ソニー生命 有期払込終身保険/ 終身保険の返戻率・利回り・保険料・保障を評価 レビュー

ソニー生命 有期払込終身保険
オススメ度:
4
保険会社:
ソニー生命
名称:
有期払込終身保険
契約年齢:
0~85歳
返戻率:
141.5% ※30歳契約
利回り:
0.83%
特徴:
保険料の払込が、一定年齢または一定期間で終了する終身保険です

ソニー生命 有期払込終身保険は保険料の安さ・返戻率を重視ならオススメ!

ソニー生命の終身保険には、この有期払込終身保険の他に積立利率変動型終身保険・米ドル建て終身保険・変額保険終身型などがある。以下、同社で最もノーマルな終身保険である有期払込終身保険の概要を記載し、他社の終身保険と比較する。

ソニー生命 有期払込終身保険の仕組み・保険料・返戻率・死亡保険金など

この保険は他社のスタンダードな終身保険と同じく死亡保険金は一定で、契約から年数を経ることで死亡前に解約すると受け取れる解約返戻金が増加していく。契約から10年以内だと支払った保険に対して70%程度が解約返戻金となり、20年経過でようやく90%を超え、30年経過すると確実に解約返戻金が合計保険料を超えてくる。基本は解約はしないが、解約を前提とするなら低解約返戻金型を選択した方が賢明だ。

特約は他社と同じく災害・傷害で死亡すると保険金が上乗せされる特約や、がん・成人病などで入院すると給付金が受け取れる特約があるが、いずれにせよ返戻率を下落させ、保障内容も本家の医療保険・がん保険に劣るため付加する価値は乏しい。検討に値するのは、契約者が死亡すると保険料の支払が免除される保険料払込免除特約ぐらいのものだ。

次に下図では各社の終身保険を、加入できる年齢・選択できる保険料の払い込み完了時期で比較し、さらに死亡保険金の増減・5年ごと利差配当の有無・付加できる特約などで比較した。参考までに苦情率(苦情数÷契約数 ※生命保険協会公表)を算出し、自分が苦情を言う可能性があるかも考慮した。

さらに1,000万円(一部は500万円)契約した場合の保険料と、支払った保険料が何%で戻るかを示す「返戻率」を比較した。解約返戻金で利益を出すなら低解約返戻金型が妥当(終身保険の種類を参照)なため、今回は死亡保険金と保険料から返戻率を算出した。契約者は30・40・50歳に分け、保険料の払込完了を60歳とした。また、他の金融商品(定期預金・国債・社債など)より得かを計るため、40歳契約で平均寿命の80歳で死亡保険金を受け取った場合の利回り(保険料を何%で運用したか)でお得さを比較した。

名称 かんぽ
ながいき
第一生命
悠悠
住友生命
終身
ソニー
有期払込
アフラック
終身
ジブラルタ
終身
AIG富士
終身
オリックス
終身
コープ共済
ずっと
契約年齢 20~65歳 3~70歳 15~70歳 0~85歳 3~80歳 20~50歳 6~75歳 0~70歳 0~70歳
払込年齢 60~75歳 55~70歳 3年~ 60~70歳 5歳刻み 10年以上 5歳刻み 60~70歳
保険金
増減
一定 一定 一定 一定 一定 一定 一定 一定 一定
5年ごと
利差配当
- - - - - -
特約 災害/傷害
疾病
沢山 沢山 沢山 - 死亡/介護
年金
災害/傷害
三大疾病
災害/傷害
リビング
リビング
苦情率 0.64% 0.34% 0.83% 0.57% 1.08% 1.35% 0.24% 0.42% -
保険料
返戻率
30歳
\21,100
131.6%
- \23,630
117.5%
\19,620
141.5%
\7,810※
106.7%
\21,940
126.6%
\10,695※
129.8%
\21,760
127.6%
\21,200
131.0%
保険料
返戻率
40歳
\33,000
126.2%
\31,388
106.2%
\30,410
109.6%
\31,260
133.2%
\10,070※
103.4%
\34,090
122.2%
\16,760※
124.3%
\33,800
123.2%
\33,500
124.3%
保険料
返戻率
50歳
\67,500
123.4%
- \41,090
101.4%
- \13,625※
101.9%
\72,370
115.1%
\34,435※
121.0%
\70,250
118.6%
\69,800
119.3%
利回り 0.66% 0.15% 0.24% 0.83% 0.09% 0.56% 0.58% 0.58% 0.61%
終身保険の比較表(かんぽ生命ながいき・第一生命 悠悠・住友生命・ソニー生命・アフラック・ジブラルタ・AIG富士生命・オリックス生命・コープ共済 ずっと)

上図で左から4番目のソニー生命 有期払込終身保険だが、契約できる年齢は0~85歳までと最も広く、保険料の払い込み完了も最短で3年、最長で99歳までと非常に広い。最短で3年という点を活かせば、一時払いに限りなく近い形で利用することができる。一時払いするほどの資金はないが、3分割なら何とかなるような資金を持つなら検討の余地があろう。一方で5年ごと利差配当が存在せず、想定以上のパフォーマンスになる可能性はない。特約で付加することもできるが、後述する返戻率をみれば優秀な数字のため、わざわざ付加することもないだろう。

その返戻率だが、他社と比較して明らかに高く他社を圧倒している。利差配当が無い分だけ保険料を安くしているとのことだが、ここまで高いと低解約返戻金型では?という疑念も沸くが、そういった記述が見られない以上はノーマルな終身保険では最も優秀といっていいだろう。利回りにしても、他の金融商品を上回るため保険としての意味は大いにある。

結論としては、保険料の安さ・返戻率を重視するなら、まず検討したい保険といえるだろう。50歳の保険料と返戻率が不明瞭だが、かんぽ・AIGよりも有利な可能性があるため50歳以上なら要確認だ。また、前述の数字は特約を付加しない場合であり、特約を付加する程度によっては返戻率が100%近くか、下手すれば100%を切ってくることになるため注意したい。