三井住友海上プライマリー生命 しあわせずっと/ 外貨建て終身保険の返戻率・予定利率・保険金・保障を評価 レビュー

三井住友海上プライマリー生命 しあわせずっと
オススメ度:
3
保険会社:
三井住友海上プライマリー生命
名称:
しあわせずっと(しあわせの架け橋/外貨建定額終身保険/GROWING LIFE)
通貨:
米ドル・ユーロ・豪ドル
支払方法:
一時払い
予定利率:
米ドル1.50% ユーロ0.10% 豪2.40%
特徴:
安心して確実に「しあわせをずっと」その手に

三井住友海上プライマリー生命 しあわせずっとは見た目の予定利率は低いが?

しあわせずっとは三井住友海上プライマリー生命の一時払い外貨建て終身保険で、各県の地方銀行でのみ契約できる。名称は異なるが中身が同一の保険に、みずほ銀行の「しあわせの架け橋」、野村證券の「三井住友プライマリー外貨建定額終身保険」、シティバンク銀行の「GROWING LIFE」がある。以下、しあわせずっとの概要を記載し他社と比較する。

三井住友海上プライマリー生命 しあわせずっとの仕組み・予定利率・返戻率・解約返戻金(解約払戻金)・死亡保険金など

この保険は一時払いで一気に保険料を支払い、それを米ドル・ユーロ・オーストラリアドルのうち自分が選択した外貨で運用される。死亡保険金はスタート時には一時払い保険料相当額に抑えられるが、その後は通貨毎の予定利率に応じて増加していく。他社の同型の保険は契約時から一時払い保険料よりも死亡保険金が大きい反面、その後は予定利率を上回った場合のみ死亡保険金が増加する。この保険は予定利率に応じて増え続けるため、長生きするほどに死亡保険金は増加する特徴(感覚的には外貨預金に近い)を持つ。
そのため、他社よりも考慮しなければならないのが自分の年齢だ。豪ドルの場合だと10年後に為替レート度外視で死亡保険金が30%程度は増加するが、それだと他社の保険の死亡返戻率に劣る(後述の図を参照)。平均寿命を男80歳・女85歳とすると今現在で60代後半なら、この保険を利用する価値は小さくなる。他方で自分の年齢が60歳以下だと15年以上の運用期間があるため価値は大きくなってくる。

次に下図では、各社の外貨建て終身保険(予定利率変動型)を選択できる通貨・契約できる年齢・予定利率の更改時期・支払い方法・死亡保険金の増減・死亡保険金の返戻率・解約返戻金が支払った保険料を上回るタイミング等で比較した。いずれも為替レートの変動は度外視して計算している点に注意してほしい。また、参考までに苦情率(苦情数÷契約数 ※生命保険協会公表)を算出し顧客満足度面も考慮した。さらに予定利率と最低保証の予定利率を比較し、他の金融商品である定期預金・国債・社債等より得かを確認した。

名称 日本生命
エバー
第一F
レシーブ
第一F
ギフト
メットライフ
外貨一時払
メットライフ
Be with
三井住友
プライマリー
マスミューチ
ュアル
三井生命
クルーズ
メットライフ
米ドル終身
通貨 米欧豪 日米豪 日米豪 米欧豪
契約年齢 16~85歳 0~85歳 40~87歳 40~80歳 0~85歳 0~87歳 50~87歳 0~70歳
支払方法 一時払 一時払 一時払 一時払 一時払 一時払 一時払 月払い 月払い
予定利率
更改
10年 10年 10年 15年 15年 10年 20年 15年 毎月
死亡保険金
増減
漸増
(緩和)
一定
利率次第
一定
2段階
一定
利率次第
一定
利率次第
漸増
利率次第
2段階
利率次第
一定 一定
利率次第
死亡返戻率 100%
~119%
100%
~103%
~186% 152.4%~ 145.4%~ 134.3%
10年後
115%
~164%
169.8% 180.7%
解約返戻率
100%超
4~6年後 10年以降 ~15年 ~15年? 3~5年 変動 25年 25年
苦情率 0.56% 0.07% 0.07% 0.78% 0.78% 2.31% 0.69% 0.92% 0.78%
予定利率 米2.5% 米1.76%
欧-----%
豪2.88%
豪2.96% 日1.00%
米2.76%
豪3.67%
日1.00%
米2.76%
豪3.67%
米1.50%
欧0.10%
豪2.40%
豪2.8%
~3.66%
豪3.6% 米3.0%
最低保証 米0.05% 0.55% 豪2.50% 日1.00%
米2.00%
豪2.25%
日1.00%
米2.00%
豪2.25%
0.01% 豪0.5% 豪2.5% 米3.0%
外貨建て終身保険の比較表(日本生命エバー・第一フロンティア生命レシーブ・ギフト・メットライフ生命・Be with・三井住友プライマリー・マスミューチュアル生命・三井生命・メットライフ生命

上図で右から4番目の三井住友プライマリー生命 しあわせずっとだが、選択できる通貨は米ドル・ユーロ・豪ドルで、同じタイプの保険では数少ないユーロが選択できる保険でもある。契約できる年齢幅は0~87歳で他社と大差は無いが、0歳からのため子供(孫)名義で長期を見据えて契約するという手もある。死亡保険金は前述の通り契約時から利率に応じて漸増するが、日本生命のような引受基準緩和型ではない。死亡返戻率は米ドルではなく豪ドルなのだが、それでも他社よりも明らかに低いのが分かる(大抵は豪ドルの方が死亡返戻率が高めに設定されている)。前段で記述したように、やはり中長期(最低でも15年程度)を見据えなければいけないだろう。解約して受け取る解約返戻金は、最短で3年で一時払い保険料を上回りそうだが、実際には現在の豪ドルの予定利率からすれば最短でも5年以上は見ておいた方がいいだろう。

予定利率は現在のところ米ドルで1.50%、ユーロで0.10%、豪ドルで2.40%で他社よりも低い。しかし、既述の通り半永久的に利率で増加するため、他社の保険よりも低いがお得度は高い。

結論としては、見た目の予定利率こそ低いが中長期を見据えるならオススメできそうだ。死亡保障(死亡保険金)でも貯蓄目的(解約返戻金)狙いでも、中長期なら他社より有利な可能性が高い。重ね重ねになるが、中長期とは最低でも15年以上が目安となる。実際には為替レートの影響を受けるため、タイミング次第では思った以上に利益にならないケースも想定される。とはいえ、円換算で15年後に150%近い返戻率となっていれば、10~15円程度の円高なら容易に耐えられるため、為替も中長期で円安になると考えるなら、この保険の有用度は更に高まるといえるだろう。