ニッセイ みらいのカタチ 終身保険/ 終身保険の返戻率・利回り・保険料・保障を評価 レビュー

ニッセイ みらいのカタチ 終身保険
オススメ度:
1
保険会社:
日本生命
名称:
ニッセイ みらいのカタチ 終身保険
契約年齢:
返戻率:
114.6% ※30歳契約
利回り:
0.29%
特徴:
終身にわたって死亡に備える保険です

ニッセイ みらいのカタチ 終身保険は何の特徴もお得さも無い?

ニッセイ みらいのカタチ 終身保険は日本生命が募集・販売する終身保険で、この保険以外に一時払いの終身保険が別途存在している。以下、日本生命の終身保険の概要を記載し、他社の終身保険と保障・保険料(返戻率)などで比較する。

日本生命 ニッセイ みらいのカタチ 終身保険の仕組み・保険料・返戻率・死亡保険金など

この保険は契約時から死亡保険金は一定で、保険料の支払いの完了後も死ぬまで保障が継続する。死亡前に解約すれば解約返戻金も受け取れるが、保険料の支払いを完了してから5~7年が経過しなければ、支払った保険料の合計額が解約返戻金を上回り損をする可能性が高いため注意したい。

特約は他社のように入院費・治療費をカバーする医療系の特約は存在せず、リビングニーズ特約・保険料払込免除特約に留まる。前者は余命6ヶ月以内と診断されれば死亡保険金が受け取れ、後者は三大疾病(ガン・脳卒中・心筋梗塞)に罹患すると以後の保険料の支払が免除される。後者の条件が明瞭ではない(上皮内新生物も含まれるか?など)が、検討の余地は無くはない。

次に下図では各社の終身保険を、加入できる年齢・選択できる保険料の払い込み完了時期で比較し、さらに死亡保険金の増減・5年ごと利差配当の有無・付加できる特約などで比較した。参考までに苦情率(苦情数÷契約数 ※生命保険協会公表)を算出し、自分が苦情を言う可能性があるかも考慮した。

さらに1,000万円(一部は500万円)契約した場合の保険料と、支払った保険料が何%で戻るかを示す「返戻率」を比較した。解約返戻金で利益を出すなら低解約返戻金型が妥当(終身保険の種類を参照)なため、今回は死亡保険金と保険料から返戻率を算出した。契約者は30・40・50歳に分け、保険料の払込完了を60歳とした。また、他の金融商品(定期預金・国債・社債など)より得かを計るため、40歳契約で平均寿命の80歳で死亡保険金を受け取った場合の利回り(保険料を何%で運用したか)でお得さを比較した。

名称 かんぽ
ながいき
日本生命
終身
住友生命
終身
ソニー
有期払込
アフラック
終身
ジブラルタ
終身
AIG富士
終身
オリックス
終身
コープ共済
ずっと
契約年齢 20~65歳 15~70歳 0~85歳 3~80歳 20~50歳 6~75歳 0~70歳 0~70歳
払込年齢 60~75歳 55~70歳 3年~ 60~70歳 5歳刻み 10年以上 5歳刻み 60~70歳
保険金
増減
一定 一定 一定 一定 一定 一定 一定 一定 一定
5年ごと
利差配当
- - - - - - -
特約 災害/傷害
疾病
免除
リビング
沢山 沢山 - 死亡/介護
年金
災害/傷害
三大疾病
災害/傷害
リビング
リビング
苦情率 0.64% 0.56% 0.83% 0.57% 1.08% 1.35% 0.24% 0.42% -
保険料
返戻率
30歳
\21,100
131.6%
\24,230
114.6%
\23,630
117.5%
\19,620
141.5%
\7,810※
106.7%
\21,940
126.6%
\10,695※
129.8%
\21,760
127.6%
\21,200
131.0%
保険料
返戻率
40歳
\33,000
126.2%
- \30,410
109.6%
\31,260
133.2%
\10,070※
103.4%
\34,090
122.2%
\16,760※
124.3%
\33,800
123.2%
\33,500
124.3%
保険料
返戻率
50歳
\67,500
123.4%
- \41,090
101.4%
- \13,625※
101.9%
\72,370
115.1%
\34,435※
121.0%
\70,250
118.6%
\69,800
119.3%
利回り 0.66% 0.29% 0.24% 0.83% 0.09% 0.56% 0.58% 0.58% 0.61%
終身保険の比較表(かんぽ生命ながいき・日本生命・住友生命・ソニー生命・アフラック・ジブラルタ・AIG富士生命・オリックス生命・コープ共済 ずっと)

上図で左から2番目の日本生命 終身保険だが、契約者の年齢に関わる数字は不明瞭で他社と比較できず、それ以外の基本的な数字を見ても特に特徴がある数字は見受けられない。苦情率を見ても、他社と比較して突出して高いわけではなく平均的な数字だ。特約も前述した通りで、この保険の場合には特約よりも他の保険との組み合わせで保障を広げる感が強い。

保険料は同じ条件では他社より高い部類に入り、お得さを表す返戻率でも他社に一枚落ちる水準だ。30歳契約で60歳払い込み完了の数字しか明らかではないが、この調子なら40歳・50歳契約でも大した数字は期待できないだろう。また、利回りに換算しても、定期預金・個人向け国債などと同等か、それ以下のため貯蓄性での意味も乏しい。

結論としては、何の特徴もなく他社を上回るお得さも無いため、特にオススメしない保険だ。おそらく可能性は極めて低いだろうが、ニッセイレディが保険料を値下げしてくれるようなら状況は変わってくるが、それでも他社との差を埋めるほどになるとは考えにくい。特別に有利な条件が引き出せない以上は、他社の優秀な保険を選択した方が賢明だろう。