明治安田生命 祝金付シニアプラン/ 終身保険の返戻率・利回り・保険料・保障を評価 レビュー

明治安田生命 祝金付シニアプラン
オススメ度:
0
保険会社:
明治安田生命
名称:
祝金付シニアプラン(生存給付金付終身保険)
契約年齢:
50~70歳
返戻率:
76.1% ※50歳契約
利回り:
0.42%
特徴:
50~70歳までの方のために設計された生涯の保障とお祝金が付いた保険

明治安田生命 祝金付シニアプランはお得感が存在せずオススメできない!

祝金付シニアプランは明治安田生命が募集・販売する終身保険で、この保険以外に祝い金の無い終身保険(パイオニアE)や一時払いの終身保険のEverybody(エブリバディ)も存在する。以下、祝金付シニアプランの概要を記載し他社の終身保険と比較する。

明治安田生命 祝金付シニアプランの仕組み・保険料・返戻率・死亡保険金など

この保険は契約時から数年(3年程度)は死亡しても支払った保険料相当額が死亡保険金となり、例外的に災害などで死亡すると契約時の金額の保険金が受け取れる。この点を他社には記述していない保険もあるが、基本的には同じ仕組みのため特に問題視する必要はない。

他社と異なるのは、生存給付金が保険料の支払いを開始してから5年後・10年後に受け取れ、受け取ると死亡保険金が減額する点だ。かんぽ生命等にも生存給付金が付いた終身保険は存在し、特に珍しいものではないが、ノーマルな終身保険と異なり長生きするほどに死亡保険金が減額する点に注意せねばならない。最終的に減額されて行き着く最少額を視野に入れて契約する必要がある。

次に下図では各社の終身保険を、加入できる年齢・選択できる保険料の払い込み完了時期で比較し、さらに死亡保険金の増減・5年ごと利差配当の有無・付加できる特約などで比較した。参考までに苦情率(苦情数÷契約数 ※生命保険協会公表)を算出し、自分が苦情を言う可能性があるかも考慮した。

さらに1,000万円(一部は500万円)契約した場合の保険料と、支払った保険料が何%で戻るかを示す「返戻率」を比較した。解約返戻金で利益を出すなら低解約返戻金型が妥当(終身保険の種類を参照)なため、今回は死亡保険金と保険料から返戻率を算出した。契約者は30・40・50歳に分け、保険料の払込完了を60歳とした。また、他の金融商品(定期預金・国債・社債など)より得かを計るため、40歳契約で平均寿命の80歳で死亡保険金を受け取った場合の利回り(保険料を何%で運用したか)でお得さを比較した。

名称 かんぽ
ながいき
明治安田
明治安田
シニア
ソニー
有期払込
アフラック
終身
ジブラルタ
終身
AIG富士
終身
オリックス
終身
コープ共済
ずっと
契約年齢 20~65歳 16~80歳 50~70歳 0~85歳 3~80歳 20~50歳 6~75歳 0~70歳 0~70歳
払込年齢 60~75歳 15年 3年~ 60~70歳 5歳刻み 10年以上 5歳刻み 60~70歳
保険金
増減
一定 一定 漸減 一定 一定 一定 一定 一定 一定
5年ごと
利差配当
- - - - - - -
特約 災害/傷害
疾病
傷害/がん
リビング
- 沢山 - 死亡/介護
年金
災害/傷害
三大疾病
災害/傷害
リビング
リビング
苦情率 0.64% 0.46% 0.46% 0.57% 1.08% 1.35% 0.24% 0.42% -
保険料
返戻率
30歳
\21,100
131.6%
\22,950
121.0%
- \19,620
141.5%
\7,810※
106.7%
\21,940
126.6%
\10,695※
129.8%
\21,760
127.6%
\21,200
131.0%
保険料
返戻率
40歳
\33,000
126.2%
- - \31,260
133.2%
\10,070※
103.4%
\34,090
122.2%
\16,760※
124.3%
\33,800
123.2%
\33,500
124.3%
保険料
返戻率
50歳
\67,500
123.4%
- \10,000
76.1%
- \13,625※
101.9%
\72,370
115.1%
\34,435※
121.0%
\70,250
118.6%
\69,800
119.3%
利回り 0.66% 0.42% -0.96% 0.83% 0.09% 0.56% 0.58% 0.58% 0.61%
終身保険の比較表(かんぽ生命ながいき・明治安田生命 パイオニアE・シニアプラン・ソニー生命・アフラック・ジブラルタ・AIG富士生命・オリックス生命・コープ共済 ずっと)

上図で左から3番目の明治安田生命 祝金付シニアプランだが、その名の通り契約できる年齢が50~70歳というシニア(現在は50歳はシニアには入らないかもしれないが)に限られている点で、他社と異なるのが分かる。さらに保険料の払い込みが15年と確定しており、50歳で契約すれば65歳、65歳で契約すれば80歳まで保険料を支払い続けて保険料の払い込みを完了させることになる。さすがに70歳を超えて、ほぼ年金だけか資産運用のみが収入源となっている中で、保険料の負担が少なからず発生し続けるのは精神的には少し堪える可能性がある。苦情率は過去の不祥事に反して、近々の数字で他社より突出した数字ではない。とはいえ一応は注意を払うに越したことはないだろう。

保険料は他社と同じ死亡保険金ではないため比較できないが、お得さを表す返戻率は100%切ってしまっており、他社と比較するまでもなく低いといえる。上図の数字は15年後にも生存しており、全ての祝い金を受け取った後に死亡した場合で、計算上は15年以上生存すると大きく損をすることになる。他方で全ての祝い金を受け取る前に死亡すれば?とも考えられるが、仮に1回目の祝い金を受け取った直後に死亡したとしても、返戻率は97.5%に留まる。こうなると数字面でのメリットは皆無といえる。

結論としては、数字面でのお得感が存在せずオススメできない。これなら同じ明治安田でも、祝い金こそ存在しないがパイオニアEを選択した方が遙かにいい。もちろん、明治安田にこだわらないなら他社の数字が湯宇宙な保険を選択するのは、さらに賢明な判断といえるだろう。どうしても祝い金が欲しいなら、かんぽ生命の方が明治安田よりも返戻率が高く分があるため、併せて検討したいところだ。