とはいえ保険料を含め返戻率で比較しても上には上がいるのも事実で、そう考えると水準としては微妙なところでもある。利回りに換算すると0.45%で個人向け国債と同等レベルで、定期預金・定期積立よりは有利で一定の貯蓄性は認められる水準にある。

結論としては、返戻率からして悪い保険ではないが、いまいちパンチに欠ける保険といえる。また、ソニー・かんぽなどと比較して無視できる差でも無いため、窓口の一本化などを目的に契約するにしてはもったいない。。。それ以外に魅力的な保障・特約が無い以上は、この保険が検討の俎上に上ってくることは考えにくいといえよう。