明治安田生命 終身保険パイオニアE/ 終身保険の返戻率・利回り・保険料・保障を評価 レビュー

明治安田生命 終身保険パイオニアE
オススメ度:
3
保険会社:
明治安田生命
名称:
終身保険パイオニアE
契約年齢:
16~80歳
返戻率:
121.0% ※30歳契約
利回り:
0.42%
特徴:
生涯にわたる保障をご準備いただける保険です

明治安田生命 終身保険パイオニアEより上には上がいるため・・・?

終身保険パイオニアEは明治安田生命が募集・販売する終身保険で、この保険以外に一時払いの終身保険のEverybody(エブリバディ)や生存給付金付きの終身保険(祝金付シニアプラン)も存在している。以下、終身保険パイオニアEの概要を記載し他社の終身保険と比較する。

明治安田生命 終身保険パイオニアEの仕組み・保険料・返戻率・死亡保険金など

この保険は一般的な終身保険と同様に、契約時から死亡保険金は一定で、保険料の支払い中は元より支払い完了後も死ぬまで保障が継続する。とはいえ契約から間もなく(概ね3年以内)自殺した場合などは死亡保険金が受け取れない可能性が極めて高いため注意したい。また、死亡前に解約すれば解約返戻金が受け取れるが、保険料の支払い完了から5~7年が経過しなければ、解約返戻金が支払った保険料の合計額を下回り損をする(貯金した方が得)となる可能性があるため注意したい。

特約は他社のようにケガ・病気の入院費・治療費を全面的にカバーする医療系の特約は存在せず、代わりに傷害特約・がん保険金前払い特約がある。前者は災害で死亡した場合に保険金が上乗せされる特約で目新しさはない。後者は他社でいう保険料払込免除特約や三大疾病免除特約がガンに限定された特約で、治療により回復のメドが立たないと保険金が受け取れる。保険料の支払いが免除されるようなわけではにため魅力は薄い。

次に下図では各社の終身保険を、加入できる年齢・選択できる保険料の払い込み完了時期で比較し、さらに死亡保険金の増減・5年ごと利差配当の有無・付加できる特約などで比較した。参考までに苦情率(苦情数÷契約数 ※生命保険協会公表)を算出し、自分が苦情を言う可能性があるかも考慮した。

さらに1,000万円(一部は500万円)契約した場合の保険料と、支払った保険料が何%で戻るかを示す「返戻率」を比較した。解約返戻金で利益を出すなら低解約返戻金型が妥当(終身保険の種類を参照)なため、今回は死亡保険金と保険料から返戻率を算出した。契約者は30・40・50歳に分け、保険料の払込完了を60歳とした。また、他の金融商品(定期預金・国債・社債など)より得かを計るため、40歳契約で平均寿命の80歳で死亡保険金を受け取った場合の利回り(保険料を何%で運用したか)でお得さを比較した。

名称 かんぽ
ながいき
明治安田
明治安田
シニア
ソニー
有期払込
アフラック
終身
ジブラルタ
終身
AIG富士
終身
オリックス
終身
コープ共済
ずっと
契約年齢 20~65歳 16~80歳 50~70歳 0~85歳 3~80歳 20~50歳 6~75歳 0~70歳 0~70歳
払込年齢 60~75歳 15年 3年~ 60~70歳 5歳刻み 10年以上 5歳刻み 60~70歳
保険金
増減
一定 一定 漸減 一定 一定 一定 一定 一定 一定
5年ごと
利差配当
- - - - - - -
特約 災害/傷害
疾病
傷害/がん
リビング
- 沢山 - 死亡/介護
年金
災害/傷害
三大疾病
災害/傷害
リビング
リビング
苦情率 0.64% 0.46% 0.46% 0.57% 1.08% 1.35% 0.24% 0.42% -
保険料
返戻率
30歳
\21,100
131.6%
\22,950
121.0%
- \19,620
141.5%
\7,810※
106.7%
\21,940
126.6%
\10,695※
129.8%
\21,760
127.6%
\21,200
131.0%
保険料
返戻率
40歳
\33,000
126.2%
- - \31,260
133.2%
\10,070※
103.4%
\34,090
122.2%
\16,760※
124.3%
\33,800
123.2%
\33,500
124.3%
保険料
返戻率
50歳
\67,500
123.4%
- \10,000
76.1%
- \13,625※
101.9%
\72,370
115.1%
\34,435※
121.0%
\70,250
118.6%
\69,800
119.3%
利回り 0.66% 0.42% -0.96% 0.83% 0.09% 0.56% 0.58% 0.58% 0.61%
終身保険の比較表(かんぽ生命ながいき・明治安田生命 パイオニアE・シニアプラン・ソニー生命・アフラック・ジブラルタ・AIG富士生命・オリックス生命・コープ共済 ずっと)

上図で左から2番目の明治安田生命 終身保険パイオニアEだが、契約年齢の上限は80歳までと同社のシニアプランより高く名称に反して上限は広い。また、5年ごと利差配当が存在している点はプラスで、市場環境次第では配当金を受け取ることで想定よりも高いパフォーマンス(保険料は安く&返戻率は高くなる)になる可能性がある。苦情率は、かつては過去に様々な不祥事があった企業ではあるが、近々の数字で他社より突出した数字ではないようだ。とはいえ企業の本質が早々に変わるわけもなく、保険会社の対応・保険金の支払などには相応の注意を払った方がいいだろう。

保険料は同じ条件では他社より若干高く、お得さを表す返戻率では悪くはないが他社に劣る。とはいえ上図には無い多くの終身保険には返戻率が110%台~100%台の保険もあることを考えれば、決して返戻率が悪い保険ではない。現に利回りに換算しても、定期預金・個人向け国債などと同等程度の0.4%で特別に不利というわけではない。

結論としては、特別に悪いわけでもないが、保険料の安さ・返戻率の高さを重視するなら他社の保険の方がオススメだ。他方で、特別に悪くないなら他の保険を明治安田にしている人なら、窓口一本化というメリットを考えれば契約する余地はある。しかし、他社との数字の差は決して小さいとはいえず、それなら他の保険と併せて他社の保険を検討する方が妥当といえるかもしれない。